犬を飼いたくなる人の心理
1. 癒されたい
犬を飼いたいと考える人の中で、最も多いと思われるのがこの理由です。犬と触れ合うだけで気持ちが穏やかになり、周囲の人たちに対しても、自然と優しく接することができるようになります。それだけ癒しのパワーを与えてくれるのが犬の存在なのです。
2. 人生のパートナーが欲しい
愛犬家の皆さんは、自分の家の犬の話をする際、口を揃えて「うちの犬」という言い方をされるのではないでしょうか。犬を飼ったことがない人にとっては違和感がある表現かもしれませんが、種別が違っても、犬は家族の一員です。
一人暮らしで孤独な生活をしていたり、子どもが巣立って寂しい想いをしていたりすると、人生のパートナーとして犬を求めるのです。
3. 動物が好き
動物好きの人は、日常生活でも無意識に動物に目がいきがちです。通学・出勤経路で見かけることもあるでしょうし、意図的に動物のテレビ番組を見ることもあると思います。
犬は人に懐きやすく、ペットとして飼う人も増えてきています。そのため、「動物を飼うなら犬がいい!」という考えに至るのではないでしょうか。
犬を飼うのに不向きな人って?
金銭的に余裕がない人
犬を飼うにはお金がかかります。自分の生活だけで精一杯で金銭的に余裕がない人は、犬を迎えることは諦めた方が良いでしょう。
特にお金がかかるのは「医療費」です。犬の年齢が若いうちは病気の予防がメインですが、歳を重ねるにつれて病気になる確率が高まり、病気になると治療費が発生します。大きな病気であれば、治療期間も長期化します。
大切に育てる気持ちがない人
「犬を飼う=犬の命を預かる」ということです。食事やトイレのお世話をはじめとして、散歩や健康管理は飼い主が責任を持って行わなくてはいけません。犬は自分だけでは生きられないのです。
ごはんを与えなければ栄養失調になってしまいますし、トイレを綺麗に掃除しなければ、犬は不衛生な環境で生活することになります。
犬アレルギーを持っている人
「犬アレルギー」とは、犬の毛や唾液が原因で起こる免疫反応のことを指します。犬を飼う前はなんともなかったのに、飼い始めたら犬アレルギーを発症した、という人もいると思います。
軽度の場合は「咳・くしゃみ・蕁麻疹・喘息」などの症状が出ます。重度になると「呼吸困難・めまい」といった症状が出て、日常生活に支障を来します。
犬と暮らして感じるメリット
家族の絆が深まる
犬がいると、犬がいるスペースに家族が集まる機会ができ、会話の大半も犬の話になってきます。家族間の絆を深める、橋渡しの役目を担ってくれているのです。
加えて、犬は怒鳴り声や大きな声が苦手なため、目の前で喧嘩が始まると、萎縮して悲しそうな顔をします。愛犬に悲しい表情をさせたくないと思うと、必然的に家族間での言い合いや喧嘩をする頻度が少なくなります。
飼い主自身が成長できる
犬は言葉を話すことができないため、体調や気持ちの変化を行動や表情で示してくれます。その変化を読み取ろうとして、飼い主は細やかな気配りをするようになります。
また、犬と一緒に散歩に出かけることで、社会性が身に付きます。愛犬の成長とともに、飼い主自身も人として成長できるのです。
まとめ
犬を迎えることを決意したら、まずは環境を整えることから始めてみましょう。皆さんが求める癒しの存在になってくれることは確かですが、時間・経済面の負担増は否めません。ご家族とも相談しながら、ワーク・ライフ・バランスも考えてみてくださいね。