犬と赤ちゃんの同居生活

犬と赤ちゃんの同居生活

赤ちゃんと犬がたわむれる姿って微笑ましくて、見ているほうも思わずニヤニヤしてしまいますよね。でも実際に一緒に生活して大丈夫なのでしょうか?赤ちゃんと犬が生活する上で、注意するべきポイントを紹介します。

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赤ちゃんとわんこが一緒に暮らす方法

同居

赤ちゃんがいる家庭にペットがやってきたり、ペットがいる家庭に赤ちゃんがやってきたりと、赤ちゃんと犬が一緒に暮らしているケースはたくさんありますよね。
けれど生後間もない赤ちゃんは、かなり衛生に気をつけないといけません。

具体的には、どういったことを気をつけないといけないのでしょうか?

注意すべきポイントは?

それぞれに安全な部屋づくり

第一に大切なことは安全面です。大人にじゃれつくのと同じように、赤ちゃんにもじゃれついてしまったら…?危険なことは想像できますよね。犬が何の気なしに触れただけでも、赤ちゃんには大きな負担になります。

室内では犬を放し飼いにしている家庭がほとんどだと思いますから、こういった予期せぬ事態を防ぐためには、赤ちゃんと犬の両方が安全に暮らせる部屋づくりが必要になるのです。

戸建ての場合は、1階は犬のテリトリー、2階は赤ちゃんのテリトリーと階を分けておくほうがいいでしょう。
マンションのようにワンフロアの場合は仕切り柵を使うなどして、犬が赤ちゃんのところへ容易に行けないようにしておきましょう。

ただし戸建ての場合でも赤ちゃんをずっと2階にいさせておくことはできませんから、もし1階で長時間過ごすときは、部屋の仕切りに柵を立てることがオススメです。
ドアを閉めているだけでは、犬がノブをまわして侵入してしまうことがあります。

衛生面には充分な配慮を

生後間もない赤ちゃんは、衛生面で気をつけることがいっぱい!
たとえば赤ちゃんが使う哺乳瓶は、専用の洗剤で洗ったりしますよね?こちらが神経を尖らせていても、赤ちゃんは思わぬものを見つけて口にしてしまったり、ハプニングが続出します。

そんな赤ちゃんの近くに、犬がいたら何をするか分かりません。
もし犬に寄生虫がいたら…?赤ちゃんの健康をいちじるしく害してしまうことだってあります。
室内飼いの犬であれば、なおさら赤ちゃんに接する機会も多いでしょう。

ワクチン接種やこまめなシャンプー、寄生虫の駆除などはしっかりケアをしてください。
万が一、犬が赤ちゃんを舐めてしまったら、すぐに拭くようにしましょう。

犬にたっぷり愛情を注ぐ

犬が先に住んでいたところに赤ちゃんがやってきたとします。
飼い主であるお母さんは、何かと手のかかる赤ちゃんを優先してしまうでしょう。
すると犬は「ご主人様をとられた」と認識して、赤ちゃんに敵対心を抱くケースがあります。

赤ちゃんを優先することは仕方のないことですが、空いている時間はいつも以上に犬を可愛がってあげてください。
そうすることで、犬も赤ちゃんを仲間と認めて仲良く過ごすことができます。

我が家の場合

ブルドッグ

大型犬2匹のもとに、人間の赤ちゃんがやってきた!

我が家は実妹が赤ちゃんを産んだとき、実家と近距離別居だったため、半年ほどですが同居をしていました。
実家にはすでにラブラドール(メス)とラブラドールより大きい雑種(オス)が2匹住んでおり、どうなることかと見ていたのですが、2匹がそれぞれ違う反応をしたのです。

父性本能?

我が家の場合はリビングが近いほうが便利だということで、1階のリビングの隣にある部屋に赤ちゃんとお母さん、リビングに犬という住み分けをしていました。(しっかり柵をして仕切りはしてあります)

産まれて間もない赤ちゃんは、授乳やらオムツ替えやらでお母さんは3時間ごとに起きてお世話をしています。
ふにゃふにゃと泣く赤ちゃんをベビーベッドから取り上げると…いつの間にやら、雑種犬のほうが柵越しに鎮座しているのです。

そして何をしているのかをずーっと見守り、お世話が終わってベビーベッドへ戻すとその場で寝る体勢に入りました。
これを夜の間中、ずっと繰り返していたのです。
あたかも「赤ちゃん大丈夫?ちゃんとしてる?」とでも言うように。

母性本能は…なかった

さてもう1匹のラブラドール(メス)はどうしたかといいますと…まるっきり無視でした(笑)。

この子は物怖じしないというか、「私が1番じゃないと嫌!」という性格であったため、赤ちゃんがいない頃でも、先住犬である雑種犬を押しのけてグイグイ前にくるタイプでした。

そんな犬が赤ちゃんを前にして、平常心でいられるわけがありません。
どれだけ相手をしてあげても、赤ちゃんがいるともう拗ねてしまい、しまいには赤ちゃんの泣き声が聞こえるとすぐに庭へ出て行ってしまうように…。
赤ちゃんも犬も大切な家族ですから、これには困りましたが、時間が解決してくれました。

実際の同居を目の前にすると、思わぬ事態がいっぱい!やはり、それぞれの犬の性格が大きいと思いました。
ちなみに今はラブラドールも赤ちゃんに慣れて、すっかり仲良しですよ。

まとめ

赤ちゃんと同居

その後はどうなったかといいますと…。
赤ちゃんはすでに1歳を過ぎて、ヨチヨチ歩くようになりました。
近距離別居ですから、頻繁に遊びにきたり泊まりにきます。

我が家の大型犬×2匹は、赤ちゃんが来ると大歓迎!でもいかんせん30kgを超える「大型犬」ですから、普段のじゃれ方でいけば赤ちゃんが吹っ飛びます。

同居していた頃に赤ちゃんへの接し方は厳しくしつけていたので、ヨチヨチ歩く赤ちゃんに飛びかかることはありませんが、くつろいでいる犬のところへ赤ちゃんが歩いていき、運悪く犬が立ったところで尻尾と胴体が当たってしまい、びっくりした赤ちゃんが泣き出す…それを見た犬がオロオロする…という光景は目にします。

少しかわいそうですが、とてもほほえましい姿です。

安全面や衛生面さえきちんとすれば、赤ちゃんとわんこのちょっぴり笑える日常を見ることができますよ。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 匿名

    独身時代から飼っていた小型犬3頭を連れて結婚したので、自然の流れで第一子を妊娠出産しました。
    子供部屋には愛犬達を入れない事は直ぐに覚えさせ、愛犬達も子供が大きくなるまでは言いつけをキチンと守ってくれる良きお兄さん、お姉さん犬でしたね。

    最初は未だ見ぬ初めての赤ん坊に戸惑いを見せていた愛犬達でしたが、日に日に大切な存在なのだと思ってくれたのか、泣けば教えてくれたり、雄犬が子供見たさに近付くものなら雌犬が飛び込んできて唸り威嚇し子供を守ったり(笑)

    今思えば朝の掃除機に夕方はモップ掛けと大変な事も多かったのは確かですが、愛犬達が居たのもあり何度も救われました。
    愛犬達も子供が大きくなって時には嫌な事もされたりとあったはずですが、皆どの子もジーッと耐え見守ってくれた。

    愛犬達の居る生活は本当にかけがえの無い宝物です。
    私達家族にとって。
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