犬がピーナッツを食べてしまった!これって大丈夫なの?

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犬がピーナッツを食べてしまった!これって大丈夫なの?

犬がピーナッツなどのナッツ類は食べちゃダメという話をよく聞きますが、実際はどうなのしょうか?でも、ペットショップではピーナッツバターのおやつが売られていたり…本当は一体どっちなの?

監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

犬がピーナッツを食べていいのでしょうか?

ピーナッツ

基本的には、少量であれば柔らかく細かくして与えるのなら大丈夫

ピーナッツとはつまり、殻を取り、薄皮まで取った状態の落花生です。
この状態なら、味がついていないので少量で、柔らかくし、細かくしたものなら与えても大丈夫です。
しかし、与えすぎには注意してください。
消化不良・下痢や嘔吐を起こします。
つまり、犬にとってピーナッツという食品は消化に悪いものなのです。

さらに、人間用に塩やバターや砂糖がついているような加工品は与えないでください。
塩分や油や糖分などがたっぷり入っているからです。
肥満につながる可能性が高くなりますし、しかも味が濃いので喉が渇き、水分をたっぷりとるため下痢になります。
病気へのリスクが高まります。

ピーナッツのいいところ・悪いところ

犬がピーナッツを食べてもいい理由

人間でも食べ過ぎると「ニキビが出る・鼻血が出る・太る」などの噂があるピーナッツですが、本当はどうでしょうか。
実は、「美容効果・ダイエット・ガンや生活習慣病の予防」などが期待できることをご存知ですか?

では、犬にとってはどうなのでしょうか。
結論としては、『与えてもいいのですが、飼い主さんから進んで与えるものではない』と思います。

与えない方がいいということは、犬にとってピーナッツは毒なのでしょうか?

毒だとしたらなぜペットショップでピーナッツバターの入ったおやつが売られているのでしょうか…。

それは、ピーナッツそのものが、犬にとって消化の悪いもので、ピーナッツバターのように加工さえすれば食べさせられるからなのですね。
そのままあげては、場合によってはのどに詰まってしまいますし。

実はピーナッツは、人間同様、犬にとっても良い効果があります。

ピーナッツの主成分であるオレイン酸・リノール酸(不飽和脂肪酸)は、悪玉コレステロールを減らしますし、ビタミンEの抗酸化作用は、老化の防止に役立ちます。
そして犬の腸内環境まで整えてくれるんです。
なので、ペットショップでピーナッツバターの入ったクッキーなどが売られているのですね。
犬は甘いもの好きですし、甘い香りに目が輝いてしまうのも想像できますね。

ピーナッツを食べたら悪い理由

人間でも食べ過ぎると胸やけを起こしたります。
それは、ピーナッツの成分の半分は油分だからです。
悪い油ではないのですが、犬にとっては、消化不良・下痢・嘔吐・マグネシウムを多く含むので結石(泌尿器症候群)などの症状が出てしまう食べ物なのです。
大量に食べ過ぎると腸内に詰まってしまうこともあるようです。

何事も、食べ過ぎると、病気や肥満につながるということです。人間も同じですね。

もちろん個体差はありますが、落花生アレルギーを持っている犬は食べてはダメです。
超小型犬も、のどに詰まらせる可能性があります。

もしもたくさん食べてしまったら…。

消化に悪いものなので、そのままうんちで出てしまうことがほとんどですが、中には嘔吐や下痢をする犬もいます。
なるべくいつでもお水が飲める状態にしておいてあげてください。
食事は消化のいいものを用意してあげてください。
食欲が戻れば安心です。
もしも、嘔吐が長く続くようなら、かかりつけのお医者さんに連れて行ってください。

まとめ

匂いかぐ犬2匹

ごく少量ならば与えても構わないものですが、飼い主さんから、進んで与えるものではないかと思います。
薬を飲ませるのにピーナッツバターを使うこともあったりしますが…。

ピーナッツ(特にピーナッツバターの香り)がすきな犬が多く、食べている隣でほしがる目に耐えている飼い主さんも多いとは思いますが(うちの子たちも目の色が変わります)、
あげすぎると大切な愛犬が苦しむことになってしまいます。

もし与えるならば、ピーナッツバターを使ったお菓子(手作りお菓子でも)やアーモンドにしてあげてください。(こちらもあげすぎには注意です。)
ピーナッツバターを使ったお菓子を手作りするなら、犬用のピーナッツバターか、もしくは無添加の物を使ってくださいね。

普通の人間用を使うのなら、ごく少量を使うようにしてください。
手作りおやつのレシピは、検索するとたくさん出てきますよ♪
愛犬にアレルギーがあるといけないので、最初はかけらぐらいにしてくださいね。

アーモンドは、ピーナッツよりもビタミンEの含有量が多くナッツの中でNO1といわれています。
生活習慣病や動脈硬化防止効果が期待できますし、ビタミンB1・B2は疲労回復、骨を強くするカルシウムや貧血予防に鉄も含まれているナッツです。

柔らかくして、細かく砕いてご飯に混ぜたりと、少量をあげてくださいね。
アーモンドは食べてもいい食材として進められていますから、手作りご飯にチャレンジする際、一度使ってみてはいかがでしょうか?
でも、塩をまぶしてローストしてあるものは、もちろん与えてはだめですよ。

▼犬が食べてはいけないものについてもっと知りたい方はこちら
犬が食べてはいけないもの一覧

平松育子先生

記事の監修
  • 獣医師
  • 平松育子先生
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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  • 40代 女性 TIKI

    我が家ではピーナッツはあげたことがないのですが、記事を読んで、犬にも良い成分もあると知り勉強になりました。悪玉コレステロールを減らしたり老化予防になったりするようですが、消化が悪いそうですのであげ過ぎには注意しなければいけないですね。
  • 40代 女性 mappy

    犬用のおやつでピーナッツバターが入ったものが売られているんですね。わんちゃんの好きな香りで、特別なトレーニングの時などにはいいかもしれませんね!最近ナッツ売り場に行くと、オレイン酸がとても豊富な種類のピーナッツを見かけるようになりました。ただそれは油で加工してあるし、塩味が付いているのでおやつ作りには向かないようです。わんちゃんの身体にとってどうしても必要なものでなくても、この記事のようにほんの少量なら食べて大丈夫だというものを頭に入れておくのは、いざという時慌てなくて済みますし大事だと思います。
  • 30代 女性 のんのん

    危険を冒してまで与えるメリットがないので、ちょっとどうなのでしょう…他のもので充分補えるように思います。ただ、飼い主が食べているものをふと食べてしまうこともあるかもしれないので充分に注意が必要になります。
  • 女性 白川

    犬にピーナッツは、与えても問題ないけれどあえて与える必要はない食材、という認識です。アーモンドもそうですが、ナッツ類は高カロリーです。脂質や油分も多く含まれているので、消化不良、肥満に気を付けなくてはなりません。

    ピーナッツにはマグネシウムが多く含まれているため、結石になりやすいと言われています。他にも、腎機能が低下している犬が食べてしまうと、高マグネシウム血症になりやすいので注意が必要です。

    ナッツ類に多く含まれるビタミンEは老化防止にとても優秀です。少しの量を砕いて少量を軽くふりかける程度のトッピングに与えるなら、ピーナッツの持つ栄養素を上手く吸収できると思います。

    ピーナッツは基本的には害はないけれど、食べ過ぎると有害なものだと思っています。グレーゾーンの食材くらいの認識でも良いのではないかと思います。

    誤って食べてしまった場合は、アレルギーで呼吸困難になっていないか(ならないか)どうかよく監視しておく必要があります。
  • 20代 女性 あめたま

    長年ワンちゃんを飼育していますが、ピーナッツは与えた事がありません。
    また特にピーナッツを与えてはいけないと聞いた事も無かったです。

    少量であるならば、ワンちゃんにも与えられる食べ物という事を本記事を読んではじめて知りました。

    そして、誤って大量にピーナッツを食べてしまっても消化されて排泄されるという事を知り安心しました。

    万が一の時の為にいつでも水分補給が出来る態勢を整える事も飼い主の義務であると感じられました。

    人間の食べ物はワンちゃんの身体にとって有害な物もありますが、きちんと調べると意外と大丈夫である物も多いです。

    しかし、人間の食べる物の与え過ぎはワンちゃんにとっては負担になる事もあります。
    加減をしながらワンちゃんに食べ物を与える事が大切です。
  • 女性 ぽけたろう

    ピーナッツは100%ダメだという訳ではなかったんですね。
    確かに丸のままだと消化にも悪いですし、喉に詰まったりして危険ですよね。
    うちもつい先日ありました。。。しかも柿ピーに入っているピーナッツを・・・
    それはもう慌てました。
    一個だけで済みましたが当日に異常はなく、翌日散歩時の排泄物にしっかりそのままのピーナッツがいたのでホッとしましたが、やはり消化は悪いんですね。
    ピーナッツバターをペットショップで見かけたことがあったので「え?」と不審に思ったことがありましたが、こういう理由があったのですね。
    人間でもそうですが、なんでも過剰はNGです。

    ナッツ系は人間でも摂取したほうが身体に良いものもありますよね。
    うちはアーモンドをフードプロセッサーに砕いて無糖のヨーグルトにトッピングしてあげたことがあります。もちろんこれも小さなカップに少しですが。
    これは安心してあげられるのでオススメです!
  • 女性 ラルコ

    ピーナッツは 犬に与えてはならないと決めつけていたので、与えた事がありませんでしたが、老化防止や腸内環境を整える効果があるのであれば、量に気を付けながら与えてみたいです。但し、ピーナッツアレルギーが無いかどうかについては、予めチェックをしてからにしたいと思います。犬の場合は 味覚というより「香り」「触感」を楽しんでいるように思うので、量については少量でも十分満足してもらるのではないでしょうか。又、アーモンドについても 動脈硬化や老化防止にカルシュウム 更に鉄分も含まれているとの事なので、普段与えている手作りクッキーや食事に、一工夫して与えてみて、その効果に期待したいと思います。全く与えてはいけないと思っていたピーナッツで またひとつレパートリーが増やせそうです。
  • 女性 毛糸

    チワワとシーズーのミックス犬を飼っています。体重は5キロちょっとあるので決して小さなサイズでは無いのですが、ミニサイズのフードで無ければ食べたがりません。
    以前、落ちていたピーナッツを1粒食べてしまった事があり、喉に引っかかったようでしばらく「ヒーヒー」と吐き出そうとしていました。そして「カッ!」と吐き出した事があります。
    ピーナッツ、1粒くらいなら体には害が無いと拝見しましたが、やはり与えるのであれば小さく砕いて与えてあげなければ、犬種によっては危ないなと思いました。恐らくチワワの専用のドッグフードは小さめな粒で販売されているので、ピーナッツやアーモンドのような大きさは喉詰まりの原因になってしまうかもしれませんね。
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