犬の脱水症状について 原因と見分け方、対処法や予防対策など

55117view

犬の脱水症状について 原因と見分け方、対処法や予防対策など

お気に入りに追加

犬の体は人と一緒で体の80%が水分で構成されています。体液の10%を失うと脱水症状の原因となります。犬の脱水症状の症状や対処方法の注意点等をまとめました。

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の脱水症状の原因

犬の脱水症状の主な原因は嘔吐と下痢です。体内の水分と合わせて水分に含まれているカリウムやナトリウム、ミネラル分も喪失されて脱水症状になってしまいます。

激しい嘔吐や下痢になった時は以下の病気を発症している確率が高いです。

  • 感染症
  • 急性胃炎
  • 糖尿病
  • 急性腎不全

熱中症

熱中症でも、犬は脱水症状を引き起こします。犬は汗をかく所が主に肉球にしかなく、発汗で体温調節が出来ません。舌を出して唾液を蒸散させてハァハァと呼吸で体温を調節しますが、お水を飲めていなかったり排泄を我慢していると熱中症になりやすいと言われています。熱中症と脱水症状は繋がっていますので、これからの時期に注意が必要です。

犬の脱水症状を見分ける方法

激しい嘔吐や下痢が続く場合は脱水症状が起きていないか、犬の様子を注意して観察しましょう。

  • 無気力
  • くぼんだ目
  • 呼び掛けても反応がない

等が脱水症状の症状ですが、上記と合わせて体に触れてチェックしましょう。

犬の脱水症状チェック方法

犬の首もと

  • 首の皮膚を持ち上げて放して、すぐに皮膚が元に戻らなければ脱水症状を疑いましょう。

脱水によって皮膚の弾力性を失っている状態です。

  • 歯茎の一部を白くなるまで指で押して放した後、すぐに歯茎がピンク色に戻らなければ脱水症状を疑いましょう。

毛細血管再充時間が遅いのは脱水症状の一つです。

歯茎の状態も同時に確認して下さい。

通常は潤ってつるつるしていますが、脱水症状の時は体の水分が不足している為にネバネバしています。犬の脱水症状はとても危険な状態です。これらの症状が確認されたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。

犬の脱水症状の対処方法と危険性

チワワと水の入れ物

「脱水だから水をあげたらいい」と思っている飼い主さんも多いと思いますが、その行為が更に犬を危険な状態にする事もあります。

弱った胃腸に大量のお水を与える事で、胃腸を刺激し更に嘔吐と下痢を引き起こしてしまいます。犬の体に負担がかかります、体力を消耗し、体温までも下げてしまいますので、注意が必要です。

激しい嘔吐や下痢の場合の注意点

  • 嘔吐、下痢が止まるまでお水は飲ませない。(食事もNG)
  • 湯タンポや小豆カイロ、ペットヒーターなどで犬の体を暖める。
  • 症状が落ち着いてからはお水は少量ずつ、様子を見ながらあげる。

飼い主さんは犬の脱水症状を更に酷くしないように対処方法を間違えない様に注意しましょう。嘔吐や下痢をした場合は、弱った胃腸を休ませる為に絶食する事をお勧めします。

犬が脱水症状にならないための予防方法

脱水症状にならない様に普段から生活環境を整えましょう。

  • 清潔を保つ

感染症を防ぐ為に犬の生活環境を清潔にしましょう。トイレやペットゲージ等もマメに掃除しましょう。

  • 腸内環境を整える

チワワとリンゴのイラスト

下痢を防ぐ為に腸内環境を整える事も大切です。お腹が弱い犬には、りんごのすりおろしたものを温めて、犬にあげて下さい。りんごは水溶性の食物繊維は悪玉菌を制御する力が強いのでお勧めです。また、フルーツ類で下痢をする犬もいますので様子を見ながら少しづつあげるようにしてください。

  • 水分が多い食事

普段の食事でも積極的に水分を摂取しましょう。ドライフードに、お肉や野菜のスープをトッピングしたり缶詰を与えたり工夫しましょう。

飲み水にハチミツ

ミツバチ風チワワのイラスト

動物病院の先生にはハチミツを飲み水に混ぜる事を勧めてもらいました。国産の瓶に入ったハチミツを少量混ぜるとお水をよく飲んでくれるようになるそうです。犬に合わない場合もあるので、様子を見ながらあげて下さい。

まとめ

犬の脱水症状は、普段から生活環境を整えておけば防げる場合が多いと思います。犬が嘔吐や下痢をしたら飼い主さんはハラハラですよね。我が家のワンコもつい数ヵ月前に激しい嘔吐が続いた時がありました。

心配ばかりしてうっかり、お水を片付けるのを忘れていて、ワンコはお水を飲んでしまい、止まりかけてた嘔吐が更に激しくなってしまいました。幸い脱水症状にはなりませんでしたが、とても可哀想な事をしたと反省したのを覚えています。

わかっていても思っている通りに動けない事もありますし、普段から対処方法をしっかりと把握しておきましょう。犬の安心な生活を守れる事が出来るのは、飼い主さんだけですからね。生活環境を整えて、犬の脱水症状を防ぎましょう。犬と飼い主さんが笑顔溢れる毎日でありますように♪

▼犬の病気を症状や病名から調べる▼

犬の病気大辞典!知っておきたい基礎知識

ユーザーのコメント

  • 30代 女性 ちびまま

    最近、ますます暑い日が続いています。やはり心配なのが脱水症状ですよね。
    この記事の「愛犬の健康チェック」では、わたしも知ったいた事がいくつかありましたが、新しく知った事を今後のチェックに活かしたいと思います。
  • 20代 女性 なっちゃん

    うちのわんちゃんいつも全然お水を飲んでくれなくて奮闘しています。
    もう成犬だというのに哺乳瓶で飲みたがってなかなかお皿で飲むのを極限まで我慢するんです…
    これがまたお留守番の時が大変。家にいる時は適当な時間にあげれるのですが…
    その時にウエットフードなどで与えてもいいんですね!
  • 40代 女性 MAKI

    これから夏に向かって、更に熱中症などの脱水症状に注意しなければいけませんね。
    今回、犬の歯茎のチェックで脱水状態か知る事が出来るとわかり、我が家でもいざとなったらこの方法を取り入れようと思いました。また、場合によっては処置として水を大量にあげてはいけないという事も頭に入れておかなければと思いました。
  • 20代 女性 しずえ

    この時期心配なのかわんちゃんの脱水症状ですね。わんちゃんは言葉で伝えられません。なのでわんちゃんの様子から異変を見つけてあげるしかありません。まずはならないように対策を取るのが大事ですね。

    水をこまめに飲むようにするのは当然ですが、すりりんごを少しあたためた物を与えると良いとあり驚きました。ちょっとしたおやつにもなりますしぜひ試してみたいと思いました。
  • 50代以上 女性 ほーちゃん

    うちの子もこの前ひどい嘔吐で苦しみました。
    さすがに食事はあげなかったのですが、脱水症になっては困ると思い、お水はあげてしまいました。

    本人ものどが渇いていたのか、よく飲みましたが、やはり吐いてしまいました。あげてはいけなかったんですね。
    今は元気になりました。大事にならなくてよかったです。

    この次は気をつけます、いや、次はあって欲しくないですが。
  • 40代 女性 かえで

     今年の夏はいつもより、暑かったので我が家のわんちゃんは、何度も熱中症とともに脱水症状になりました。
     気をつけて水を飲ませていたのですが、あまり飲んでくれなくて散歩してたらふらふらになり、息切れがして体は波打つし、心配になって獣医さんに診ていただきました!
     脱水症状になってしまっていました。
    すぐに、点滴などをしていただきました、一応、一晩入院になりまして元気になりました。
     体の毛も伸びきっていたので少し切っていただき、涼しくして過ごせるようにしました。
     食事内容も、替えました。
    キャベツや人参も湯がいてフードの上にのせました。
    獣医さんに相談もして食べさせたい野菜などを選びました。
    体を冷やしすぎたらだめですが、夏は体を冷ましてくれる野菜もたべさせないといけないので、きゅうりの千切りも与えました。
    脱水症にならないために、冬場もきをつけたいですね。
  • 女性 Momoko

    毎年夏場の脱水症状には困っています。今年の夏も異常なくらい暑かったですよね。
    人間の私でも、常に何か飲んでいないと頭痛などが起こってしまいました。人間でも
    いろんな症状が起こるのだから、犬にも同じような症状が起こるだろうと思っていま
    した。脱水症状で、愛犬がくぼんだ目や無気力になるなんて、怖いですね!我が家で
    も今年は犬の環境を涼しく整えてあげて、常に新鮮なお水を飲ませていました。
この記事をシェアする
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。