1.無駄吠えが増える
社会化ができていないわんこは警戒心が強く、他のわんこが気にしないような些細なことにも過敏に反応してしまう傾向があります。その結果、来客の声やインターフォンの音、お散歩中にすれ違う他のわんこに対して等、激しく無駄吠えをしてしまいがちです。
無駄吠えは騒音トラブルにもつながるため、わんこの問題行動の中でも特に飼い主さんを悩ませるもの。また一度始まってしまうとクセになり、根気強いしつけが必要になるものでもあります。
2.周囲の人に嫌われる
無駄吠えが騒音トラブルの元になることは上でも少し触れましたが、あまりに声が大きいとご近所にも響いてしまい「あそこの家の犬はうるさい」と迷惑に思われてしまいます。
また、社会化ができていないわんこは他の人や犬との接し方がわからないため、お散歩中にせっかく声を掛けてきてくれたり撫でてくれようとした人に対して、敵意をむき出しにして拒絶してしまい、敬遠されてしまいます。「自分にだけ懐く犬」も可愛いには違いありませんが、せっかくならば「みんなから愛される犬」を目指したいですよね。
3.行動範囲が狭まる
近年では日本もペットツーリズムが広まりつつあり、ドッグカフェやドッグランにとどまらず、わんこと一緒に利用できる宿泊施設や商業施設も増えています。わんこと暮らす人、暮らしたいと思っている人の中には「愛犬と旅行に行きたい」「愛犬とあのお店に入ってみたい」という夢を抱いている人も少なくないでしょう。
ですが社会化ができていないと、無駄吠えや問題行動で周囲やお店に迷惑をかけてしまうため、必然的に行動範囲が狭められてしまいます。ドッグランに連れて行っても周りと仲良く遊べず、嫌がられてしまうなんてことも。
4.ストレスがかかる
社会化ができていないわんこにとって、外の世界は「よくわからないもの」「何かをされるかもしれないもの」で溢れ、不安と恐怖に満ちています。そんな世界で暮らしていくことを想像してみてください。
わんこの精神的負担がいかに大きく、とんでもないストレスがかかるということがすぐに考えつくはずです。人間と同じく、わんこにとってもストレスは万病の元。下痢や嘔吐等の身体的なトラブルを引き起こすこともあるのです。
5.咬傷事故を起こす
社会化ができていないわんこに想定される最悪のリスク、それが咬傷事故です。他の人や犬が近づいてきたときに相手に咬みついてしまった場合、相手にケガをさせてしまう恐れがあります。
相手やケガの程度によっては訴訟問題となったり、愛犬と今までのように一緒には暮らせなくなってしまう可能性すらあるのです。咬まれた相手はもちろん、咬んでしまったわんこにとっても、そして飼い主さんにとっても不幸としか言いようがありません。咬傷事故だけは絶対に防がなければなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?『社会化』のしつけは簡単ではありませんが、それを怠った場合のリスクがどれだけ高いかが理解できたのではないでしょうか。人間社会でわんこが幸せに暮らしていくためには『社会化』は欠かすことのできないものです。それを肝に銘じて根気強く社会化のトレーニングを積んでいきましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
社会化出来ない犬は不幸です、一生を左右します。奇跡的な確率で生を受人と共存した犬たちを不幸にしたくないでしょう。失敗してない奴かまがデカイ口叩くな思われそうですが俺は人一倍犬の幸せを思ってます。すべての犬に幸福をもたらしたい。このコメントで共感を持ってくれると幸いす。