犬にとっての『幸せなこと』を知りましょう
愛犬を愛する飼い主さんの誰もが「愛犬を幸せにしたい」と思っているでしょう。でも実際のところ、愛犬が「幸せ」と思えるような行動ができているでしょうか?人にとっての幸せを愛犬に当てはめて行動していないでしょうか?
「愛犬の幸せのため」と思ってやっていることも愛犬の気持ちに沿っていなければ、飼い主さんの思いは空回りすることに…。そこで今回は、犬にとっての『幸せなこと』をご紹介していきたいと思います。
犬にとっての『幸せなこと』①飼い主が信頼できる存在であること
犬にとって、信頼できる飼い主さんがいるのは幸せなことです。信頼できる飼い主さんの存在によって犬は精神的に安定することができ、怖いことや不安なことが起きても「飼い主さんがいれば大丈夫」と信じて、安心して過ごすことができるからです。
犬が信頼を寄せるのは、ただ甘やかしてくれるだけの人ではなく、ダメなものはダメと伝えるメリハリのある態度で接し、正しい行動を教え導いてくれる人です。愛犬の幸せのために、信頼される飼い主を目指しましょう。
犬にとっての『幸せなこと』②しつけをしてもらえること
犬が人間社会の中で幸せに暮らすためには、しつけが必要です。しつけをされていない犬は、人間社会の中で適切に行動することができず、周囲の人たちにとって迷惑な存在となり、幸せに暮らすことができません。
犬のしつけは、飼い主さんが時間と労力をかけて行うものです。飼い主さんにきちんとしつけをしてもらえた犬は、人間社会の中で生きていく上で必要なマナーが身についているため、周囲の人たちに迷惑をかけることなく、幸せに暮らしていくことができるでしょう。
犬にとっての『幸せなこと』③犬らしくいられること
愛犬と一緒に暮らしていると、愛犬を人間と同じようしてあげることが愛犬の幸せだと思ってしまいがちです。でも愛犬は家族の一員ではあっても、人間とは違う生き物です。
犬は物を噛みたい欲求や動くものを追いかけたい欲求、探索欲求などを持っています。そして遊びや散歩を通して、こうした欲求が満たされると幸せを感じます。人間のように扱われるよりも、引っ張りっこ遊びやボール遊びをしたり、散歩でにおい嗅ぎをしたりして、犬らしくいられるほうが犬にとっては幸せなことなのです。
犬にとっての『幸せなこと』④毎日飼い主と向き合う時間があること
犬は元々群れで暮らしていたため孤独や退屈が苦手で、飼い主さんにコミュニケーションやスキンシップを求めます。飼い主さんに遊んでもらったり散歩へ連れて行ってもらったり、撫でてもらったりする時間は、犬にとって至福のときです。
コミュニケーション不足やスキンシップ不足は、犬のストレスになります。たとえ短時間でも、毎日犬としっかり向きあう時間を作りましょう。犬は人よりも速いスピードで年を取っていきます。できる限り愛犬との時間を大切にしましょう。
犬にとっての『幸せなこと』⑤飼い主が気持ちを理解してくれること
犬は言葉は話せませんが、仕草や行動で気持ちを伝えています。飼い主さんがその気持ちを正しく読み取って、適切に応じてあげることが犬の幸せにつながります。
飼い主さんに気持ちを理解してもらえないと、不満やストレスがたまります。愛犬の気持ちを理解してあげられるように、まずは犬のさまざまな仕草や行動の意味を知ることから始めましょう。愛犬の様子だけで気持ちを見極めるのは難しいことも多いので、そのときの状況もよく観察することが大切です。
まとめ
今回は、犬にとっての『幸せなこと』を5つご紹介しました。何でも要求を聞いてあげたり、人と同じようにしてあげたりすることが犬の幸せと考えてしまいがちですが、それは犬にとって本当の幸せとは言えません。ぜひご紹介したことを参考に、愛犬の本当の幸せにつながることをしてあげてくださいね。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
今でも悩んでます、俺の方針はどうなのか。皆さんには解らないと思います、どんだけ辛いか。
犬にとって俺たちは人間社会を生きる先導者です、正しい道に導く役目が俺たち飼い主にはあります。俺はアイツを幸せに出来てるか解らない、でも不幸にはしてないと思う、させたくない!俺は最高の飼い主になるために日々努力して最高の幸せを与えたい。それが俺たちの飼い主の最大の役目です