仔犬の社会化期にすべき3つのトレーニング

仔犬の社会化期にすべき3つのトレーニング【ドッグトレーナー監修】

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みなさんは愛犬のお外嫌いや人嫌いで悩んでいませんか?それは社会性不足の可能性があります。わんちゃんの社会性を身につけることは、数年後のわんちゃんのためにもなります。子犬の時期にしっかり社会性を身につけさせましょう。

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記事の監修

埼玉を中心に、しつけ方教室/問題行動のリハビリ/ドッグダンスレッスンまで行う。ドギーホームルームでは、愛犬のトレーニングのみにとどまらず、飼い主様のフォローに力を入れる事でQOLを向上させます。また、JCHA公認のハイドロセラピスト・フィットネストレーナーでもある為、愛犬の健康増進にも力を入れています。【埼玉・東京・横浜でオーナーレッスン随時開催】
《公式HP》ドギーホームルーム

トイプードル

以前飼っていた愛犬(トイプードル・雄)は、生後3ヶ月半で我が家に迎えました。ワクチンも終わり、いよいよお散歩となった時に彼の臆病な性格に気づきました。

散歩に連れ出そうとしても、ブルブル震えて玄関から出ようとせず、やっと出ても一目散に家に逃げ帰るような日々が続きました。これでは散歩どころではありません。
特にひどかったのは子供に囲まれるような状況です。
「わぁー、可愛い」と近寄ってくる子供を見ると、恐怖のあまりお漏らしをするほどの怯えようでした。

当時出張の訓練士さんを頼んでいましたが、社会化不足であると指摘されました。

仔犬の社会化期は、生後2~4ヶ月とされていますが、私も含め、多くの方はこの時期に仔犬を迎えます。
最近ではペットショップでも積極的に社会化教育に力を入れて、広めのサークルで仔犬同士を遊ばせていますが、当時は小さなショーケースに一頭ずつ陳列するような時代でした。

人間の子供が友達との遊びを通してコミュニケーションの取り方を学んでいくのと同様に、犬もこの時期に人や犬との遊びの中で社会性を身につけていきます。それをしないと、将来犬見知り、人見知りのワンコになってしまいます。

訓練士さんは、当時のペットショップの状況にも疑問を抱いていたので、私のような悩みを持つ飼い主さんが多いことも熟知していました。
それでも「諦めることはない。臆病な性格を変えることはできないけど、慣らせることならできる」と言われ、じっくりと馴致を中心とした社会化教育を始めました。

愛犬に社会性を身につけさせる

トイプードル

犬が人間社会で暮らす上で必要なことは、

  1. 外の生活音に慣れさせること
  2. あらゆる年代の人や多種の犬に慣れるさせこと
  3. 人に対して絶対にやってはいけないことを教える

というこの3つです。

外の生活音に慣れさせること

車やバイクなどの生活音は、時間の経過と共に慣れていきましたが、よその子供がバタバタと走り寄ってくるのだけはどうしても苦手でした。

そこで近所の子供を数人集め、小さなおやつを彼らに渡して愛犬に食べさせて欲しいと頼みました。
いきなりバタバタと近づかず、しゃがんだまま下からゆっくりと手を出すようにと子供達に接し方を教えました。それを何人かに交代でやってもらった結果、子供嫌いはひと月程度でクリアーしました。

臆病なワンコや子供嫌いなワンコは、せわしない動きが苦手です。そのため、ゆっくりとした動作で接するように言葉を添えるのが効果的です。他にも犬が苦手としやすい、また興奮してしまいやすい生活音として考えられるのは家のチャイムや電話、掃除機、ドライヤーなど。知らない音、大きな音にはびっくりして吠えてしまうことなどがあるので子犬のうちからわざとチャイムや電話を頻繁に鳴らしたり、掃除機をかけながらおやつをあげていい印象をつけたりするのがおすすめです。

飼い主が苦手な原因を知り、可能な範囲でその原因を取り除くべきです。
その上で犬には、「勇気を出して近づけばいいことがある。それどころか、怖いことなんて何もないじゃないか」と学習させるのがこのトレーニングの目的です。

過保護な飼い主さんは、苦手なら仕方がない、無理に慣れさせるのはかわいそうと諦めますが、それではいつまで経っても苦手の克服はできません。無理強いをして怖い思いをさせるのは禁物ですが、苦手の克服を諦めてはいけません。

あらゆる年代の人や多種の犬に慣れるさせこと

よその人にも積極的に抱っこしてもらうことを心がけていたら、少しずつよその人にも外の世界にも慣れていきました。
日々の散歩でも、飼い主同士がコミュニケーションを取れば、犬同士も自然と仲良くなるという姿を目の当たりにして、愛犬を社交的なワンコにしたければ、飼い主も社交的であるべきと、この時に実感しました。

もし、愛犬が他人を快く受け入れる余裕がありそうであればわざとバタバタと大きな足音を立てて近づいておやつをあげてもらうようにしたり、あえて少し乱暴に撫でてもらったり、頭の上からなでてもらったりするようにして「本来は犬が嫌がる行為」に対しても慣らしておく事もいいでしょう。

もちろん、今挙げたことを一気に社会化するのではなく、ひとつずつ項目分けするような感覚でクリアさせていくようにしましょう。人間社会で生きていくには、犬の扱いに慣れていない人や予測不能な動きをする子供などとも接していくことは避けられず、そうしたやや乱雑な扱いを受ける可能性もあります。

そのようなときにびっくりして吠えてしまったり噛んでしまうことのないように予防しておくつもりで色々な近づき方、触り方をしてみましょう。この練習は他人ではなく、まずは信頼している飼い主がやってみることからはじめるとより受け入れやすいでしょう。

犬の表情やしぐさをよく観察して、どんな扱いを受けることが苦手なのかということを把握して、強引に進めることはせず、おやつや遊び、褒めてあげることなどごほうびを上手に使いながら社会化していくようにしましょう。

人に対して絶対にやってはいけないことを教える

生後4ヶ月といえば甘噛みのピークです。遊んでいる時や甘えて体を預けてくると始めますが、これは人と暮らす上では絶対にやってはいけないことです。

まず噛んだ瞬間、「いけない!」と言ってその場を離れます。仔犬にとって楽しい遊びが終わり、一人ぼっちになることが罰です。
そこで罰を与えたわけですから、それ以上くどくど叱る必要はありませんが、叱る時はその瞬間を逃さないことがポイントです。

愛犬を叱る

まとめ

仔犬の成長のスピードはとても早く、良いことも悪いことも日々学習していきます。

獣医さんは最後のワクチンが終わるまでは外に出さないようにと言いますが、最近では「社会化期の仔犬は積極的に外に出し、外の世界に触れさせるべき」という考え方も増えてきました。
また、最近では仔犬の社会化教育用に生活音を録音したCDも販売されています。

1歳くらいまでなら社会化教育は十分に間に合います。
たくさんお出かけして、たくさんの経験をさせておくと、その後の十数年が本当に楽しく暮らせます。
この社会化期の過ごし方こそ人間で言うところの「三つ子の魂百までも」の時期なのですから。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 抹茶ロール

    我が家の犬は現在1歳になりました!とても元気で可愛いです。犬を初めて飼うので、問題が出てくる度に毎度試行錯誤したり、本やインターネットで調べたり、時には犬を飼っている友人に聞いたりして今まで乗り越えてきました。この「社会化期」というのはとても重要だと思います。特に犬を飼うのが初めての私たちのような場合は、犬を迎え入れる前によく理解しておくと良いですね。我が家の愛犬も初めて外へ連れて出た時はビックリした様子でブルブル震えていました。しばらく経ったら、見るもの全てが新鮮で面白い!といった様子で楽しそうに歩き出し、なんだかこちらもホッコリした気持ちになったことをまだ覚えています。愛犬に社会性を身につけさせておくと、飼い主さんも気持ち的に楽になると思います。あまりにも人見知りが激しくて、ドッグパークにも連れていってあげられなくなってしまったと嘆いている飼い主さんもいました。何事も訓練や慣れが大事ですね
  • 投稿者

    40代 女性 こたママ

    もう何年も前の話ですが、パピーパーティに参加したことがあり、インストラクターの方から「社会化するには今から大急ぎでやらなくちゃいけない!今からでは遅すぎるくらいだから頑張ってたくさんやってあげて!」と言われたのを覚えています。その時4か月すぎくらいだったので「この月齢で遅いの??」とびっくりした記憶があります。でもそれから色々としつけの本を読んだりしていたら、本当に4か月が臨界期という感じなんですよね。インストラクターの方は、これから100人の人と会わせるつもりで頑張って!と言われましたので、散歩はなるべく人通りが多い駅前などを通ったりして、色々な人や物を見せるようにしました。それが功を奏したのかわかりませんが、人が好きで臆することのない子になったので、あの時教えてもらえてよかったと本当に思っています。
  • 投稿者

    40代 女性 ネーブル

    この記事を読んで、私が初めて子犬をお迎えした頃の事を思い出しました。
    生後3ヶ月でお迎えし、ワクチン等が終わり散歩に行けるようになったのは生後4ヶ月近くの頃です。
    幸い、外を怖がるという様子はなく、散歩に行くのは好むタイプでしたが
    何せ飼い主がビギナー。どうやって、愛犬と散歩をすればいいのかすらもよくわからない中
    心配だったのは、他者や他犬とのコミュニケーションでした。
    例えば、飼い主の手の甘噛みは駄目なことは学習していても
    「人間の手」を甘噛みしては駄目という認知には至っていない点とか
    他のワンちゃんを噛んだり噛まれたりということが起こったらどうしようと、不安ばかりが先に立っていました。
    社会化が必要なのは頭ではわかっていても、事故を起こすぐらいなら、そこそこのレベルでいいのではないだろうかか?街に馴染んで大人しく歩くだけで十分ではないか?しかし、飼い主はそう思っていても、愛犬の方はどうにもお友達が欲しかったり、出会う人が好きな様子であることは、無視できずにおり、一体どうしたらいいのだろうと悩む日々が続きました。

    きっかけになったのは、生後半年頃のこと。
    老犬を連れたおじいさんが「この子は何をしても怒らないから、ワンちゃん、好きに絡ましたり」と声をかけてくれたこと、「そこの公園に同じ年頃の同じ犬種の子がいるから遊びにおいで」と通りすがりに声をかけてくれたおばさんがいたこと。この2つをキッカケに、愛犬よりも飼い主の方が勇気を出して、コミュニケーションを取ろうと奮起した結果、たったの数日で友達のワンちゃんができ、プロレスごっこに励んだり、その傍ら、先輩犬には挨拶の仕方等もキッチリ教わっていたようです。
    また、飼い主さん達に触れ合うのが楽しかったのか、出会った人には「こんにちは」と目をみつめて愛想するという技も身につけました。不思議なことに、あれほど心配した、人の手を甘噛みすることもなかったのです。
    外での楽しみが出来てからは、「早く散歩に連れて行け!」とウルサクはなりましたが(笑)、見た目だけでなく、内面がぐっと成長しました。

    社会化というと人間社会に合わせた躾を施す要素が強いように感じますが、それは違います。ワンちゃんが人間社会という枠組の中で、楽しく(なるべくストレスなく)幸せに過ごすためにしてあげるのが目的です。
    ワンちゃんの可能性を信じてあげること、飼い主さんが勇気を出すことが第一歩。
    私の場合は、先輩飼い主さんがキッカケとなりましたが、時にはプロの手を借りるのもいいかもしれません。生後4ヶ月が臨界期というのは、ちょっと厳し過ぎるかと思いますが、「うまくいかない期間」を長引かせたまま成犬になってしまう前に、キッカケをつかむ方がいいようには思います。
  • 投稿者

    30代 女性 ラッキー

    犬の社会化は子犬の時が肝心ですよね。うちのこの場合はパピーパーティーに参加して、同じぐらいのわんちゃん達と遊ばせて社会化しました。お陰様で社会化はすんなり終わってその後のしつけも大分楽になったと思います。もし近くにしつけ教室や動物病院があるなら聞いてみるといいかもしれませんね。月1回ぐらいで開催している所が多いそうですよ。
  • 投稿者

    40代 女性 はるか

    愛犬が子犬の頃はまず抱っこして外に慣れさせてから散歩をはじめたので、散歩自体はスムーズにいきました。ただ犬の社会化は飼い主さんの勇気も必要だと思います。わたしはどうしても不安症で愛犬が怪我したらどうしようとか噛み付いたらどうしようとか色々考えてしまって中々、犬同士のコミュニケーションを取れませんでした。今思えばもう少し勇気を出してればな〜と後悔してます。
  • 投稿者

    30代 女性 ここあ

    色んな教えがあるとは思いますが、無理をさせないようにはした方がいいですよね。あんまり飼い主がハリキリ過ぎるとトラウマになってしまうことになったりするので…。その子の性格にも合わせた関わり方をしてあげたらいいと思いますね。うちも4ヶ月くらいだったかな?外に散歩へ出したのは。あんまり周りも犬を飼っている人が居なかったですけど、大人しくて吠えない良い犬って言われてますよ。しつけもしっかりできてると思います。無理して色んなところへ行かなくても大丈夫ですよ!自分の出来る範囲で愛犬のためになることを考えてあげるだけで十分だと思います(^^)
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