雨の日に犬の散歩をするとき、絶対にやってはいけないNG行為
雨の日は地面も濡れているため、愛犬を散歩に連れて行くと、愛犬が全身びしょ濡れになり、その後が大変…と雨の日の散歩を嫌がる飼い主さんは多いです。中には、「雨だから」と散歩に行かない飼い主さんもいるでしょう。
基本的に、雨の日は無理して散歩に行かなくても良いとされています。特に、小型犬は体にかかる負担が大きいため、雨の日の散歩は推奨されていません。中型犬、大型犬の場合は、雨の日が続いてしまうとストレスが溜まってしまうため、散歩に行く日と行かない日を決め、後者の日は部屋で思い切り体を動かせるような遊びを提案してあげる必要があります。
そんな雨の日の散歩では、気を付けなくてはいけないことも多いです。ここでは、雨の日に犬の散歩をするとき、絶対にやってはいけないNG行為をご紹介します。
傘を前に差す
雨の日の散歩をする際、飼い主は傘を差して散歩することが多いですよね。雨の日はただでさえ、雨で視界が悪くなっているので、傘は正しく縦にもたなければいけません。
よく自分の顔や頭を守るために、傘を前に差し、前から入り込む雨を防ごうとしながら散歩する人がいますが、これでは視界が完全に塞がってしまうため、非常に危険です。自分だけならまだしも、犬も一緒にいるため、傘を前に差してしまうと、前から来る車に気が付かなかったり、愛犬の様子を観察することができなかったりします。
車通りの多い時間帯に散歩
雨の日は、雨の強さにもよりますが、晴れている日よりも様々な音が聞こえにくいです。これは、雨の音にかき消されてしまっているため、前から歩いてくる人の足音や車の音、バイクの音、自転車のベル音が聞こえにくいのです。そのため、雨の日に、交通量の多い時間帯に散歩に行ってしまうと、車が近付いてきても車の存在に気付くことができず、事故に繋がる危険性もあります。
また、犬は人間以上に聴覚が優れているため、雨の音がより大きく聞こえているはずです。そのため、パニックに陥ったり不安を感じたりする犬が多いので、その辺りも気を配ってあげましょう。
長時間の散歩
いつもは少し長めに散歩をしているというご家庭も、雨の日は少し短めの散歩にしてください。これは、雨によって肉球が濡れる時間を少しでも短くするためです。
空から降ってくる雨はもちろん、地面に溜まった水たまりに入ることで、肉球は長時間雨水にさらされることになります。犬の肉球はとてもデリケートなので、水に長時間さらしてしまうと、ふやけてしまうのです。肉球がふやけてしまうと、ちょっとした刺激で怪我をしてしまうリスクが高まるので、肉球がふやけてしまう前に帰宅するのがベストです。
最近では、犬用のレインブーツなども販売されているので、愛犬が嫌がらないようであればレインブーツを着させて散歩に行くのも良いでしょう。
雨の日の散歩…散歩後のケアも大切に
雨の日の散歩は、晴れている日とは異なり、いつもより注意を払わなければいけません。しかし、散歩中だけでなく、雨の日の散歩後のケアも非常に重要です。
まずは、帰ったらすぐに濡れた体を拭いてあげてください。吸水速乾タイプのタオルだと、乾きも早いので、犬の体を冷やすこともありませんよ。タオルだけでは乾かないところは、ドライヤーを使うと良いでしょう。また、あまりにも体がびしょびしょに濡れてしまっている場合は、シャワーで汚れを洗い流す必要があります。しかし、あまり頻繁にシャワーやシャンプーをしてしまうと、犬の皮膚バリアを壊してしまう恐れがあるため、基本的にはレインコートを着させて雨を凌ぐようにしてください。
最後に、被毛はしっかり乾かしてください。生乾きのままにすると皮膚炎を起こしてしまいます。でまた、濡れたしまったことで絡まりやすくなった毛を梳かすために、ブラッシングを丁寧に行いましょう。
このように、普段よりも念入りに散歩後のケアをしなければ、不衛生な状態となってしまう恐れがあるため、忘れずに行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。雨の日に散歩をする際は、今回ご紹介したNG行為を避け、普段よりも細心の注意を払う必要があります。また、散歩後のケアも怠らないようにしましょう。安全に配慮し、ぜひ雨の日ならではの散歩を楽しんでくださいね。