愛犬が旅立つまでに必ずやっておくべき3つのこと

愛犬が旅立つまでに必ずやっておくべき3つのこと

いつかは来ると分かってはいても、そんな日が来るなんて想像しただけで胸が千切れそうな愛犬の旅立ち…旅立った愛犬への後悔や悲しみに、今も苦しんでおられる飼い主さんまもたくさんいらっしゃいます。愛犬にしてあげられることは決して特別なことではなありません。ただ、いつも意識しないと頭の隅にいってしまうことではあります。今回は【愛犬が旅立つまでにしておきたいこと】を3つまとめました。

1.元気な頃から「後悔しないように」

芝生で笑顔の犬

愛犬を失った飼い主さんが抱く後悔

失ってから思い知ることが多くあります。「もっと遊んであげればよかった」「もっとお散歩に連れて行ってあげればよかった」「もっと早く病院へ行くべきだった」

愛犬を失った飼い主さんの多くは、このような「もっとこうしてあげればよかった」という後悔を感じてしまいます。

これは、愛犬が若くて元気なうちは「分かってはいるけど」頭の隅っこに行ってしまうことかもしれません。

今日を大切に積み重ねていこう

些細な日々の積み重ねの中に後悔の種があることを、愛犬が若くて元気なうちから心に留めておきましょう。

それは決して、愛犬を甘やかすことではありません。愛犬が求めているのはおもちゃやおやつよりも、飼い主さんとの関わりです。

いつもの決まったお散歩コースでも、毎日食べている同じフードでも、振り返ればいつもそばにいる飼い主さんやご家族との日々の中にあるものが愛犬の「欲しいもの」なのではないでしょうか。

2.看取れない可能性も理解しておく

おでこを合わせる女性と犬

愛犬を看取ってあげられなかった後悔

愛犬を失った飼い主さんの後悔で多いもう1つは「最期を看取ってあげられなかった」という後悔です。

今まで付きっ切りで見守っていたのに、目を離したほんの少しの時間に旅立ってしまった、ということもあります。また、愛犬が入院中に息を引き取った場合も「入院なんてさせずに家で一緒にいればよかった」と後悔される方も多くいらっしゃいます。

それは愛犬の望みではなく飼い主さんの望みかもしれない

私自身も、この春に愛犬を亡くしました。私が中学生の時に迎えた実家の子でした。大学進学で実家を離れてから愛犬に会えるのは年に数回となり、晩年は会うたびに老いを感じる愛犬の姿に常に一緒にいられないことへの寂しさでいっぱいになりました。

そして今年の春、とうとう愛犬が虹の橋を渡ってしまいました。16歳でした。最期は実家の家族に見守られて息を引き取ったそうですが、私は看取ることができませんでした。

「見送ってやれなかった」という寂しさが大きかったのですが、よくよく考えてみると、これは愛犬の願いというよりも「私が」看取りたかったという自身の願望だったのかもしれないと気付きました。

生きているうちに正面から向き合おう

犬は人間のような高度な思考を持たないので、生死観というものを意識して生きてはいないでしょう。

人間ならば「最後にもう一度会いたい」「これだけは伝えておきたい」ということがあるかもしれませんが、今を生きている犬たちは「最後に伝えたいこと」も「看取ってほしいという願望」もおそらくないでしょう。

逆に、野生の動物的には「ひっそりと幕を閉じること」が自然であるという考えもあります。

犬は過去でも未来でもなく、今を生きています。昔会った人のことを「思い出す」ことはあっても、会ったり匂いを嗅いだりしなければその人のことを考えることはないでしょう。

今を生きる犬たちには「看取ってあげること」よりも「生きているうちに正面から向き合ってあげること」のほうがはるかに大切なことなのではないでしょうか。

死の原因となる病気や最期の瞬間に、共に過ごしてきた年月がかすむことはないはずです。

3.葬儀や火葬についての心構え

落ち着いて準備してあげるために

まだ生きているうちから葬儀のことを考えるのはとても心苦しいのですが、現実的には旅立った後の「葬儀や火葬」についての心構えをしておくことは重要です。

愛犬が亡くなってからペット供養をしてくれるお寺やペットの葬儀屋さんを探したり、葬儀や火葬のプランを決めたりするのはとても焦ってしまうためです。

費用面もしっかり準備しておこう

そして、飼い主さんが愛犬のためにしてあげたい供養のために、費用面についてもしっかり準備しておかなくてはいけません。愛犬の生前から「もしもの時は」と決めておくことで、愛犬を後悔なく見送ってあげることができます。

まとめ

肩を寄せ合う女性と犬の後ろ姿

「後悔先に立たず」と先人が言うように、後悔はいつも後になってやってきます。しかし、実は日常の中で「愛犬にもっとこうしてあげたい」という思いが胸をよぎることがあるのではないでしょうか。

その「こうしてあげたい」という飼い主さんの思いを、ぜひ愛犬が若くて元気なうちから、今日この瞬間から、行動で伝えてあげてください。

ペットと共生する上で「絶対これが正解!」という答えはなく、どうしたって何を選んだって後悔はするかもしれません。

しかし、それでも今を生きる犬たちにとっては「今この瞬間」が最重要です。愛犬が旅立つまでに行っておきたいことの中には「葬儀についての心の準備」のように現実的なこともありますが、なにより大切なのはただ1つ「今日の愛犬と真正面から向き合うこと」なのではないでしょうか。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    もうすぐ愛犬が旅立ちます。慢性T細胞リンパ球白血病です。昨日の朝までごはんをガツガツ食べていたけど夕方帰ったらすでにグッタリ。近くのホームドクターの所まで走りました。貧血が酷いです。輸血もしたけど、もう輸血してくれる犬もいないようです。今はたまに歩きますが全く元気がありません。毎日散歩、毎日抱きしめています。犬は満足した人生だったのかな?胸が張り裂けそうです。
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    20代 男性 宇野直人

    家にもシニアを迎えた愛犬が居ます。まだ元気に走ったり歩いたりしますが日常では成犬の頃のように走ったり歩いたりすることなくのんびりしてほぼ寝ています。それを見てやっぱ年老いてんなと感じます。今までもこれからも後悔ないよう生きてくつもりだがどんなに後悔ないよう生きてても必ず後悔はします、100%やって来ます。俺は近しい人の死を2回経験し後悔しました。今までもその後悔が残ります。愛犬を失って必ず後悔するだろう。必要なことをしてもどんなに忙しなく生きてても後悔しない日などありません。後悔は消えなくてもこいつと居れて良かった、毎日楽しかったと思えるような最後になれるよう一日一日を大切に暮らしていくのが犬にとって一番の恩返しなんじゃないかな。犬の一生はたった10年ちょっと。人の半分も生きられない。長いようで遥かに短い、全てやりたいことは出来ないかもしれません。でも愛犬が生きてる間にやりたいことは飼い主、バディと毎日楽しく生きることだと思う。特別なことはなにも必要ない、飼い主が居ればそれだけで犬は幸せを感じます。それをさらに超える幸福を与えるのが飼い主の行動です。後悔はしても愛犬に幸せだと思えるような暮らしを与えたいですね。俺は最高の飼い主として日々全力で生きています。愛犬に幸せだと思えるような暮らしを目指して
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