1.強く抱きしめる
いとおしいものを見たら、ギューッと強く抱きしめたくなるのが人間の性ですよね。でも人間にするのと同じようにわんこを抱きしめるのはちょっと待って!ハグが親愛の表現になるのは人間だけの話です。
わんこも含めて四足歩行の動物はどんなに仲が良い間柄であってもハグをしたりはしないですよね。そもそもわんこは身体を束縛されたり、動きを制限されたりすることに強い嫌悪感を抱きます。わんこにとって強いハグはまさに「動きを封じられた!」と感じるものなのでしょう。
とはいえ信頼関係のできているわんこであれば、優しく抱きつくのは許してくれる子も多いかもしれません。わんこが嫌がらないのであればスキンシップの一環としてソフトにハグするのはかまいませんが、人間と感じ方が違うということは念頭に置いて力加減には十分に注意しましょう。
2.お祭りや花火大会に連れて行く
お祭りや地域のイベント、花火大会などに出かけるのは家族の思い出づくりの定番といえるかもしれませんね。「愛犬も大切な家族の一員として一緒に連れて行きたい!」という気持ちはわかりますが、実は楽しいのは人間だけかもしれません。
お祭りやイベント会場では太鼓やお囃子がにぎやかに打ち鳴らされていたり、場の雰囲気を盛り上げるためにスピーカーで大音量の音楽が流されていたりします。また、花火大会では花火の打ち上がる破裂音が響き渡りますが、これらの大きな音はわんこにとっては強いストレスになることがあるのです。
大きな音に驚いたりストレスを溜め込んだ結果、何かの拍子に逃げ出して迷子になってしまう可能性も十分に考えられます。実際、わんこが迷子になるのは夏が一番多いそうですが、それは雷や花火の音に驚いて逃げ出してしまう子が多いからだとされているのです。
3.じっと視線を合わせる
可愛いわんこを見かけると、ついついジーッと熱いまなざしを送ってしまっていませんか。人間同士であれば相手の目を見るのはコミュニケーションの基本であり、むしろ目を逸らしたら失礼と感じますよね。
ですがわんこにとっては違うのです。自然界では、相手をじっと見つめて視線を合わせるのは相手を獲物としてロックオンしたと見なされます。そのためじっと見つめられると「狙われてる!?」と感じて緊張してしまうのです。
ただしこれはあくまで知らないわんこに対してのこと。愛犬の場合であれば、見つめ合うことでむしろ幸せホルモンが分泌されてお互いにリラックスでき、絆を深められるということが科学的に証明されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?人間の常識や考え方で行動してしまうと、わんこにとって辛い状況を作ってしまうことがあるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。飼い主さんとしてはよかれと思ってしていたことが、実はわんこに苦痛を与えてしまっていたとしたら悲しいですよね。
ここでご紹介した以外のことでも、自分のとった行動がわんこにとって良いものなのか悪いものなのか、普段からわんこの反応をしっかり観察することも大切かもしれません。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
強く抱きしめる、犬は拘束を嫌います。嫌がる場合はやらないほうが良い。落として怪我する場合もあるので。
祭りや花火大会はあくまで人のためのイベントです。イヌにとっては不安要素の塊です。馬鹿デカイ騒音、行き交う多くの人間、これらは全て不安要素です。それに犬は小さいから踏まれることも。
視線を合わせるとケンカ対象になります。愛犬と他犬では違うことを覚えてください。
最初も言いましたが犬は人間とは違います。種族が違えば習性も違います。いくら永く共存してきたとはいえ種族の壁を乗り越えることは出来ません。したい気持ちは解らなくはないが犬は信頼できる飼い主と触れ合うことが最大の幸せだと思います。