愛犬はどう?暑さに弱い犬種12選

愛犬はどう?暑さに弱い犬種12選【獣医師監修】

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あなたの愛犬は暑くなってくると、少し散歩に出ただけで、呼吸が早くなったり、すぐに散歩をやめて帰りたがったりしませんか?実は、犬は、もともと寒さに強く、暑さに弱い生き物です。その中でも、特に暑さに弱く、熱中症などになりやすいために夏に注意が必要な5犬種をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

厳しい暑さに対処出来ない?!犬の体温調整の仕組み

舌を出している犬

犬は、人間のように汗をかいて体から水分を蒸発させて、体温を下げることが出来ません。
犬が激しく走ったり、興奮したりすると「ハッハッハッ」と激しく呼吸することがありますよね。その激しい呼吸を「パンティング」と言います。
「パンティング」をしている時に体の表面や、足の裏などを触ると、静かにしている時よりも熱くなっているはずです。
そうして身体の中のたまった熱を外へ出すために、激しく呼吸をすれば、空気の流れを作ることが出来ます。
舌や気道の上の水分を呼気で弾き飛ばしながら気化させて、温度を下げる、というのが、犬の体温調整の仕組みです。
ところが、激しく呼吸をすると、肺やその周辺の筋肉も激しく動くので、なかなか体温が下がりきらないのです。

暑さに弱く、注意が必要な犬種の持つ身体的特徴

犬いっぱい

短吻種

  • シーズ
  • パグ
  • ブルドッグ

鼻先が短く、「短吻種」として分類されている犬種は、体の熱を冷ますための身体機能が低く、体に熱が溜まりやすいので、熱中症の注意が必要です。
パグ、ブルドック、フレンチブルドック、さらにこの特徴を持っているペキニーズや、シーズーは鼻先が短いだけでなく、体毛も長いので、例え室内にいても熱中症になる可能性があるので、室温にも気を配りましょう。

「ダブルコート」で長毛

  • ゴールデンリトリーバー
  • シェルティー(シェットランドシープドック)
  • アメリカンコッカースパニエル

二重構造になっている体毛を「ダブルコート」と言います。
体の表面を覆っているのが「上毛(オーバーコート)」、その下に生えている毛が「下毛(アンダーコート)」です。
この「下毛(アンダーコート)」は、気温が冬から春、秋から冬への換毛期と呼ばれる時期に
生え換わります。この体毛の二重構造は、寒さから身を守るために犬の体の仕組みです。
けれども、寒さから体を見を守るためのこの進化は、逆に犬を暑さに対して弱い生き物にしてしまいました。
この二重構造の「ダブルコート」に対して、「シングルコート」と呼ばれる体毛の構造も
あります。
人間による品種改良で、「下毛(アンダーコート)」が少なくなっている状態で、「シングル」という名称ですが、こちらも二重の構造になっています。
それでも、「下毛(アンダーコート)」が少ない分、「シングルコート」と呼ばれている体毛を持つ犬種の方が「ダブルコート」の犬種と比べると、比較的暑さに強いと言えます。
日本で多くペットとして飼育されている犬種で、ダブルコートの上、「上毛(オーバーコート)」が長く、さらに活発で運動が好き、けれども運動が不足すると肥満になりやすい3犬種を、特に注意が必要な犬種として選出してみました。

足が短い犬種

  • ダッククフンド
  • コーギー
  • バセットハウンド

夏の暑さは、上空の太陽から照らされるだけでなく、地面からの照り返しの熱も見過ごせません。
地面から体が近い犬種も、地面からの暑さを体に直接受けやすいので、暑さに弱く、注意が必要です。

寒い地方原産の犬種

  • セントバーナード
  • シベリアンハスキー
  • グレートピレネーズ

セントバーナードの原産国はスイス。シベリアン・ハスキーは、北極圏です。またグレート・ピレネーズの原産国もフランスの山岳地帯で、やはり雪の多い地域です。
厳しい寒さに耐えられるように品種改良されているので、その分暑さには弱く、体も大きいので、体の中の熱を「パンディング」だけでは逃がすことが出来ません。
出来れば、室内に入れて飼うのがベストだと思いますが、大型犬だけに外飼いされている方も多いと思います。作出された国と同じ環境を作ることは出来ないけれど、なるべく日陰や風通しの良いところで過ごせる環境を整え、体調を崩していないか気を配りましょう。

まとめ

寝ている犬

今回は、身体的特徴や、作出された国の気候などから、特に暑さに弱いと思われる犬種をピックアップしましたが、犬種に関わらず、病中、病後の犬や、1歳未満の幼犬や、10歳以上のシニアも、厳しい暑さに中にさらすと、熱中症になる危険性があります。犬は、気温25度以上でも熱中症になると言われているので、真昼の散歩はやめ、外飼いの犬は、日陰で過ごせるように環境を整えてあげましょう。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    飼っているシーズーも確かに暑さには弱いです。人間が少し暑いかなと思うくらいの気温でも、愛犬にはすごく暑いと感じてしまっているようです。パンティングをしている時はそれが治まるくらいの気温へ調整するようにしています。
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