犬はどうして構ってほしいの!?
あなたの愛犬はどんな『構って攻撃』をしてきますか?毎日しっかりお散歩に行っても、どんなにたくさん遊んでも、新しいオモチャを用意しても、「構ってください♡」と言わんばかりの可愛らしい表情で『構って攻撃』をされてしまうと、断ることは難しいですよね。
忙しい時は「一人で遊んでて…」なんて思ってしまうこともあると思いますが、思わず微笑んでしまうような構ってアピールが多いのではないでしょうか。
犬は寂しがりや?
もともと犬は群れで暮らす野生動物。そして社会的である上に、仲間意識も強い生き物です。私たち飼い主は愛犬にとって群れの仲間であり家族。とても大切で大好きな存在と感じてくれているはず。
ひとりぼっちで過ごさなくてはいけないお留守番が、苦手なワンちゃんが多いのはもちろん、家の中のどこにいても常にそばに居て一緒に過ごしたいと感じているワンちゃんも多いはず。
群れで生活することが当たり前だった犬にとって、仲間(飼い主さん)と一緒に過ごしている時間は当然の時間なのです。個体差はありますが、構ってもらえない時間は「寂しい」と感じる子が多いよう。
ひとりで遊ぶより一緒に遊びたい、ひとりで寝るより、くっついて一緒に寝たい、大好きな飼い主さんに、いつも注目してもらいたいという気持ちもから『構って攻撃』をしてくるのだと思います。犬の可愛い『構って攻撃』をいくつかお伝えしていきます。
犬がよくする『構って攻撃』4選!
1.オモチャを持ってくる
愛犬がオモチャを咥えてルンルンしながら持ってきたことはありませんか?「このおもちゃで一緒に遊ぼう!」とお誘いしてくれているのです。とても可愛らしく分かりやすい行動ですよね。
忙しくて構ってあげられないと、次から次へと色々なオモチャを出してきて『構って攻撃』する子もいるとか。飼い主さんの足元はオモチャだらけに…。愛犬的には「どのオモチャなら遊んでくれるの?」という気持ちのようです。
2.頭を強く押し付けてくる
少し強めに頭を押し付けてくるのも構ってアピールのひとつ。我が家の場合は、家事やお仕事などに集中している時、愛犬を数時間構うことが出来ないことがあります。一段落ついて、ホッと一息ついた時に、愛犬が「待ってました」とばかりに、頭をぐりぐり押し付けてくるのです。
「お仕事終わったならボクに注目してね」「頑張って待ってたんだよ」と言われている気分になります。可愛らしさと健気さを一緒に感じる瞬間です。
また、頭を押し付けてくるのは、「触ってほしい」「撫でてほしい」などの要求のサインであることも多いようです。
3.前足でタッチしてくる
前足でチョンチョンと飼い主さんの体にタッチしてくるのも、とても可愛らしい仕草ですよね。
この行動は構ってほしい時にする子も多いですが、オヤツが欲しいなど要求がある時、また飼い主さんに対して、何か伝えたいことがある時にもすることがあるので、どこのお家のワンちゃんでもよく見られる行動かと思います。
可愛い仕草ではありますが、オヤツの催促であれば、健康のためにも与えすぎには注意しましょうね。
4.クンクンと鳴く
鼻にかかったような甲高い鳴き声で「クンクン」と鳴くのは甘えたい気持ちの表れ。胸がキュンと締め付けられるような、どことなく悲し気に聞こえる鳴き声で、すぐにでも構ってあげたくなると思います。
お留守番の時間が長く、飼い主さんとのコミュニケーションの時間が少ない子は、純粋に寂しさや甘えたい気持ちで「クンクン」と鳴くこともありますが、中には「クンクン鳴けば構ってもらえる」と学習した犬が、わがままで鳴いている場合もあります。
愛犬の要求に応えすぎていると、わがままになってしまうこともあるので、構うことが出来ない時は「後でね」や「少し待っててね」など声をかけて、構うことが出来ない時があることも学習してもらいましょう。
まとめ
犬はひとりで過ごす時間はあまり得意ではないので、飼い主さんの時間に余裕がある時は出来る限り構ってあげるとストレス発散に繋がります。
しかし、毎回『構って攻撃』の要求に応えてしまうと、我がままになってしまったり、自己主張が強すぎたりと、愛犬の性格に影響が出てしまいます。「構うことが出来ない時もある」ということを、愛犬に学んでもらえるよう、飼い主さんが主導権を持ってコミュニケーションをとってください。