希少価値が高い犬種ランキング

希少価値が高い犬種ランキング

希少価値が高い犬のほとんどは、数が少ないことから高値がついているようです。今回は100万円以上の高値がつくような希少な犬種を5つ紹介します。

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高値が付く犬TOP5

1位:チベタン・マスティフ (100万円~数千万円)

チベタン・マスティフ

ライオンのような風貌のチベタン・マスティフは、もっとも高値で取引がされる犬種として有名です。名前からわかるように、チベット高原が原産で、体重が100kgを超えることもある超大型犬です。
繁殖期が1年に1度しかなく、頭数が少ないことから保護動物にも指定されています。さらに、特定のチベットの系統の血統しか種として認めない風潮に対し、中国富裕層での人気などから、市場に出回る個体数が足りなく高値がつくようになりました。

2011年には中国で1,200元、日本円で1億円以上の値がついたことで話題となりましたが、2014年にはそれを超える約2億円で取引がされたといいます。
チベタン・マスティフの価格高騰の要因は、中国の富裕層の中でこの犬種を飼うことが富の象徴、一種のステータスシンボルになった背景があります。しかし元来の価格も100万円~。血統や毛並みなどが良い個体になると1,000万円を超える高価な犬種といえそうです。

なぜ、中国の富裕層にチベタン・マスティフがこんなに愛されるかというと、理由はライオンのような容姿にありました。首の周りのタテガミが「獅子」のようで、これが風水的にとても良いとのことなんだとか。なので、このタテガミが立派であるほど価格が上がるそうです。しかしチベタンマスティフは超大型犬であることに加え、警戒心や攻撃性が強く、飼育は比較的難しいようです。

2位:サモエド (120万円前後)

サモエド

ロシア原産の、真っ白でフカフカの被毛に覆われた大きな体のサモエドは、やはり世界で高価な犬として知られています。
古代より極寒の地に住んでいたため、豊富な毛量で大きく見えますが、じつは中型犬なのだそうです。
優美な立ち姿に、かつてはソリ引きとして活躍したほどの強靭な筋肉、穏やかな性格で、「サモエドスマイル」と呼ばれる表情も人気の理由だそう。
頭数が少ないことから希少価値が上がり、被毛が純白であるほど高値が付くということです。

3位:イングリッシュ・ブルドッグ(100万円前後)

イングリッシュ・ブルドッグ

イングリッシュ・ブルドッグという名称はあまり馴染みがありませんが、ブルドッグの原産はイギリスなのだそう。
ブルドッグが他の犬種に比べて高値がつくのは、容姿を優先した品種改良の結果、妊娠しにくい体質となり(不妊傾向にある)、また妊娠しても子犬の頭が大きいため自然分娩ができず帝王切開が必要となること、一度の出産頭数が2,3頭と少ないことなど、他の犬種に比べブリーディングをするのに手間やコストが非常にかかることが理由です。さらに、そういった理由からさかんにブリーディングが行われず、個体数が少ないことも高値がつく要因です。

ブルドッグは愛嬌のある顔と、穏やかな性格が人気の犬種ですが、歴史をさかのぼると、13世紀にイギリスで人気だった「ブル・バイティング」競技で使われていたほど凶暴性のある犬種でした。牛を攻撃するために、噛み付いた状態でも呼吸ができるように改良されたのが、あの鼻ぺちゃ姿です。その後動物愛護の広まりからブル・バイティングから解放されたブルドッグは、その魅力的な風貌を活かしペット用としてさらに改良が続けられて、現在のユーモアあふれる心優しい性格になったといわれています。

4位:ロットワイラー(100万円前後)

ロットワイラー

ロットワイラーはドイツ原産の大型犬です。ロットワイラーの祖先といわれる犬がローマ帝国時代に確認されています。かつてはローマ軍の侵攻について行き、荷物を運ぶ牛をけん引していたといわれています。現在では牧羊犬や警察犬、ペットとして活躍の場を変えています。

「生きた金庫」と呼ばれるほど優秀な番犬として改良され、とても賢く落ち着きのある犬種です。しかし、やはり大昔の闘犬時代の攻撃性が残っている個体もいます。アメリカではペットとしても人気の定番犬種ですが、たまに攻撃性が問題となりブリーディングが見直されているという現実もあります。きちんとしつけられる人でないと飼うのは難しいかもしれません。

5位:ローシェン(100万円前後)

ローシェン

日本では聞き覚えのない犬種ですが、フランス原産の人気犬種です。
体重4kg~8kgの小型犬で、ライオンカットと呼ばれるヘアスタイルが特徴的。ショードッグとして人気です。
やはり希少価値・価格の高さは頭数が少ないことが理由です。豊富な被毛はケアが大変で手間がかかること、しつけが入りにくい犬種であることが要因のようです。

まとめ

複数の犬

中国の富裕層の一部の人たちは、自らのステイタスを示すためにチベタン・マスティフを飼っているのだそうです。ドバイの富豪は、ライオンやチーターなどの猛獣をペットにするそうですし、確かに、大きな犬や動物、かつ希少な種を飼えるというのは、経済的な余裕があってこそのことですね。もちろん、上記にない犬種でも血統の良さなどからもっと高価な犬がいるでしょう。犬をお金を払って買うことに賛否があるとも聞きますが、珍しくて高価な犬も、一般的な犬種や血統がわからなくても、犬は犬です。人間に勝手に評価されてしまう犬たちが、少々不憫ではありますが、どの犬も温かい家庭に迎え入れられて終生幸せでいられるのならいいですよね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    パピヨン9才
    ペットショップの処分犬
    ワクチン完済の1才25000円でした。

    地球上のわんちゃんでこのこ以上のわんちゃんはいません!
    愛犬家のみなさんは如何でしょうか?
    ステイタスのパーツとして飼っていますか?
    高価だから?
    違いますよね?
    血統書がついてても、ミックス犬でも保護犬でも、かけがえのない家族ですよね‼

    自分のパートナーに値段はつけれません。
    うちのぱぴさんが世界中で一番です(^-^)ゝ゛
  • 投稿者

    20代 女性 あめたま

    100万円以上もする犬種は本当に存在するのだろうかという疑問に応えてくれたのが本記事です。

    紹介されていた犬種の殆どが凛とした顔立ちをしているワンちゃん達で気品溢れる堂々とした姿に100万円以上の価値が付くのは当然だと思いました。

    特にイングリッシュ・ブルドッグは私達が普段ペットショップで目にするブルドッグと大差ないように思えますが、毛並みや品種改良といった様々な要因が伴って高価な犬種になったのだろうと考えられます。

    しかし、高価な犬種の犬は飼育が困難であったり、身体が弱いといったような特徴が挙げられます。

    したがって、飼育する際はペットを財力のアピールとして利用するのではなく、適切な信頼関係を築き上げる事が重要です。

    どんなに高価な犬であっても病気も怪我もしますし、感情だって存在します。

    おもちゃのように扱うのではなく、一つの命として接してあげましょう。
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