ハバニーズの特徴
ハバニーズの見た目の特徴は、何と言ってもフワフワの被毛です。毛質にも巻き毛や直毛などバリエーションがあり、どちらかと言えば巻き毛のハバニーズに人気があります。
ハバニーズの性格は活発で人懐っこく、いつも飼い主さんや家族の注目を集めたいので、動き回っている元気な犬です。お散歩をしていても、色々な人に振り向いてもらいたいので、愛嬌を振りまき、愛想が良いです。このような性格なので初めて犬を飼う人や、高齢者にも向いている犬と言えるでしょう。
ハバニーズの値段
日本ではハバニーズを手に入れようと思っても、実はなかなか手に入らない、希少価値の高い犬です。国内にいるハバニーズのブリーダーはとても少なく、産まれてもすぐに買い手が付いてしまうので、こまめにインターネットで探して情報を集める事をおすすめします。海外からの輸入もできますが、いずれにしても30万円から50万円ほどの高額な価格が付いています。
ハバニーズの寿命
ハバニーズはその昔、スペインの商人たちの手によってキューバへと持ち込まれ、当時の貴族など富裕層のペットとして、可愛がられていました。平均寿命は12年から14年ほどなので、上手に育ててあげることで、とても長生きしてくれる犬種です。
ハバニーズの性格
ハバニーズは一言で言うならば、天真爛漫な子どものような性格です。元々、貴族たちの猟犬として活躍していた犬種でもある事から、体力があり、嗅覚にも優れています。また、猟犬として人に仕えていた事からも、ご主人様には忠実であることが分かります。
ハバニーズは注目を集めるのがとても好きなので、人懐っこいのはもちろんの事、社交性があり、どんな犬とでも仲良くなれると言われているほどです。頭が良く、教えたことをどんどん吸収してくれる、賢い頭脳を持ち合わせています。
かつて、ハバニーズはサーカスでも活躍していた歴史があるので、身体能力にも長けています。そして、とても勇敢なので、番犬としての役割も果たしてくれます。
命に関わるような、大きな病気をしづらいので、飼い主さんが日頃から健康管理をしっかりしてあげる事で、ハバニーズの寿命を延ばしてあげる事ができるでしょう。
ハバニーズの飼い方
ハバニーズは人懐っこい反面、臆病なところもあるので、ビックリして吠え出してしまう事がある犬です。基本的には社交性がある性格なのですが、閉鎖的な環境で育ててしまうと、他の人や犬を見て驚いてしまい、吠え癖が付いてしまう可能性があります。
そうならないためにも、外に出せるくらいに成長したら、子犬のうちからなるべく色々なものを見せてあげるようにしましょう。ハバニーズは室内飼いに向いていて、お散歩にもそんなに気を遣う必要が無い犬なのですが、特に子犬の頃に外界に触れさせる事は重要です。その後の無駄吠え防止にもなるので、人や犬とは積極的に交流してあげましょう。
ハバニーズは、直毛や巻き毛の個体がありますが、どちらも毎日のブラッシングが必要です。特にハバニーズの巻き毛タイプは人気も高いのですが、シルクのように細い毛なので、被毛が絡まりやすいです。日々のお手入れがあまり得意では無いのであれば、トリミングで少し短めにカットしてあげる事もおすすめです。
ハバニーズの歴史
ハバニーズはキューバが原産で、国犬にもなっている犬です。キューバの首都はハバナですが、ハバニーズの名前は首都ハバナから付けられています。元々キューバでは、上流社会の貴族へ献上するための犬だったので、一般市民がハバニーズを飼っている姿を見る事はありませんでした。
時を経て、ヨーロッパでもハバニーズが飼われるようになった18世紀頃には、ドッグショーなどでも登場するほど、徐々にメジャーな犬になっていきます。
20世紀、キューバ革命が起こった事をきっかけに、それまで貴族中心にペットとして飼われていたハバニーズも、一般市民に飼育される普通のペットとなりましたが、その後の第二次世界大戦などで絶滅の危機を迎え、ハバニーズはもう殆どキューバには残っていないとも言われていました。
しかし、実はキューバ革命の時に、目と鼻の先でもあるアメリカへ11匹のハバニーズが、亡命者と共に海を渡っていたのです。現在その11匹のハバニーズの子孫たちが、今こうして愛玩犬として可愛がられています。
最後に、ハバニーズを見ると、マルチーズやビションフリーゼを思い出す方も多いのでは無いでしょうか。それもそのはず、かつてハバニーズが改良されるにあたり、マルチーズやビションフリーゼ、プードルなども掛け合わせられています。
めったに見かけることが無いハバニーズですが、ひと目見て気に入る人が多いのは、馴染みのある愛玩犬に似ているからなのかもしれませんね。
まとめ
ハバニーズは、まだあまり日本で見かける事が無いのですが、間違いなくじわりじわりと、年々人気が出てきている犬種です。ハバニーズは温厚で大人しく、留守番も平気という飼いやすさと、飼育しやすい大きさ、そして何より愛くるしい表情や行動で、飼い主さんを和ませてくれる事でも人気です。
ハバニーズを入手するには、世界でも最も多く飼育されているアメリカから輸入する方法が、一番手っ取り早いようです。
ユーザーのコメント
20代 女性 めれんげ
毛のタイプが直毛と巻き毛のタイプがあるそうですが、巻き毛なのはトイ・プードルから来ているのかもしれないですね♪毛質が綺麗で細そうなのでブラッシングはかかせませんが、あまり短くカットはせずサラサラふわふわの毛質を大事にしたい容姿ですね〜〜。
性格も初心者にも飼いやすく犬種の癖もあまりなさそうなので躾などしやすそうだなぁと思いました。
仔犬の時期に初めての経験をたくさんさせてあげれば色々吸収してくれそうですし、社交性があるとの事なので他のわんちゃんとも仲良くできますし、お散歩でよく会うわんちゃんなど犬同士のスキンシップが上手くとれるのは良いですよね!
そんなハバニーズですが、まだまだ日本で飼われている数は少ないとの事ですね。名前も聞いた事がなかったですし、ペットショップなどでも見かけた事はないです。ブリーダーさん自体も少ないようですので、飼いたくてもなかなか難しいんですね。
なかなか海外から輸入するにはハードルも高いですし、迎える前にわんちゃんを見てから決めたい場合や両親などを見たい方や、迎えた後もブリーダーさんが相談に乗ってくれるか(信頼できるブリーダーなども含め)などハバニーズだから飼うわけではないですもんね。
時間はかかるかもしれないですが、国内でブリーダーさんを探すのが良いのかなとおもいます。
ハバニーズは犬種的にかかりやすい大きな病気はあまりなく、先天的な物も少なそうですので比較的病気になりづらいのも飼いやすさの一つだと思います。
これからハバニーズを見かける機会が増えるかもしれないですね♪
女性 たこ
30代 女性 こむぎ