子犬の体に優しい購入方法

子犬の体に優しい購入方法

子犬をネットで購入するのは危険だと思われがちですが、買い方を間違えなければ安全で、しかも子犬の体に優しい買い方です。それはどういう事なのかを詳しく説明して行きます。

ネットでの購入は子犬の体に優しいやり方

子犬の生体販売自体に抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、自分が飼いたいと思う犬種を迎える場合、特にその犬種が希少種であるならば専門のブリーダーなどから迎えるしか方法はありません。
ネットが普及して、様々なショップやサービスがネット上でビジネスを行うようになり、犬種に特化したブリーダーのサイトなど、様々な専用サイトが公開されているのをご存知の方もいらっしゃるかと思います。
このように、現在ではインターネットで子犬を買うことも珍しくありません。

犬を購入できるサイトには、ブリーダーが運営しているものや、ペットショップやブローカーが運営しているところなど色々とありますが、その中でも特にペットショップやブローカーが運営しているサイトから購入した場合、トラブルの事例が沢山あるようです。
それらのトラブルの一番の原因は、子犬を見ずに購入することです。

パソコンに映った画像だけ見て購入すると、内臓疾患や【てんかん】のある子などを見分ける事ができませんし、実際の子犬と画像の子犬が同じである保証もありません。
ですからネットで子犬を購入するのなら、信用のおけるブリーダーが運営するサイトを選び、実際に子犬を自分の目で確認することで、ある程度のトラブルは避けられます。
ネットで購入する場合、サイトの運営を確認することが重要になっていきます。

際どい商売をするブローカーが多い

世の中にブローカーと言われる業者は数多くいますが、実直なブローカーなら良いのですが中には利益追求のために、かなり際どい商売をする悪徳ブローカーがいます。
全てのブローカーが危険と言う訳ではありませんが、苦情件数が多いのは事実です。

優良ブリーダーを探すのは割と簡単なのですが、ブローカーとなると調べる術がないですからね。
これは困ったものです。
もしブローカー運営サイトからネットで子犬を購入してしまった場合、次の様な事をある程度覚悟しなければなりません。

  • 生きている子犬の顔を見ずに購入する事になってしまう。
  • 注文と違う犬が届く。
  • 家に迎えたら直ぐ死んだ。
  • 多頭飼いを強要され、断ると『余った犬は殺す』と言われる。
  • 代金を支払ったのに納入されない。
  • 自宅まで届けてくれず、空港止めや運送業者の営業所止めにされてしまう。
  • 血統書が発行されない。

子犬を優良ブリーダー運営のサイトから購入すればリスクは無くなる

ペットショップやブローカー運営のサイトと、ブリーダーが運営するサイトでは買い方が全く異なります。
ペットショップ,ブローカーサイトは、子犬の顔の画像や動画が映し出されていますので、気に入った子犬の画像をクリックして購入すると言う方法です。

一方、優良ブリーダーサイトからの購入は、子犬の繁殖状況が記載されていますので犬種が決まっているのならメール,FAX,電話で問い合わせ、生まれる前から予約注文をするスタイルになっています。

子犬が産まれると自宅に電話、もしくはメールが届きます。
その際、産まれた子犬達の画像が添付されて来ますので、その中から気に入った子犬を選びます。

産まれたばかりの愛犬

その後、1ヶ月以内にブリーダーの犬舎まで出向き、子犬の健康状態をチェックしに行くことになりますが、犬舎が遠距離の場合、家族旅行を兼ねて行くのも良いのではないでしょうか。

産まれてから自宅に愛犬を迎えるまで約2ヶ月かかりますが、健康な子犬を買うための手段ですから早く愛犬に会いたいと思っても我慢して下さい。

私の場合、繁殖の都合もあり予約注文してから半年待ちました。
その間、成長の具合を見るのに3~4回愛犬の画像をメールで送ってもらい、その画像を観ながら微笑んだものです(*^-^*)

まだ耳が立っていない愛犬

そして、ブリーダーのホームページに愛犬の成長記録が記載されていましたので、それを観て迎える日を想いワクワクしていたのを思い出します。

また、ブローカーサイトからの購入は、空輸や運送業者による運搬になりますので子犬に負担が掛かる可能性があります。
その点ブリーダーサイトから購入すると、自宅まで愛犬を届けてくれるという利点があります。
プロ中のプロが届けてくれるのですから子犬の体に優しいのが何よりも嬉しいです。
また適正価格で購入できると言う利点もあります。

何処のブリーダーも一緒と言う訳ではないと思いますが、我が愛犬のブリーダーは、最初はネット販売はしていなかったそうです。
しかしブローカーによる販売価格が、適正価格とは程遠い高価な金額で売られている事を知り、ネットでも適正価格で買えるという事を知って欲しく、ネットでも販売する様になったと述べておられました。
それに、スキッパーキと言う犬種をもっと日本に広めたいと言う思惑もあったそうです。
今まで述べて来た様に、こういう買い方をすればネット購入でも健康な子犬を迎える事が出来ます。

直接ブリーダーから子犬を購入するときの問題点

「それならネットでなく直接ブリーダーから買えば良いのでは…?」
とお思いでしょう。

ネットを利用しないとブリーダーの犬舎まで行くのが1回では済まないと言う事です。
産まれた時に子犬を選びに行くのと、成長確認に行くと言う事で最低2回は行かなくてはなりません。
近いところにあれば可能ですが、犬舎が遠くにある場合はそうそう見にいくことも難しいかと思います。
ですが、これがインターネットならメールで情報のやり取りや成長の姿が確認が出来ますし、先方まで出向くのが1回で済むと言うメリットがあります。

ネットは確かに多くの情報が溢れていますので、中には事実と違っていたり信用できないサイトもあるかもしれません。
でももし、本当に信用できるブリーダーの運営するサイトから迎えることができるなら、それはネットで見つけたから悪いということにはなりませんし、ネットは怖いから近所にあるブリーダーをよく調べもせず選ぶということになれば、それは逆にトラブルの元になる可能性もあります。
ネットが良い悪いということではなく、私たち自身がしっかりと相手を見極める努力をすることが肝心だと思います。

子犬をブリーダーサイトからネットで購入する手順

①ネットや書籍で自分の生活スタイルに合った犬種を探す。

②犬種が決まったら一般的な常識とモラルがあり、愛情を持って犬に世話をしているブリー
ダーを選ぶ。
自分が決めた犬種のブリーでィングが得意なブリーダーを、JKCなどの専門機構で数人紹介してもらいネット販売しているのか検索して調べる

③ブリーダーが決まったらメールで決めた犬種を伝え予約注文をする(ブリーダーによって注文方法が若干異なる場合がある)
また、飼い主を募集している場合もありますのでホームページを確認しておくと良いでしょう。
代金の支払いは、子犬が決まった段階で銀行振込み,クレジット,現金払い、のどれかで支払う事になります。

④子犬が産まれたらメールまたは電話にてブリーダーから連絡が入ります。
その際に週単位で子犬の画像を送ってもらう様に頼んでおきましょう。
そして、1ヶ月以内にブリーダー犬舎まで出向き子犬の健康状態をチェックに行きます。
ブリーダーに会う事で犬に対する考え方や飼育方法などが勉強できますし、犬舎の衛生管理の状態も分かりますので面倒だと思わずに訪問しましょう。
私の場合、ブリーダーに予め決めてあった犬名を伝え、家に迎えてからアイコンタクトが容易くできる様にお願いしました。
それと同時にトイレの訓練もお願いして来ました。

⑤産まれたて約2ヶ月経過すると、ブリーダーが愛犬となる子犬を連れて来てくれます。
その際に躾の方法やカーミングシグナルの意味などを教えてくれますので、何か分からない事がある様ならどんどん質問して勉強しましょう。
私は愛犬が来る前の夜は興奮して殆ど眠れませんでした。
その事をブリーダーに話したら笑ってました(〃ノωノ)

子犬の購入方法に関するまとめ

ネットで子犬を購入するのは優良ブリーダーであれば問題ありません。
運搬方法が子犬に優しいですしアフターフォローもしっかりしています。
ですのでもし、どうしても家族に迎えたい犬種あり、ネット購入を考えているなら、優良ブリーダーのサイトにアクセスして購入する事をお勧めします。

そして、一番して欲しくないのが情報収集せずにネットで衝動買いする事です。
これは非常に危険が伴いますし、絶対に避けて戴きたい行為です。
また、悪徳業者から購入することでそれらの業者の活動資金にもなってしまいます。
愛犬も自分も不幸にならない様に、子犬を迎えると決めた時から出来るだけ数多く情報を収集して行動しましょう。
そうすれば貴方と愛犬との楽しい生活が約束されるでしょう。

楽しい生活

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