ミックス犬の寿命は諸説ある
まずこの記事で言う「ミックス犬」とは、純血種同士の違う犬種が掛け合わされたワンちゃんのことを指します。
様々な犬種が自然界で掛け合わされた「雑種」の場合は、自然淘汰を勝ち抜いた遺伝子が残り、その地域の環境に適した犬であることから寿命は長いと言われていますが、ミックス犬の寿命については諸説あり、
- ミックス犬は長生きする
- ミックス犬の寿命は短い
と全く逆な説もあり、分かれています。
今回は、諸説あるなかの「ミックス犬は寿命が短い」という説について、その理由を書いていきたいと思います。
ミックス犬の寿命が短いと言わている理由
ミックス犬の寿命が短いと言わている理由は病気になりやすく、そのため長く生きられない(=寿命が短い)といわれ、それぞれ親犬の特徴によるものが理由です。
例えば寿命、チワワの平均寿命は12歳から20歳といわれ、トイプードルの平均寿命は14歳から17歳といわれており長いです。逆に大型犬であれば平均寿命は短いです。極端な例ですが寿命が短い犬種と、寿命が長い犬種を掛け合わせれば当然長くなるとは、言えなくなります。
チワワ・トイプードルと犬種はどちらの寿命も長生きです。では今度は、生活していく上でかかりやすい病気に注目します。チワワのかかりやすい病気に膝蓋骨内方脱臼を患うことがあり、プードルもかかりやすい病気に膝蓋骨内方脱臼があります。
ミックス犬は長く生きる遺伝子を受け継ぐと同時に、足の病気(膝蓋骨内方脱臼)にかかりやすい子犬が誕生することになります。もちろんこれは「かかりやすい病気」なので、ミックス犬を飼う際には、様々なことを考慮して気をつけなければなりません。
ミックス犬(10kg以下)の平均寿命はおおよそ13歳
平均寿命はおおよそ13歳
ミックス犬の平均寿命は以前と比べると伸びているとされており、現在ではミックス犬の寿命は13歳が目安となっています。ミックス犬の中でも柴犬をミックスしている犬種は平均寿命よりも長生きをするというデータがあり、約15歳が目安となっています。
しかしながら、平均寿命はワンちゃんの体格によっても左右されるので、一概に平均寿命が何歳であるとは断定しにくいものです。ひとつの目安として体重から出されている平均寿命のデータを参考にするといいでしょう。
- 5kg以下のミックス犬→14歳
- 10kg以下のミックス犬→13歳
- 20kg以下のミックス犬→12歳
- 20kgを超えるミックス犬→10歳
他の犬種と比べると確かにミックス犬は寿命が短いと言えます。また、身体が大きくなればなるほどミックス犬の寿命は短くなる傾向があります。純粋な犬種であっても大型犬は小型犬と比べると寿命が短い犬種も多いのである意味当然の傾向であると言えます。
ミックス犬の寿命は伸ばすことはできる
ミックス犬の最高齢は26歳
ミックス犬は他の犬種と比較すると特に5kg以下の小型犬の場合には寿命が短い傾向にあります。チワワの平均寿命が12歳から20歳とされており、長寿を全うする可能性が高い犬種です。ですが、同じ小型犬であっても、ミックス犬は平均寿命の振り幅が少ないです。
よって、やはり純粋な犬種よりは寿命が短いというデータが多いという結果となります。この事は変えようのない事実です。では、データで証明されているからといってミックス犬は必ずしも長生きが出来ないのでしょうか。
実はそうではありません。平均寿命のデータはあくまで目安でしかないのです。飼い方にさえ気を配っていればミックス犬であっても長く生きてもらうこともできるでしょう。
例えば日本で飼育されていたミックス犬の最高齢は26歳8ヶ月を記録しています。また海外では20年以上生きていたというデータもありますので、うちのワンちゃんはミックス犬だから身体が弱く、寿命も短いのだと悲観する事はありません。
重要なのはミックス犬の体質に合わせた飼い方であると考えます。通常のワンちゃんよりも、より厳しく飼い方には注意を払う必要があります。
ミックス犬の寿命を左右する食べ物を与えないこと
ミックス犬に食べさせる物は注意を!
一般的にワンちゃんにはネギやチョコレートといった食べ物は与えてはならないとされています。ミックス犬も同様にネギやチョコレートの類の食べ物は与えないように十分に注意をしましょう。
また飼い主が与えなくてもワンちゃんが誤飲してしまう可能性もあるので、愛犬のそばにはネギとチョコレートは決して置かないようにした下さい。
特にチョコレートはおやつとして、つい手の届く場所に置いてしまいがちです。人間の手に届くという事はワンちゃんにとっても容易に手が届いてしまいます。おやつの置き場所にはしっかりと気をつけるようにしましょう。
そして、基本的にミックス犬には人間の食べる物は身体に大きな負担が掛かるので出来る限り与えないように注意をしましょう。
ミックス犬の寿命に関するまとめ
ミックス犬の寿命は他の純粋な犬種と比べると比較的短い傾向があります。特に小型犬の場合は寿命の差が顕著に表れます。
しかし、飼い方にさえ気を付けていればミックス犬の寿命を延ばし、長く一緒に過ごす事も可能です。平均寿命とされている数値はあくまで目安なので、知識として活用し愛犬との楽しい時間を無駄にしないようにする事が大切です。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
あの頃は外飼いが主流で、今ほど犬の命も大切にされてなかったような。今となればもっともっと大切に出来たのに、と後悔ばかりです
50代以上 男性 匿名
ゴールデンレトリバーと何かの雑種です。
昭和後期から平成にかけていわゆる番犬で、もちろん外で飼い、残飯や鳥の骨も与えてました。
夏は蚊取り線香だけです。病気一つせず老衰で逝きました。ただ散歩は少なく、後悔しています。ごめんなさい。
40代 女性 匿名
2匹とも老衰で苦しむことなく静かに逝きました。
大きな病気や怪我もせず、とても飼い主孝行だったと思ってます。
個人的な主観ですが、うちのミックスたちは其々の犬種のいいとこ取りだったと思います、ポメラニアンのミックスの方は特有のキャンキャン甲高い声で鳴くこと意外躾に困ることもなく、ミニチュアダックスのミックスに至っては全く吠えなく躾もしやすかったです。