犬が来客時に吠えてしまう心理2選!やめさせるための対策は?

犬が来客時に吠えてしまう心理2選!やめさせるための対策は?

玄関チャイムが鳴るたびに犬が吠えてしまう、というお悩みを持つ飼い主さんは非常に多いです。まずはこの記事でご紹介する犬が来客に吠えてしまう心理2つを知り、やめさせる対策をぜひお試しください!

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬が来客時に吠えてしまう心理2選

ベランダから外に向かって吠えている犬

ピンポンと音が鳴ると同時に玄関にダッシュ!そして「ワンワン!」と激しく吠えてしまう愛犬にほとほと困っていませんか?宅配の人や遊びに来てくれた人に申し訳ないほど吠えてしまう、いわゆる「来客吠え問題」。

この問題を解決するには、なぜ愛犬が来客に吠えてしまうのか?を追求することが解決へのカギです。犬が来客に吠えてしまうのは、主に次の2つのどちらかに当てはまることが多いです。

1.警戒している

犬が来客に吠えてしまう理由は「警戒している」からです。犬にとって来客は「自分のテリトリーへの侵入者」なので、ピンポン音は侵入者が来る合図となっているのでしょう。

自分のテリトリー(家の中)にいる状態の犬は特に警戒心が強まるので、必死に追い出そうと吠えてしまうのです。散歩中にすれ違う知らない人には吠えないのに、なぜか来客には激しく吠える行動こそが「警戒」に当てはまります。

特に警戒心の強いドーベルマンや、縄張り意識の強い柴犬も吠えやすい傾向があります。家族や知っている人に吠えないのは、車の音や歩く音で判断しているからです。

2.興奮している

次に考えられるのが「興奮している」という理由です。人が大好きな犬ほど、来客に「遊んで!」「構って!」と吠えてアピールしてしまいます。家の中に入ってくれば、終始まとわりついてゆっくり話もできない…なんていう困った行動を取ってしまう犬も多いでしょう。

「吠えたら遊んでもらえる」と覚えてしまっているので、この問題を解決しないことには来客吠えをやめさせることはできません。いつまでも来客に吠え続けてしまう犬には、次でご紹介する対策をぜひお試しください。

犬の来客吠えへの対策

玄関マットの上に座っている犬

困った来客吠えは、少しずつ訓練すれば改善できます。「注意してもどうせ直らない」と諦めてしまわず、ぜひご紹介をする対策を試していきましょう。

落ち着くまでクレートに入れる

来客時は可能な限り「クレートやケージに入れて落ち着かせる」こと。興奮を抑えるために、上からタオルなどをかけて暗くすると効果的です。

吠えた状態で犬を構うと「吠えるといいことがある」「来客を追い返せる」などとメリットとして覚えてしまいます。根本的な原因を断ち切るために、少し大変ですが訓練を行ってみてください。

お客さんが来る時間がわかっているときは、あらかじめ別室に移動をさせておくことも大切です。来客に飛びついてしまう、激しく吠えてしまう行為で不快な思いをさせないように配慮をしましょう。

家の外で来客を出迎える

来客を侵入者と思わせないよう、「家の外で出迎える」のも有効です。遊びに来る人と家の近くで待ち合わせて、あえて先に玄関から入ってもらいましょう。すると犬は、知らない人という意識が薄まり吠えにくくなります。

家の中に入ったら、来客の手からおやつを与えてもらいましょう。来客に対するイメージが変わり、吠える必要性を失わせることができます。

指示をして待たせる

指示を出す飼い主を見つめるダックスフンド

ピンポン音が鳴ったら「おすわり」「伏せ」「待て」などの指示に従わせ、できたらご褒美を与えるコマンドをトレーニングしましょう。犬は吠えるよりも「従った方がメリットがある」と覚えていくので、お互い良い関係を築けます。

ここで重要となるのが、指示にしっかり従わせることです。日頃からのしつけが大きく左右するので、愛犬との信頼関係を見直していきましょう。遊びの中でしつけトレーニングを取り入れるようにして、来客吠え問題の解決に立ち向かってください。

まとめ

吠えているノーフォークテリア

来客のたびに吠えてしまう問題は早めに対策へ取り組むことが大切です。まずは来客に迷惑をかけないように工夫をして、その上で犬と向き合っていきましょう。コツコツしつけトレーニングを続けていけば、来客時にも落ち着いた対応ができるようになりますよ!

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。