️年々変わりゆく散歩事情
排泄のために散歩に行くことは、周囲に理解されにくい世の中になりつつあります。基本的には、家で排泄を済ませてから散歩に行くのが、近年のマナーになっています。
それでも、犬が外でウンチをしてしまうことはあるでしょう。排泄してもすぐに対処できるように、ペットシーツやエチケット袋の持参が不可欠です。
散歩の目的は「運動」と「気分転換」です。
家の中だと接する相手が家族に限定されてしまいますが、外では色々な人・物と触れ合い、知ることができます。社会性を学ばせるためにも、犬を散歩に連れ出しましょう。
️ウンチを放置するのはどうして?
1.飼い主のモラル不足
エチケット袋すら持たずに散歩している方は、「1人くらい拾わなくても良いだろう」「うちの犬は外ではウンチをしない」など、誤ったポリシーを貫いている気がしてなりません。
大袈裟ではなく、飼い主のモラルが問われる問題です。
2.取りにくい場所に落ちたから
拾わなくてはいけないと分かっていても、ウンチが落ちた場所に雑草が生い茂っていたりすると、拾うのを諦めてしまうことはありませんか?
気持ちは分かりますが、場所がどこであれウンチを放置してしまっては、虫を寄せ付け、悪臭の原因になります。
3.そもそもきちんと見ていない
手にはリードを握っていても、音楽を聴いたり、スマホばかり見ていては、注意が散漫になっているのは確かです。
ウンチが云々というよりも、拾い食いや事故に気付けない可能性が高く、非常識な行動と言えるでしょう。
4.夜の散歩が増えているため
夏場はアスファルトの照り返しが激しく、日中の散歩は、肉球の火傷や熱中症のリスクを伴います。
人との接触を避けやすいこともあり、日が沈んだ後の涼しい時間帯は、犬の散歩に適しています。
しかし、人通りが少ないからと言って、ウンチを置き去りにして良い理由にはなりません。
️「イエローチョーク作戦」で路上に印
犬のウンチを放置している現場に居合わせても、直接注意するのは難しい状況があるかもしれません。
そんな飼い主への警告として実施されている、「イエローチョーク作戦」を知っていますか?
駐車違反の取り締まりを参考として京都府宇治市が考案し、予想以上の効果が発揮されたため、各地の自治体でも導入が始まりました。
犬のウンチを見つけたら、周りに黄色のチョークで丸を描き、発見日時を書いておきます。
敢えてウンチは片付けず、後日現場を確認して、回収されるまで同じ行動を繰り返します。
飼い主の自主性を促し、モラルの向上に期待する取り組みです。
チョークは雨で綺麗に消えますし、各々が気を付けようという意識改革にもなるので、着眼点が素晴らしいですよね!
️まとめ
マナー違反の飼い主がいると、犬と一緒に利用できる施設のルールが厳しくなったり、最悪の場合、利用自体できなくなることが考えられます。
マナーを守っている飼い主からすると、連帯責任は非常に残念な結果です…。
私の住んでいる地域では、まだまだ道端にウンチが放置されており、タバコの吸い殻も落ちています。
春には桜を見ながら「お花見散歩」が楽しめますが、地面を見ると、美しい景観が半減します。
イエローチョーク作戦の実施有無に関わらず、誰もが安心して歩けるような散歩道に変わっていくことを願っています。
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20代 男性 匿名