犬が家の中でトイレをしなくなってしまう原因3つ
トイレを躾けたのに愛犬が家の中でトイレをしなくなってしまったときには、何らかの理由が隠れているので原因究明をしてみましょう。また、外でしかトイレをさせていなかった成犬のワンちゃんに家の中でさせたいという飼い主さんも多いのではないでしょうか。
散歩に行けない雨の日や冬の間のトイレ問題でお困りの方は、まずは犬が家の中でトイレをしなくなってしまう原因3つに当てはまらないかチェックしてみましょう。
1.外でトイレをしたいから
野性で生活していた犬にとって家の中は寝床になるので、排泄はおのずと外で済ませます。1度でも外のトイレを覚えてしまうと犬にとってそれが当然のようになってしまうため、家の中でトイレをしなくなってしまうことも。
昔ながらの飼い方では「犬は外でトイレをするもの」という流れがありましたが、室内飼いが当たり前のようになっている今では「家の中でのトイレ」は覚えさせた方が雨の日はもちろん、老犬になったときなど、助かるシーンが多いです。
2.トイレシートに慣れないから
犬が家の中でトイレをしない、しなくなってしまう理由に「トイレシートに慣れない」ということもあげられます。犬は足の裏の感触で「おしっこをしよう」と思うため、トイレシートの上ではピンと来ないというのが正しいでしょう。外でしか排泄しない犬は、トイレの環境が落ち着かないという理由が大きいものです。
3.においが無いから
家の中でトイレをしないのは「においが無いから」という場合もあります。外には犬が縄張りのために残した排せつ物がたくさんあるので、そのにおいにトイレを促されるワンちゃんも多いでしょう。犬が家の中でトイレをしないのはトイレをする気分にならないという理由もあげられます。
犬に家の中のトイレでさせる改善法
家の中のトイレをしなくなってしまった犬にもう一度教えさせたい、成犬になってから家の中のでのトイレを躾けたいという方は次の方法をお試しください。
外のトイレに似た環境を作ってみる
理想はサークルの中でトイレをさせることですが、いきなりペットシーツをそこに敷いても最初からはできません。まずはお庭やベランダ、窓際などにペットシーツを敷き、その上に土や草などを少し乗せておきます。
外でしかトイレをしない犬にも、外のような匂いと足の裏の感触で教えていきましょう。ペットシーツには犬のおしっこの匂いを染み込ませておきます。その上でトイレができるようになったら、土などを取り除いていきます。最終的には、犬が落ち着いてできるように、サークルで囲ったトイレへと促していきましょう。
トイレの合図を覚えさせる
いつも散歩でトイレを済ませている犬なら、1日2~3回のトイレを行っているかと思います。そのトイレのタイミングに、こちらから「トイレ」などと伝えて促していきましょう。
ご飯の後や散歩に行く時間になったら「トイレ」と合図をして連れて行きます。失敗しないようにペットシーツを広げておき、うまくいかなくても怒らないことも重要。足を上げてトイレをするワンちゃんには、ペットシーツを巻いたペットボトルを置いておくなどの工夫をしてあげてください。
まとめ
犬が家の中でトイレをしないのは犬本来の習性が大きく関わっています。トイレは子犬のうちから教えた方がスムーズですが、成犬になってからでも遅くはありません。ぜひ今後のためにも、家の中のトイレを教えていきましょう。