犬の排泄物がトイレからはみ出してしまう原因4選!どうやって改善すればいいの?
犬のトイレのしつけはなかなか難しいこともあるもの。根気よく教えて、やっと上手にできるようになったと思っても、ギリギリのところでオシッコやウンチがトイレからはみ出してしまうことはありませんか?
愛犬自身は「トイレの場所」で排泄をしている意識があるのか、「褒めて!」や「上手でしょ!オヤツ頂戴!」と自信満々の顔で飼い主さんを見つめてくることもあると思います。飼い主さんとしては苦笑い、もしくは深いため息をつきたい気分になってしまうかもしれませんね。
犬の排泄物がトイレからはみ出してしまうことは、犬を飼っているご家庭であれば意外と多いあるあるです。しかし原因は様々。同じ犬という生き物でも、個体によって性格や経験、暮らしている環境に大きな違いがあるので、排泄物がトイレからはみ出してしまう原因も様々です。
1.トイレが小さい
第一に考えられるのが、トイレのサイズの問題。愛犬の体のサイズに合ったトイレを使用していますか?成犬になっても子犬の頃から使用している、小さいサイズのトイレを使い続けていると、前脚だけがはみ出す、また後ろ脚だけがはみ出すなどして、排泄物がトイレ内に収まらないこともあります。
改善法
まずはトイレのサイズを大きいものに変更してみましょう。大きさの目安は愛犬の体よりも少し大きめのゆったりサイズのトイレが良いと言われています。
2.トイレシートが汚れている
犬は基本的にとても綺麗好きな生き物です。個体によっては神経質なほど綺麗好きな子もいるよう。愛犬の排泄物がトイレからはみ出してしまったとき、トイレシートが汚れてはいませんでしたか?トイレシートが汚れていると、その汚れている部分を避けようとして用を足すため、必然的にトイレシートやトレーの真上に立つことができません。その結果、トイレからはみ出してしまうのです。
改善法
愛犬のトイレは常に清潔を保つように心がけてみてください。吸収力の高いトイレシートは、数回分のオシッコを吸収してくれる優れものですが、トイレの汚れが気になるワンちゃんには不向きかもしれません。安価なトイレシートでいいので、用を足すたびにトイレシートを交換し、清潔を保つことで解決することが多いようです。留守番が多い家庭では、トイレの個数を増やすのも良いでしょう。
3.周囲の環境
愛犬のトイレスペースが狭くて、顔のギリギリの位置に壁がある、またトイレへの出入りの際に体の向きを変えなければいけないなど、愛犬にとって「使いにくい」また「めんどくさい」と感じるような快適でない環境だと、少しでも楽に、また心地良く済ませられるような位置で排泄してしまうことがあります。
例えば、顔の位置、ギリギリに壁がある場合、壁から顔を背けるように前脚だけを斜めにトイレから出してしまうなどです。
改善法
トイレ周辺の環境が原因の場合、愛犬が何に対して嫌がっているのか探らなくてはいけません。個体によって苦手と感じる物は様々です。急に排泄物をはみ出すようになってしまったのであれば、ご自宅内で模様替えをした、新しい家具を設置した、トイレトレーを新調したなど、新たな変化が原因かもしれません。
原因となっているものを見つけ出して、トイレ周辺の環境を見直してみましょう。
4.トイレのしつけが完璧ではない、または病気
万が一、たまにトイレからはみ出してしまうだけでなく、トイレの場所自体も間違ってしまうことがある場合、トイレトレーニングが完璧ではない可能性があります。
また、きちんとトイレの場所まで行って用を足すが、はみ出してしまう場合、トイレシートやトイレトレーの上で用を足すということを理解していない可能性があります。なんとなく「この辺かな?」と感じながら排泄していることでしょう。また、膀胱炎などのおしっこに関する病気や、糖尿病などおしっこの回数がとても多くなってしまう病気などが原因でトイレが間に合わずトイレの失敗をするようになってしまうこともあります。
改善法
これらが原因の場合はトイレトレーニングをやり直すのが一番です。決して叱ることなく、何度も何度も成功体験を繰り返させ、根気よく一から教えてあげましょう。もし愛犬のトイレトレーニングがなかなか進まない場合、タイミングやトイレの条件(トレーの材質や場所など)が悪いことも考えられます。
今までできていたのにトイレの失敗をするようになった時は、病気の可能性を考え、おしっこの回数や色なども注意して見てみてください。病気が疑われる場合には、早めに動物病院を受診しましょう。
まとめ
ほんの少しのはみ出しでも、回数が多いと飼い主さんはお掃除が大変ですよね。そして、排泄物がはみ出してしまう、愛犬が感じている不便や不満を探るのも少し大変かと思います。改善法をいくつか試しながら、簡単にお掃除する方法なども見つけておくと楽ですね。