1.指定されたもの以外のものを与える
ごはん
ごはんは、飼い主さんがいつも与えているものを用意して渡すはずです。一食分ずつ小分けにして用意する飼い主さんもいます。袋ごと渡し、軽量カップを添えて、分量をはかって与えるように指示する飼い主さんもいます。
愛犬を預かってもらうのに、ごはんを用意しない飼い主さんはいないでしょう。飼い主さんが用意してきたごはんを与え、量や回数や時間も指定された通りに与えるようにしましょう。
おやつ
おやつは、毎日与えている飼い主さんもいれば、ほとんど与えない飼い主さんもいます。もし、おやつを与えてほしいというのであれば、ごはんと同様におやつもいつも与えているものを用意して渡すはずです。適当に与えて良いという飼い主さんもいるかもしれませんが、事前に量や回数や時間を確認しておくと良いです。与えすぎると体調を悪くしてしまったり、ごはんを食べない原因になってしまうことがあります。
人間の食べ物を与えてはいけません
あなたや家族が食事をするとき、鳴いたり吠えたりして、食べ物を欲しがることがあるかもしれません。上手におねだりすることができる犬もいます。
しかし、人間の食べ物は決して与えてはいけません。体調を悪くしたり、中毒症状を引き起こしたり、アレルギーを持つこともあります。犬に与えても問題のない食材であっても、飼い主さんから与えるように指定されていないのであれば、与えないようにしましょう。
2.ケージから出す
お家の中で過ごすとき
飼い主さんがケージを用意し、“ケージの中で過ごさせるように”と、お願いすることがあります。なぜかと言うと、家の中を自由にさせると、イタズラをしたり、粗相をしたり、物を壊したり汚したりしてしまうことがあるかもしれないからです。
犬と暮らしていないお家であれば、犬の安全や快適を考えた環境ではないはずですから、犬にとっても危険なことが潜んでいます。ケガをしたり、脱走してしまう原因にもなりかねません。ケージから出たくて鳴いたり吠えたりするかもしれませんが、優しく声をかけて落ち着かせるようにし、決して出さないようにしましょう。
お散歩をさせる必要は?
ケージの中にトイレが用意され、トイレトレーニングが済んでいる犬であれば、ケージの中で排泄をすることができます。飼い主さんからトイレについても説明があるはずです。
ケージの中で過ごさせるようにお願いされたのであれば、お散歩へも連れ出す必要はありません。お散歩についても事前に確認しておくと良いです。慣れない人と慣れない環境でお散歩することは、犬にとって不安と恐怖でいっぱいです。急に走り出したり、首輪やハーネスを抜いて脱走したり、トラブルも多く起きています。
NG行為による万が一のために
かかりつけの病院を確認しておく
もしも何か問題が起きてしまったとき、病院へ連れて行く必要があるかもしれません。かかりつけの病院の住所や電話番号、場所を詳しく確認しておきましょう。診察券や診察手帳を持っている場合がありますので、用意してもらうと良いです。
ない場合には、病院のスタッフさんに飼い主さんの名前と愛犬の名前を伝えることで、カルテがありますので、すぐにわかってもらえるはずです。どうしても不安なのであれば、飼い主さんに電話をし、病院のスタッフさんと会話するようにお願いしても良いと思います。
持病や治療中の有無を確認しておく
持病はないか、治療中のケガや病気はないか、必ず確認しましょう。持病によって、発作を起こすかもしれません。アレルギー症状を起こすかもしれません。慣れない環境におかれたことで、悪化する可能性もあります。投薬はないかも確認すると良いです。
まとめ
よその犬を預かる時に絶対してはいけないNG行為は主に次の通りです。
- 指定されたもの以外のものを与える
- ケージから出す
この2つをテーマにNG行為と注意したいことについてご紹介しました。犬を預かる機会が多い方、これから預かる機会があるかもしれない方、ぜひお役立ていただけると嬉しいです。