1.放し飼いにしている
このご時勢、さすがに完全な放し飼いでわんこを飼っているという家庭はないとは思いますが、お散歩の途中や公園などで一時的に愛犬をリードから放していることがある、という飼い主さんはいませんか?
「慣れている場所だから大丈夫」「遠くに行かないようにしっかり見ているから大丈夫」「うちの子は呼び戻しが完璧だから」などと安易にノーリード状態にしてしまっている場合は要注意。
普段は大丈夫でも、他の犬や人間にちょっかいを出された、大きな音や異常な音に驚いたなど、不意のきっかけで平静を失って突然逃げ出してしまう可能性はゼロではありません。
2.雷や花火の日に外に出している
1年の中でわんこが迷子になってしまう季節は圧倒的に夏が多いということをご存じでしょうか?これは、夏には夕立やゲリラ豪雨で雷が増えること、また、各地で花火大会が開催されることが影響しています。
雷や花火の大きな音を苦手と感じるわんこは多く、驚いた拍子にいつもは乗り越えられない柵を乗り越えて脱走してしまったり、首輪を抜けて逃げ出してしまったりするのです。
愛犬が雷や花火を苦手としていることがあらかじめわかっている場合には、外飼いのわんこは家の中に入れてあげ、室内飼いのわんこの場合にもドアや窓の隙間から逃げ出さないように戸締まりを厳重にするなどの対策が必要です。
3.旅行先でのちょっとした油断
愛犬と一緒に旅行をするドッグツーリズムの文化は、近年ようやく日本でもさかんになってきました。普段のお散歩や公園など、慣れている場所での放し飼いが危険ということはすでにご説明しましたが、それとは逆で、旅行先など知らない場所でのちょっとした油断が迷子の引き金になる事例もまた少なくありません。
旅先ではワクワクしてしまい、飼い主さんの気持ちもついつい緩みがちです。「少しなら大丈夫だろう」と店先や宿泊先の部屋に愛犬をお留守番させることがあるかもしれませんが、見知らぬ場所にひとりで残されることは、わんこにとっては不安そのもの。
飼い主さんを探そうとして逃げ出し、そのまま行方不明になってしまう危険性も十分に考えられます。
4.迷子札・マイクロチップを装着していない
ここまでご説明して来た通り、愛犬を迷子にしないためには、まずは愛犬が逃げ出してしまわない状況や環境をつくることが第一です。ですが、もし愛犬がそれでも逃げ出してしまった場合や、災害などのやむにやまれない状況で愛犬とはぐれてしまった場合、愛犬と再会するための重要な手段が迷子札やマイクロチップになります。
迷子札やマイクロチップを装着していれば、誰かに保護されたときに飼い主さんの連絡先がわかるため、それを手がかりに再会できる可能性が圧倒的に高まります。逆に迷子札もマイクロチップも装着していない場合、身元が判明する可能性は限りなく低くなるといえるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?愛犬が迷子になってしまった場合、運良く保健所や動物愛護センターに保護されれば良いのですが、その段階に辿り着く前に車や電車といった交通事故に巻き込まれてしまう危険性も非常に高くなってしまいます。
また、あまり知られていませんが、愛犬を失ったことによる飼い主さんのペットロスは、明確な死別によるものよりも、迷子になって安否不明のままの場合の方がより深刻であるといわれています。愛犬を迷子にしてしまわないよう、普段から十分な対策をとっておくようにしましょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
真夜中だと新聞配達とパトロールの警察官の方々くらい。愛犬とかなりおばさんの私にはとてもありがたい。都市近郊なのにこのあたりはフィラリア投薬されてないわんちゃんが多く。うんちを手持ちのシャベルで埋めて行く。電柱にペットの排泄物の注意書があるのになぁ