アメリカが原産の犬種22選!特徴も合わせてご紹介

アメリカが原産の犬種22選!特徴も合わせてご紹介

アメリカ生まれの犬といえばどんなイメージを持ちますか?アメリカが原産国の犬種を特徴も合わせていくつかご紹介します!

お気に入り登録

アメリカン・コッカー・スパニエル

たたずむアメリカンコッカースパニエル

イギリスから初めてアメリカへ渡った移民が連れていたのが、イングリッシュ・コッカースパニエルです。そのイングリッシュ・コッカースパニエルを祖先として、アメリカン・コッカースパニエルが誕生したといわれています。イギリスでは猟犬として活躍していましたが、アメリカでは主に愛玩犬として改良が加えられています。近年ではディズニー映画の『わんわん物語』に登場したことでも有名です。

平らな頭頂部には垂れ耳を持ち、筋肉質な身体には厚めの長毛の被毛が特徴的な中型犬です。カラーはクリーム、ブラック、ダークレッドブラウンなどが見られます。

好奇心が強く、賢く遊び好きな明るい性格です。警戒心が少なく、人懐こい友好的な犬種でもあります。運動が大好きで体力があるため、毎日1時間程度の散歩は欠かせません。賢く遊び好きな面もあるため、ドッグスポーツにも向いています。被毛の厚いダブルコートには週に3回以上のブラッシングに加え、月に1回はトリミングが必要です。

アメリカン・コッカー・スパニエルはルーツが狩猟犬であるため、比較的しつけしやすい犬種です。遊びを交えたしつけは運動を兼ねながら訓練できるため活発なアメリカン・コッカー・スパニエルと相性がいいです。アメリカン・コッカー・スパニエルの販売価格は20万円前後が相場です。高い個体になると30万円で取引されるケースもあります。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリア

駆けるアメリカンスタッフォードシャーテリアル

イギリス移民より持ち込まれたスタッフォードシャー・ブル・テリアを祖先とし、闘犬として改良を重ねられました。

筋骨隆々のがっしりとした体型で体の下部に重心があるため、闘う際に安定した態勢を保つことができます。瞬発力と機敏さといった優れた運動神経に合わせて強靭な顎を持ちます。被毛は光沢を放つ短毛で、垂れ耳と垂れ尾を持ちます。

見た目に反してとても優しく友好的な性格です。闘犬として飼い主への忠誠心が非常に強い反面、防衛本能も高いため、危険が及んでいる際には攻撃性を見せることがあります。顎の力が強い犬種でもあるため、十分な知識とコントロール力を持つ飼い主に飼育される必要があります。基本的には愛情深く優しい性格です。叱るしつけではなく、褒めるしつけで信頼関係を築きましょう。

エネルギッシュな犬種のため、しっかりとした運動が必要です。1時間ほどの散歩を1日に2回以上行い、公園や庭でも思い切り遊んであげましょう。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは闘犬をルーツとした犬種であるため、攻撃的な一面を併せ持っています。興奮すると暴走することもあるため子犬の頃から厳しくしつけることが大切です。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは20万円前後で取引されることがあります。ただし、アメリカ原産の犬であるため日本での取引数は少ないです。

アメリカン・エスキモー・ドッグ

芝生で寝転ぶアメリカンエスキモードッグ

アメリカン・スピッツの別名を持つアメリカン・エスキモー。第一次世界大戦中のアメリカ国内で起きた反独感情の影響で、改名された歴史を持ちます。典型的なスピッツ系の犬種のため、実際には現在でもスピッツと呼ばれる場合があります。

小さな立ち耳は分厚く、ふわふわとしたロングコートの被毛は厚めの二層で防水性と防寒性があります。コンパクトな身体にはふさふさの巻き尾を持ちます。スタンダード、ミニチュア、トイの三種がいます。

賢く活発、フレンドリーで明るい性格です。飼い主を喜ばせることが大好きで、他のペットや子どもとも仲良くすることができます。信頼関係を築くことで、従順なパートナーとなってくれるでしょう。

活発で運動好きのため、毎日のしっかりとした運動が必要です。散歩に加えて、知能を使った遊びやゲームをさせてあげましょう。二層の被毛には抜け毛やむだ毛も多いため、頻繁なブラッシングやコーミングが必要です。

アメリカン・エスキモー・ドッグは知性が高いことから、しつけしやすい犬として人気が高いです。簡単な芸も比較的早く覚えることが可能です。ただし、警戒心が強い個体もいます。特に吠えに対しては厳しめにしつけてあげましょう。アメリカン・エスキモー・ドッグは日本国内で取引されることが極めて少ない犬種です。そのため販売価格の相場などは定まっていません。入手するのは対応しているブリーダーか輸入業者に相談する必要があります。

アメリカン・フォックスハウンド

においを嗅ぐアメリカンフォックスハウンド

イギリス植民地時代にイングリッシュ・フォックスハウンドを元として作出されました。初めにアメリカへフォックスハウンドタイプの犬を持ち込んだ『ロバート・ブルック』にちなみブルック・フォックスハウンドという別名を持ちます。古くから猟犬として飼育されていましたが、現在でも家庭犬よりも猟犬として活躍しています。

被毛は硬めのスムースコートで、垂れ耳と垂れ尾を持つ大型犬です。弾力性に優れた後ろ足と、独特な吠え声が狩猟能力を高めています。

従順で行儀がよく、マイペースで忍耐強い性格です。猟犬らしく活発で運動が大好きなため、非常に多くの運動量が必要です。元来、猟犬として飼育されているため、自然の多い場所での飼育が望ましく、都会などの家庭で飼育するのは難しいといわれています。

アメリカン・フォックスハウンドは狩猟犬をルーツとしているため他犬に対して攻撃的になったり、ムダ吠えをしてしまったりします。そのため、子犬の頃からコントロールできるように待てなどを厳しくしつけておきましょう。

アメリカン・フォックスハウンドを迎え入れるには海外輸入業者に相談するか対応ブリーダーを探す必要があります。いずれの形にせよ各サービスを利用する手数料や輸入コストを踏まえて50万円以上はかかると思っておく方がいいです。

アメリカン・ウォーター・スパニエル

水の中をかけるスパニエル

アメリカン・ウォーター・スパニエルの作出については、一切の記録が残っていません。しかしながら、アメリカにおいて鳥獣狩猟犬として大変優れた能力を発揮してきました。現在ではウィスコンシン州の「州犬」とされています。

中型犬に分類されますが、大きなガチョウを咥えて運べるほど頑丈な鼻口部と、捕まえた鳥を傷つけないための上唇を持ち、体格は筋肉質で水陸両方に適応した頑強な四肢を持ちます。よだれを垂らす個体もいます。

飼い主や周囲を喜ばせることが好きな、感受性が強く明るい性格です。その名の通り水が大好きです。楽しいことも大好きなため、水場での遊びや知能と使うような運動をさせてあげましょう。1週間に1回のブラッシングと、長い垂れ耳には定期的なお手入れが必要です。

アメリカン・ウォーター・スパニエルは猟犬として活躍してきた犬だけあり、知性が高く従順でしつけしやすいです。ただし、攻撃的な一面もあり力強いため飼い主さんが常にコントロールできるようにしつけておく必要はあります。

アメリカン・ウォーター・スパニエルは世界的にも飼育数が少ないとされている犬種です。そのため日本のペットショップで取り扱われることはまずなく、輸入業者に相談することで購入できます。購入予算としては最低でも50万円は必要だと思っておいた方がいいです。

アラスカンマラミュート

アラスカンマラミュートはアメリカを原産国とする大型犬の一種です。北極の国々でそり犬として活躍していた歴史があります。シベリアンハスキーに類似した外見をしていますが、アラスカンマラミュートの方が大きく力強いです。

人懐っこい性格の個体が多く、しつけしやすい品種です。ただし、大型犬ゆえ力強い筋肉を有しており、十分な運動量も必要です。そのため力が弱い方や忙しく散歩の時間が確保しにくい方には不向きな犬種といえます。アラスカンマラミュートの販売価格は幅が大きいです。高くて100万、安価なケースだと30万ほどで取引されていることが多いです。

オーストラリアンシェパード

オーストラリアンシェパードは中型犬に分類される犬種です。名前に「オーストラリアン」と付いていますがアメリカを原産国とする犬種です。由来は諸説ありますが、オーストラリアからアメリカに移住した羊飼いの犬たちが品種改良を重ね、現在のオーストラリアンシェパードに至ったとされています。

祖先が羊飼いの牧羊犬だったことから、従順な性格となりやすく知能も賢いです。そのため、しつけしやすいですが、興奮して暴走することがある犬種です。オーストラリアンシェパードの販売価格は30万円前後であることが多いです。血統が優秀であれば50万円以上で取引されることもあります。

チェサピークベイレトリバー

大型のレトリバー種に分類されているチェサピークベイレトリバーは、知性が高く原産国であるアメリカでは、盲導犬としても活躍している犬種です。そのため、しつけを覚えるのが早く人に懐きやすい性格です。

運動量を満たすために毎日散歩へ連れていく必要はありますが、比較的飼いやすい犬種です。ただし、飼いやすさは信頼関係・主従関係があってこそです。チェサピークベイレトリバーを飼うときは時間をかけて関係を構築していってください。チェサピークベイレトリバーは30~40万円前後で取引されるケースが多いです。

ブラックアンドタンクーンハウンド

ブラックアンドタンクーンハウンドは猟犬としても活躍している犬種ですが、温厚で人に懐きやすい性格傾向です。ただし、しつけの難易度は比較的に高めで自由行動をとりがちです。

そのため飼育される方はブラックアンドタンクーンハウンドに主従関係を理解させ、一貫した態度で躾ける必要があります。ブラックアンドタンクーンハウンドは国内のペットショップで取り扱うケースが少なく、ブリーダーや里親からの迎え入れがメインとなります。

ボストンテリア

眉間に白いラインが入ったような毛色が特徴的なボストンテリアもアメリカを原産国とする犬種です。小型犬ながら明るく元気よく動き回る犬種です。その一方で飼い主さんの言うことを聞きやすいため、しつけしやすい一面があります。ただし、やや頑固なところもあるため、適切な主従関係の構築が求められます。

ボストンテリアの販売価格は目安として30~40万円ほどです。条件やブリーダーなどによっては20万円前後で取引されるケースもあります。

ブルーチッククーンハウンド

ブルーチッククーンハウンドはアライグマやキツネ狩りにおいて猟犬として活躍している品種です。アメリカのルイジアナ州を原産とし、比較的近年に誕生した犬種でもあります。

猟犬として活躍するため自己判断する傾向が強く、飼い主さんの態度によっては言うことを聞かない可能性もあります。ただし、知性は高いため適切な態度でしつけできれば十分コントロールできます。

ブルーチッククーンハウンドは国内での取引量が少なくブリーダー・里親から迎え入れるか、輸入購入する必要があります。輸入の場合、海外の情勢が関わってくるため購入価格の変動は激しいです。少なくとも50万円以上は必要となります。

アメリカンブルーガスコン

アメリカンブルーガスコンは上記で解説したブルーチッククーンハウンドの祖先にあたる品種です。アメリカンブルーガスコンをより小型に品種改良し、狩猟効率を高めたのがブルーチッククーンハウンドとなります。

ブルーチッククーンハウンド同様、猟犬として活躍していたことから、しつけの難易度は高いです。国内での取引は少ないため、譲渡もしくは輸入が主な入手方法となります。

レッドボーンクーンハウンド

レッドボーンクーンハウンドも狩猟犬として活躍しているアメリカ原産の犬種です。品種名の由来は品種改良に成功したブリーダーのレッドボーン氏からきているとされています。友好的な性格の個体が多く、学習意欲も高いためしつけしやすい傾向にあります。

ただし、散歩中に暴走してしまう恐れもあるため、飼い主さんは常にコントロールできるよう気を引き締める必要があります。レッドボーンクーンハウンドも国内での取引は少なく、通常のペットショップでは購入できないことがほとんどです。

ツリーイングウォーカークーンハウンド

ツリーイングウォーカークーンハウンドもアメリカを原産国とし、猟犬として活躍している品種です。猟犬として活躍していることから、しつけの覚えは良好です。ただし、神経質な一面もあり鳴き声が大きいため犬初心者にはハードルが高い犬種です。

アメリカの犬種であるため、日本での取引量は少なく繁殖しているブリーダーも少ないです。そのため、購入価格はブリーダーとの直接交渉によって大きく変化します。

ウルフドッグ

ウルフドッグはその名の通り狼をルーツとする犬種です。大型犬の中でも特に大きい犬種であり、独立心も強いことからしつけは難しめです。犬の飼育に慣れていない方・力が弱い方だと飼うのは困難です。

ウルフドッグの取引価格は50万円前後が相場です。ただし、犬の状態や輸入状況などの要 因によっても価格は変動します。

シャイロシェパード

シャイロシェパードは優しい性格と高い知性を併せ持った犬種です。飼い主さんに対して従順な傾向があるためしつけしやすく、番犬としても活躍できます。 日本国内での取引数・対応ブリーダーは少ないですが、30万円前後で販売されていることが多いです。成犬になった個体だと15万円ほどで取引されることもあります。

アメリカンピットブルテルア

アメリカンピットブルテルアは闘犬をルーツとする犬種です。闘犬に由来する犬種であるため非常に力強く勇敢な性格となりやすいです。その一方で飼い主に対しては従順で忍耐力もあります。

過去にはその性質を悪用された歴史もあることから危険な犬というイメージが定着している地域もあります。しつけの重要性は高いものの正しく飼育すれば、きちんと言うことを聞いてくれる品種です。日本国内では20〜30万円を相場として取引されています。

トイフォックステリア

トイフォックステリアは細長くすらっとした足に光沢ある短毛が特徴的な小型犬です。学習能力が高く飼い主に忠実な性格です。その学習能力の高さから過去にはサーカス犬として活躍していたこともあります。

運動量はそれなりに必要ですが、小型犬で従順な性格であるため初心者の飼い主でもコントロールしやすい犬種といえます。残念ながらトイフォックステリアは日本では流通がほぼない犬種となります。独自に取り扱っているブリーダーか輸入サービスを探す必要があり、どちらも購入費用は高いと考えられます。

アメリカンブルドッグ

アメリカンブルドッグはイギリスを原産とするブルドッグを、さらにアメリカで品種改良することで誕生した犬種です。アメリカンブルドッグの中でも分類が3つあり、切れ長い目のスコットタイプ、筋肉質のジョンソンタイプ、スコットとジョンソンとの間に誕生したハイブリッドタイプの3種類に分かれます。

いずれのタイプも忠誠心が強く温和な性格になりやすい傾向があります。ただし、闘犬としての攻撃性も秘めているため飼い主が厳格にしつけておく必要があります。アメリカンブルドッグも日本での取引量が少ない犬種です。そのため価格相場などもありませんが、一般的にブルドッグ種は人気が高いです。そのためアメリカンブルドッグを購入できたとしても価格は高くなることが予想されます。

イングリッシュクーンハウンド

アメリカを原産国とする猟犬種のひとつです。ツリーイングドッグの中でも赤みががかった被毛を有する種が分類されています。アメリカンイングリッシュクーンハウンドやレッドティック・クーンハウンドとも呼ばれます。

性格は協調性が高く、忠誠心も有しています。ただし、しつけの覚えはあまり良くなく猟犬としての本能から暴走してしまう恐れもあります。他のツリーイングドッグ同様、日本国内での取引量は少ないため価格相場がありません。入手するのしても独自で対応しているブリーダー・輸入サービスを検討する必要があります。

プロットハウンド

プロットハウンドは活発さと愛情深さを併せ持つ犬種です。狩猟犬として活躍していたこともあり、賢くしつけの覚えも早いです。その一方で興奮すると暴走してしまう恐れがあり、力強いため犬をコントロールできない方だと飼育は難しいです。

プロットハウンドは国内で取引されることが、とても少ないです。対応しているブリーダーも少ないため入手困難な品種といえます。

ミニチュアアメリカンシェパード

牧羊犬であるオーストラリアンシェパードをルーツとする小型犬です。機敏に活動できる高い身体能力を有しています。訓練はしやすい性格ですが警戒心が強いため、暴走することがないようコントロールできるようにしておく必要があります。

ミニチュアアメリカンシェパードも日本国内ペットショップで取り扱われることが極めて少ないです。ただし、国内でも一部のブリーダーは対応しているケースがあるようです。

まとめ

犬と女性

犬は人間の子供と同じ地位を持つといわれ、当たり前に家族として扱われるアメリカ。そんな愛犬家国家の一つである「アメリカ」の名を冠すアメリカ原産の犬種を紹介しました。

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    アメリカ原産の犬種は、水や氷、雪などに強い犬が多いように思います。愛玩犬より使役犬だった歴史も多いですよね。
    オーストラリアンシェパードもアメリカ原産の犬種ですね。国名が入っているのにオーストラリア原産じゃないところがユニークです。
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。