ペット不可の部屋で犬を飼ってしまうと起こる『4つの悲劇』

ペット不可の部屋で犬を飼ってしまうと起こる『4つの悲劇』

犬と一緒に引っ越しを考えるとき、家探しの最優先事項が「ペット可」という方はきっとたくさんいるはず。では、もし「ペット不可」の部屋に犬と引っ越したらどのようなリスクがあるのでしょうか?

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ペット可物件とは?

キャットウォークと猫

ペット可物件は、大きく分けて2種類

近年、犬や猫を飼育する方が増えてきているため、ペット可物件は大人気!入居希望者の競争率が高く、悩んでいるうちに他の入居者が決まってしまうこともざらにあります。そんなペット可物件ですが、大きく分けると2種類存在しています。

  • ペット共生型賃貸…ペット専用の足洗い場やリードフックが付いていたり、ペットがゆったり寛げる設備が完備された物件。
  • 「ペット可」の条件を後から付けた賃貸…入居者確保を目的として、大家さんの好意によりペットの飼育が可能となっている物件。

飼育可能なペットには条件がある

犬と玄関マット

一口に「ペット可」と言っても、どんなペットでも飼育できるとは限りません。物件により、飼育できるペットの種類や頭数は制限されていることが多いです。「小型犬のみ可」「猫1頭のみ可」等の条件が注釈として明示されているので、入居前に必ず確認しましょう。

大家さんによっては、交渉することで条件が緩和される場合もあるので、気になる方は事前に管理会社に問い合わせると良いと思います。

「家賃」や「敷金」の金額設定は高め

豚の貯金箱とお金

ペット不可の物件と比較すると、同じ立地・築年数であっても、ペット可物件の家賃は約1〜2割程度高めの金額に設定されています。ペットが壁や床を汚してしまった際は敷金で賄われることから、敷金も高めとなっており、平均相場は約3ヶ月程度となっているようです。

ペット不可の物件で犬を飼うリスク

木に隠れる犬

1. 犬を堂々と外に連れ出せない

犬を飼っていることを公にしていない以上、自由に外に連れ出すことは難しいと思って下さい。好きな時間に散歩にも行けないとなると、犬にもストレスがかかることでしょう。大家さんが常駐している建物では、大きめのバッグに犬を隠して外出する方もいるようです。共有スペースで周りの方に遭遇し、気付かれるのも時間の問題です。

2. 家での行動が制限される

ペット可物件では、犬が吠えることを前提として防音性に優れていたり、排泄物を処理する設備が設けられているといったメリットがあります。しかしながら、ペット不可の物件において、そのようなことは考慮されていないため、外への音漏れ配慮や排泄物の処理は、全て飼い主さんの自己管理となります。

3. 強制退去を勧告される可能性

騒音やニオイ漏れのトラブルをきっかけに、近所の方が大家さんに通報してしまうことがあります。トラブルの原因がペットと分かれば契約違反とみなされるため、「最愛のペットを手放す」か「強制退去」の究極の選択を迫られる可能性があります。

4. 退去費用が高額になる

ペット可物件では、退去時のクリーニング費用として敷金を事前に徴収されています。では、ペット不可の物件はどうでしょうか?

退去時、クロスの張り替えや消臭にはかなりの金額がかかることが想定されますが、世の中には敷金0円の物件も多々あります。そうなると、ハウスクリーニング費用は退去のときに請求されることになります。

まとめ

白い犬と段ボール

ペット不可の建物には、動物アレルギーを持っている方がお住まいのケースもあることを念頭においておきましょう。総合的に判断すると、犬と一緒に暮らしたいのであれば、大家さんの条件に則り、ペット可物件に引っ越すことをおすすめします。犬も人間も、ストレスフリーで暮らせる環境がベストです。

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