歯周病の悪化から患部が腫れ上がり、まさかの破裂
歯周病や歯槽膿漏は、歯みがきが苦手な子などが起きやすく、また高齢になるにつれて歯茎が弱ってグラグラになりそこに食べカスなどがたまって…という場合もありますが、なかなか『病気』として認識されにくいものです。
私の愛犬、モモ(ダックスフンド♂9歳)は11月の始めに歯周病が酷くなり、目の下の頰が腫れて膿んでしまい、その後破裂してしまいました。
実は前にも同じようなことがあり、その時は抗生物質とリーバスリーという、スプレー型の歯を洗浄する薬を買い、ちょっとずつ歯石を落としていくようにしていましたが、奥歯の方がもうかなり進行していたみたいで今回また破裂をしていました。
抜歯手術を決意
モモの症状を獣医師さんに診てもらったところ、『抗生物質で治してもそれは根本的に治っている訳ではなく、ただ抑えているだけなのでまた繰り返してしまう』とのこと。
先生は、「歯の手術は、全身麻酔という危険が伴うので率先して推める訳にはいかないが、手術をしたほうがいい」とのことでした。
モモの年齢や持病で頻度はほとんどなくなりましたが、元々はてんかんを患っていたので、その点では躊躇していました。
先生にもその事を伝えると、血液検査やそういう持病を持った子も事例があるとの事でしたので、何回も繰り返し頰が裂けるのは可哀想だからと思い、手術をお願いすることに。
手術前と後の説明
手術前
前日は夕方までは水とご飯をあげて良いですが、夜から朝にかけてはご飯と水をあげないでくださいとの事でした。
手術後
1~2時間はご飯や水は与えないようにして、その後もしご飯を食べれるのなら食べさせても大丈夫みたいです。
そして、手術後は口や鼻の辺りが腫れ、しばらく鼻血やツバなどに血がつくとの事です。
後の過ごし方は、抜糸が済むまでは激しい運動や散歩、シャンプーなどは控えてくださいとの事でした。
薬はイサロン(胃腸保護)リマダイル25MG(抗炎症剤2/1割ったもの)、アンチローブ25mg(カプセル抗生物質)を朝、夕飲ませるものと、ポビドンヨードゲル(消毒 外部傷用)をもらいました。
手術後の様子
朝9時、レントゲンを撮って手術を始め、午後4時まで一時預かりをさせて貰うという予定で一旦、モモを病院に預けることになりました。
午後4時になり迎えに病院に行き、治癒の過程とその後についての説明を受けました。
手術で抜歯した歯は全部で7本でした。
やはり顔が腫れている方の奥歯の歯が根本まで歯石だらけでした。
それと手術の最中、裂けている頰の肉が壊死してしまっていたので、そこはもうとれてしまったとの事でした。
壊死した皮をくっ付けても結局は壊死して悪化してしまうので、取るしかなかったようです。
縫える所は頰の端ほんの少しで後は接合しようとしても目の皮膚が引っ張られ目が閉じれなくなるので、傷口を乾かさないように清潔にして、そこはポビドンヨードを傷口を埋めるように湿布していくと組織が段々付いて傷口が塞がるから大丈夫だということでした。
いざ、対面
術後の説明を受けてからようやく顔を見れたモモは、点滴と首にはエリザベスカラーを巻いていました。
人見知りな子なので、看護婦さんに抱えられて来る時は震えて怯えきっていました。頰の傷も痛々しいです。
こんなことならもう少し早く手術を決断していればと後悔しました。
帰宅後
帰宅後はまだ麻酔がきいているのかボーっとしていました。
クッションなどを敷いてあげたりして、寝床を作ってあげましたが、安心できないようで、なかなか横になろうとして来れませんでしたね。
体を撫でてあげると寝るんですが、立ったまま寝てました。
しばらく撫でてあげたり声をかけてあげたりしているとようやく家に帰って来たと実感したんでしょうね、安心して横になってくれました。
安心し過ぎて伸び伸びと体を上に向けたりして寝てましたが、まだ手術後初日なので鼻水が溜まってしまい鼻をシュンシュン言わせて、溜まった鼻水(鼻血)を出していました。
帰って来てからは、寝ては起きて鼻水を出しの繰り返しでしたね。口や鼻も時間が経つにつれ少し腫れて来ました。
モモ本人も鼻が詰まったり、傷口の生臭さや鼻血がカラーに飛び散って汚れたりしてとても不愉快そうな顔をしていました。
最後に
今回、愛犬が手術をすると言う事で、もし同じように手術を考えている人がいるなら少しでも参考になればと思い記事を書かせてもらいました。
やはり、全身麻酔の事を考えればオススメはできないのですが、処置が遅れればモモのように頬の皮膚が壊死してしまい傷口が縫えないままの治療になったりと可哀想な結果になってしまうこともあります。
本来なら口と鼻が腫れてるだけで済んだのに、余計に痛い思いをさせてしまい、モモには本当に申し訳ない事をしたと思いました。
モモのように、歯周病や歯槽膿漏からこういうことにつながるケースもあります。
また、歯周病が酷くなると、あごの骨が溶けてしまったり、もろくなり折れてしまうこともあります。
そんなことになると痛い思いだけではすみません。みなさんもできるだけ歯磨きを忘れず、時々はわんちゃんの口の中の様子を見てあげてくださいね。
ユーザーのコメント
40代 女性 なつみかん
女性 ちぃーたん
20代 女性 匿名
40代 女性 有り得ないお話です
今まで、わんちゃんの為に、お洋服を買ってあげたり、美味しい物を食べさせてあげたり、旅行に連れて行ってあげたり、暖かいベットを買ってあげたり、沢山色んなことをされたと思います。
今までされてきた全てのことよりも、歯磨きは最優項目です。
あなたのわんちゃんは、犬ですか?家族ですか?。もしご自身の娘さんや息子さんが9年間歯磨きをしない事を想像してみて下さい。
有り得ないですよね?。
飼い主として保護者として、もっともっとご自身で勉強されるべきだと思います。
歯磨きは、しつけです。
うちでは、母さんとの約束事だよ。って今でも言いながら歯磨きしています。
最初は、ワンコは嫌がります。
嫌がらないよう、自分で考えて工夫して歯磨きしてあげてください。
最初は、ガーゼで口の中を吹くことから始めるのがいいと思います。その時、ご自身がイライラしないこと。
鼻歌を口づさみながら、笑顔を絶やさず磨いてあげて下さい。心はワンコに伝わります。
これ以上、身体が悪くならないことを願います
頑張って下さい!
女性 匿名
50代以上 女性 りんちゃんママ
今も2日に1回ですがしています
人間と一緒の生活と同じように寝る前の習慣としてやることが長生きの秘訣かと思います。
口が聞けないだけに、私たちと出来るだけ同じような生活習慣が出きるといいですよね?
お互い可愛いワンコ達のために歯みがき頑張りましょうね
女性 チワプー飼っています。
犬は虫歯より歯周病になり歯を失う事が多い…と知り、犬を飼いはじめた頃から歯ブラシしています。
赤ちゃんの時は歯磨きシートで。今は歯ブラシや歯磨きガムで2日に1回は必ずやるようにしてます!楽しい雰囲気で!
しかし…赤ちゃんの時から上の奥歯の色が変わっていて…先生には歯石だと言われました。今は3才ですがやはり歯石が前よりもついてます…口は臭くないですが…そろそろ歯石をとった方がいいかな?麻酔のリスクもあるので悩んでいますが…
ほっておくとどんどん歯周病が進んでしまいますもんね…
40代 女性 心配性