犬がシニアになる前に必ずやっておきたいこと3選

犬がシニアになる前に必ずやっておきたいこと3選

今は元気いっぱいな愛犬も必ず年老いていきます。愛犬がシニアになっても、共に幸せに過ごすことができるよう、犬がシニアになる前に必ずやっておきたいことをご紹介いたします。

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犬は何歳からシニア期になるのか

お座りするシニア犬

犬のシニア期とは高齢犬、老犬のこと。犬も年齢を重ねることで人間同様に、老化現象が見られるようになります。しかし、一概に「何歳」と言えるわけではなく、個体差や犬種により老化現象が見られる時期には大きな差があります。

一般的に犬のシニア期は小型犬と中型犬は10歳くらいから。また大型犬であれば8歳以上をシニア犬と呼びます。大型犬は1歳を過ぎてからの成長スピードが早いため、老化現象が見られるのも早い傾向にあるようです。

人間の60歳は犬だと何歳?

ちなみに人間のシニアの定義は65歳以上。犬の年齢を人間の年齢に換算した場合、60代になるのは何歳ごろなのかご紹介しておきます。

  • 小型犬11歳→60歳
  • 中型犬10歳→63歳
  • 大型犬8歳→61歳

犬は人間よりもずっと成長スピードが早い生き物。小型犬は一年間で4歳、中型犬は5歳、大型犬は7歳も年をとると言われています。

とは言え、あくまでこれは平均的な数字。シニア期と言われる年齢に突入したからと言って、必ず老化現象が見られるわけではないでしょうし、逆にこの年齢に達していなくても、老化のきざしが見られる可能性もあります。元気いっぱいな愛犬でも、上記の年齢に近づいてきたら、そろそろ「シニア」を意識して、準備できることはしておきましょう。

犬がシニアになる前に必ずやっておきたいこと3選

薬を見つめる犬

1.お薬を飲めるようにしておく

持病がある子、また高齢によりお薬が必要になることもあると思います。今現在、愛犬にお薬を飲ませるとき、どのように飲ませていますか?錠剤をそのまま上手に飲み込むことができない子は、フードに混ぜる、また好きな食べ物で包み込んで飲ませることもあるのではないでしょうか?

シニアになる前に、お薬だけでしっかり飲み込むことができるように投薬練習をおススメします。

犬の老化現象のひとつで、食の好みが変わる、また食が細くなるなど、「食べること」に関する問題が出てきます。食の好みが変わっても、何かしら食べてくれるのであれば、お薬を飲ませるチャンスもありますが、食べ物をほとんど受け付けなくなってしまったとき、投薬に苦労することがあると思います。

大好物だったオヤツですら食べられなくなった時でも、必要なお薬をきちんと飲むことができるよう投薬練習をしておきましょう。

2.環境を整えておく

シニアになると筋力が低下し足腰が弱るため、運動機能にも老化現象が見られます。歩く速度はゆっくりとなり、お散歩にもあまり興味を示さなくなることが多いようです。室内でも当たり前に出来ていたことができなくなるケースも多くあります。ちょっとした段差につまづく様になり、寝ている状態から起き上がることが難しくなってしまうことも。

室内は極力段差をなくし、滑らない床材を用意してあげましょう。また、視力の低下により、家具にぶつかってしまうこともあります。万が一ぶつかってしまってもケガをしないよう、衝撃を和らげるためのクッションや厚手のタオルなどで家具を覆っておくと良いでしょう。

3.トイレの見直し

犬は人間よりも長時間オシッコを我慢できる生き物です。しかし、シニアになると膀胱の筋力の低下により、長時間オシッコを我慢するのが難しくなってしまいす。今現在、室外でのみ排泄をする習慣がある子はお散歩の時間までオシッコを我慢していますが、シニアになるとそれが難しくなるのです。

シニアになり、足腰の筋力が低下している状態で、トイレのためだけに外に出るのはシニア犬にとっては体力的にも精神的にも負担になります。できるだけ早いうちから室内でもオシッコができるようトイレトレーニングをしておきましょう。

また、もともと室内でオシッコができる子でも、シニアになる前にトイレの見直しをしておくと良いと思います。シニアになるとトイレの失敗が増える個体は多く、やはり筋力の低下で我我慢ができず、トイレの場所まで間に合わないことも多々あるようです。

トイレスペースを広くする、また愛犬がいつも過ごす場所の近くにトイレを移動する、トイレを数か所に用意するなどして、シニアになった愛犬のトイレの負担を軽減してあげましょう。

まとめ

お昼寝中のシニア犬

今回は3つのことに絞ってご紹介させていただきましたが、その他にも、シニアになる前にやっておきたいことは色々あると思います。シニアになり老化現象が見られ始めた犬は、体の変調に愛犬自身も戸惑うものです。不安感や恐怖心で性格が変わってしまうワンちゃんもいます。

信頼関係を築くことに力を入れて、体のどこに触れることにも慣れてもらいましょう。また、信頼できる獣医さんを見つけておくことも大切です。高齢犬、老犬になると今までよりお世話も大変。互いが心地良く過ごせるよう心構えをしておきましょう。

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