ポメ柴の性格や特徴、値段や寿命・体重は？ブリーダーやしつけの方法

ポメ柴ってどんな犬？

渡邉 静香さん(@w.shizuka)がシェアした投稿 - 3月 11, 2018 at 12:28午前 PST

• ポメラニアンと柴犬のミックス犬
• 体重：約6～8㎏
• 体高：約25～34㎝

ポメ柴とは、ポメラニアンの純血種と柴犬の純血種から生まれたミックス犬のことです。

ポメ柴の親であるポメラニアンは超小型犬で、柴犬はやや身体が大きめながら小型犬に分類されている犬種です。

この2匹から生まれたポメ柴の体重は一般的に6～8㎏と言われており、ポメ柴が立った状態で地面から肩甲骨の一番高い部分までの高さのことを指す体高は、約25～34㎝と言われています。

ポメ柴の外見

• 体つき：柴犬
• 被毛：ポメラニアン
• 目つき：ポメラニアンのアーモンド形
• 鼻：柴犬
• 身体の大きさ：柴犬よりやや小さめ

このポメラニアンと柴犬から生まれたポメ柴は、どのような外見をしているのでしょうか。親のポメラニアンと柴犬の特徴をどの程度ずつ引き継ぐかによって個体差がありますが、一般的にポメ柴の体つきは柴犬似、被毛はロングコートのポメラニアンの特徴が現れることが多いと言われています。

ポメ柴の顔を見てみると、目つきは釣り目の柴犬より、ポメラニアンのアーモンド形の優しい目つきの方が多く、鼻は柴犬に似ていることが多いようです。

この目とふわりとした被毛で、全体的には優しい雰囲気の柴犬といった印象がもたれます。

ポメ柴のピンと立っている耳や背中に向かって巻いている尻尾は、親であるポメラニアンと柴犬の両方の特徴を引き継いでいます。

ポメ柴の身体の大きさはポメラニアンよりは大きく、柴犬よりはやや小さめになります。

ポメ柴の親であるポメラニアンと柴犬の外見

ポメラニアンの外見

ポメ柴の親であるポメラニアンは、小さな手足に大きく丸い目玉が特徴的なとても愛らしい顔をしています。細く柔らかいロングコート（長毛）に覆われていて、その被毛の色は多種多様です。

柴犬の外見

もう一方の親である柴犬は、日本原産の土着犬と言われており、日本犬の中では唯一の小型犬です。身体は小型ながら骨格はしっかりとしていて、くるりと巻いた尻尾とはっきりとした立ち耳が特徴的な犬種です。

ポメ柴の性格

@miro___vがシェアした投稿 - 3月 25, 2018 at 3:38午前 PDT

• 番犬向き
• 気が強い
• 警戒心が強い
• 知っている相手には友好的

優しい顔をしているポメ柴ですが、親であるポメラニアンと柴犬の気の強さと警戒心の強さをしっかりと引き継いでおり、ポメ柴は見知らぬ相手に立ち向かっていきます。

ポメ柴は警戒心が強いので見知らぬ相手にはよく吠えますが、無駄に吠えることをあまりしません。そのためポメ柴は小柄な身体ながら番犬にむいているとも言われます。

しかしながらその一方で、ポメ柴は社交的な面も持ち合わせており、知っている相手には友好的に接することができるといいます。

とはいうものの飼い主と認めた人間でないとポメ柴は服従が難しく、しつけには飼い主も苦戦することになります。

ポメ柴と上手く信頼関係を築くことが出来れば、ポメラニアンの甘えん坊さも兼ね備えられているポメ柴ですから、ともに楽しい時間を過ごせるパートナーとなるでしょう。

ポメ柴の特徴

chinatsu?さん(@chinatsu816)がシェアした投稿 - 3月 14, 2018 at 6:43午前 PDT

ポメ柴の外見や性格を見てきましたが、その他にもポメ柴を飼ううえで知っておくべき特徴がいくつかあります。以下にいくつかの特徴を紹介します。

ポメ柴の運動

• 散歩の時間：1日15～30分程
• 散歩の回数：1日2回程

犬は散歩が足りないと運動不足でストレスを抱えることがあります。ストレスをためないようにするために、天気などにも左右されますが、できるだけ毎日散歩をして適度な運動をさせてあげましょう。

ポメ柴の散歩の時間は具体的に示されていませんが、ポメ柴の大きさには個体差があるので、それを加味したうえで散歩時間を設定するとよいでしょう。

ちなみに親であるポメラニアンは1日15分を2回程度、もう一方の親の柴犬は身体がやや大きめということもあり1日30分を2回程度と言われています。

ポメ柴の平均的な大きさも考えれば、1日約15～30分の間でポメ柴の体力や体調に合わせて、1日2回散歩程させてあげるといいでしょう。

運動のためと無理に長時間散歩させることは、ポメ柴の身体の負担にもなるので気をつけてください。

ポメ柴の抜け毛の対策

ポメ柴の親であるポメラニアンと柴犬はともに抜け毛が多い犬種です。ポメ柴もその性質をしっかりと引き継いでいて抜け毛が多くなります。そのため日々の抜け毛対策が欠かせません。

ポメ柴のお手入れ

• ポメ柴の毛は絡まりやすい
• 毎日のブラッシングが必要
• 月に一度程度シャンプーをする

毎日のブラッシングはポメ柴の抜け毛の対策には有効で、特にロングコートのポメ柴は被毛が絡まりやすくなるので、ブラッシングによって毛の絡まりをとってあげるといいでしょう。

またブラッシングには抜け毛の対策の他にも、被毛についている汚れを落として身体を清潔に保つ役割や、飼い主が毎日行なうことで、ポメ柴の身体の異変に気づきやすくなり病気の早期発見にもつながることがあります。

飼い主とポメ柴とのコミュニケーションとしても有効なので、ぜひ毎日行なうようにしてください。

ポメ柴の抜け毛の対策にはシャンプーをしてあげることも有効です。月に一度程度、犬用のシャンプーを使いポメ柴をシャンプーをしてあげるようにします。

ポメ柴のしつけ

ポメ柴のしつけは、ポメラニアンと柴犬の両方の性質が受け継がれていることを理解して行う必要があります。ポメ柴を迎え入れたら必要になる「しつけのポイント」を確認してみましょう。

吠え癖や噛み癖の対策は必須

見知らぬ相手や敵だと認識した相手に行うポメ柴の「吠え癖」や「噛み癖」は、自分や飼い主、なわばりを守ろうとして、「威嚇」や「嫌なことを伝える意思表示」として行われる傾向にあります。

吠え癖や噛み癖を防ぐためには、「警戒すべき見知らぬ相手」や「怖いもの」が多くできないように、ポメ柴が子犬の頃からいろいろな人や犬、環境に慣らす練習をしておきましょう。

お出かけの時や来客がある時に飼い主以外の人からおやつをもらってみたり、動物病院やしつけ教室主催のパピークラス（子犬のしつけレッスン）に参加して、人や犬との交流の仕方を積極的に教えてあげることをおすすめします。

また、ポメ柴は好奇心旺盛なポメラニアンと、運動量が豊富な柴犬の血を引いています。遊びや散歩は毎日行い、退屈感や運動不足からくる吠えたい衝動や精神的なイライラを生まないことも大切です。

良いこと・ダメなことをはっきりと教える

ポメ柴は頭がよく、「しても良いこと」と「ダメなこと」を教えてあげれば、しっかりとルールを守ってくれます。

しかし、やりたくないことや嫌なことに対してはかたくなに拒否する頑固な一面もあるため、覚えてほしい指示を伝えたい時にはポメ柴をほめて、「嬉しい」「楽しい」という気持ちからやる気アップにつなげる方法がおすすめです。

してはいけないことをとっさに伝える時には、「ダメ！」などのポメ柴にも理解しやすい短い言葉で、その場ですぐに伝えましょう。

ただし、時間を空けてしまうとポメ柴には叱られる理由がよくわからず、飼い主のことを「怒ってばかりの嫌な人」と認識してしまう可能性もあるので注意が必要です。

ポメ柴の寿命

凛ママ(dori)さん(@rin_chan__mama)がシェアした投稿 - 3月 6, 2018 at 7:44午前 PST

• ポメ柴の寿命は約12～15年
• 小型犬の平均寿命ぐらい生きる

ポメ柴の寿命は約12～15年と言われています。一般社団法人ペットフード協会の調査によると、2015年の犬全体の平均寿命は14.85歳でした。

犬は一般的に、身体の大きさが小さくなればなるほど、その寿命が長くなります。小型犬の平均寿命は12～15年と言われていますので、小型のポメ柴の寿命は、小型犬の平均寿命くらい生きるようです。

犬は餌や生活環境によって寿命が長くも短くもなります。愛情をもって適切にポメ柴の環境を整えてあげることで、その寿命を少しでも長くすることができるでしょう。

ポメ柴の迎え入れ方

ポメラニアンと柴犬はどちらも人気の犬種であり、ペットショップやブリーダーからも迎え入れやすい一方で、ポメ柴となると取り扱いが少ないのが現状です。

そのため、ポメ柴を迎え入れるのであれば、専門のブリーダーやミックス犬を多く販売しているペットショップを中心に探しましょう。

子犬の値段は20万円～30万円ほどになることが多いですが、親犬の血統が良い、月齢が幼い、顔立ちが整っているなどの場合は、40万円以上の高額になることもあります。

他にも、飼育グッズや食べ慣れているフードの購入、ペット保険への加入など、ポメ柴を新しい家に迎え入れるために追加で必要なものの費用が加わることもあるため、事前によく確認することが大切です。

ポメ柴に関するまとめ

今回初めてポメ柴という犬を知った、という方もいらしたのではないでしょうか。

あまり共通点があるようには見えないポメラニアンと柴犬ですが、その2匹の間から生まれるポメ柴は、見事にこの2匹のかわいらしさを融合させた外見をしています。

ポメ柴を飼うために多少の手間がかかる点はあるかもしれませんが、ポメ柴のかわいらしさはその苦労を忘れさせてくれることでしょう。