犬だって感情のある動物!機嫌が悪いときもある
一緒に暮らしているとわかるとおり、犬はとても感情豊かな動物です。飼い主に触れられて嬉しそうにしたり、散歩に行こうとすると跳び上がって喜んだり…。まるで1人の人間とコミュニケーションを取っているような気分になりますよね。
そんな感情豊かな犬は、もちろん人間と同じように不機嫌になることもあります。「いったいどうしたの?」と思うほど、不機嫌オーラを出している愛犬…なんだかオロオロしてしまいますよね。
犬の機嫌が悪いときに見せるサイン
では、犬が機嫌が悪いとき、どのようなサインを見せているのでしょうか。以下のようなサインが見られるときは、犬の機嫌が悪いことが多いので、こちらも接し方や行動に注意しましょう。
- 目を合わせてくれない
- 体を別の方向に向く
- あくびをして見せる
- 息が荒くなっている
このような仕草や行動、様子が見られたら、機嫌が悪いことが多いです。特に、目を合わせようとしても合わせてくれなかったり、体をわざと違う方向に向いたりする場合は、「構わないで」と言っています。
このような行動が見られたら、飼い主としても間違った接し方や行動をしないように気を付けましょう。一歩間違えると、信頼関係を損ねてしまったり、攻撃的になったりすることがあります。
犬の機嫌が悪いときに絶対してはいけないNG行為4選
では、犬の機嫌が悪いとき、飼い主であっても絶対にしてはいけないNG行為には、どのような行為があるのでしょうか。下記で紹介するようなNG行為をしてしまうと、関係に悪影響を及ぼしたり、余計に機嫌が悪くなってしまったりする恐れがあるので、注意しましょう。
1.しつこく構おうとする
飼い主として、機嫌の悪い愛犬を見たら「どうしたの?」「こっち向いて」と思わず構ってしまいたくなりますよね。しかし、これは逆効果です。
犬も人間と同じように、機嫌が悪いときは、一旦1匹で静かに過ごしたいと考えることが多いです。そこにしつこくかまおうとする人がやってきたら…余計にイライラしてしまうことでしょう。
あまりにもしつこく構ってしまうと、「飼い主は何もわかってくれていない」「しつこいな!」と怒りを買ってしまったり、信頼関係が崩れてしまったりする恐れもあります。
2.うるさくする
愛犬が不機嫌なとき、近くで大声を出したり、うるさい音を響かせたりする行為もNGです。すでに機嫌が悪くなっているにもかかわらず、このような行動をされると、余計にストレスが溜まってしまいます。
特に、犬は聴覚が非常に優れているため、耳に入ってくる音は、人間が聞こえている以上に大きな音として感じています。そのため、人間が「うるさいな」と感じる音は、とても大きな騒音に聞こえているのです。
3.おやつを与える
愛犬の機嫌が悪いと感じたとき、愛犬にご機嫌を直してもらおうとおやつを与えてしまう飼い主がいます。しかし、この行為を続けると、「機嫌が悪いフリをすれば、おやつがもらえる」と間違った解釈をしてしまうので、注意が必要です。
犬はとても賢い動物なので、飼い主の行動パターンを学習しています。そのため、前述したような自分に利益のある悪知恵を働かすことがあるのです。
機嫌の悪いフリをする回数が頻繁になればなるほど、おやつを与える回数が多くなります。これは、愛犬のわがままや気分屋な面を助長させる恐れがありますし、何より健康面を考えると、肥満になってしまう可能性が高いので、気を付けましょう。
4.怒る
愛犬が機嫌の悪い態度を取るからといって、責めるような言葉を口にしたり、怒鳴ったりする行為はNGです。犬も感情のある動物なので、不機嫌になることだってあります。それを無闇に責めても良い結果には繋がりません。
むしろ、よりストレスを溜めてしまい、イライラさせてしまったり、「何でわかってくれないの」と飼い主に対する信頼度が下がってしまったりする恐れもあります。
犬の機嫌が悪いときはそっとしてあげて
いかがでしたでしょうか。愛犬が機嫌の悪い様子を見せても、無理に構ったり、怒ったり、ご機嫌を取ろうとしてはいけません。基本的には、そっとしておいてあげることが大切です。
機嫌の悪さは時間が解決してくれることも多いので、愛犬が落ち着き、自分から近付いてくるのを待ってあげてくださいね。