実は危険な犬のお散歩の仕方とは?
犬の散歩は、運動不足解消やストレス解消、さらには社交性を高めたり飼い主との絆を深める上で、とても重要な役割を果たします。しかし、そんな楽しいお散歩の中には、多くの危険が潜んでいることにお気づきでしょうか。今回は、実は危険な犬のお散歩の仕方をご紹介します。ぜひこれを参考に、今後のお散歩の仕方を改善してみてくださいね。
1.草むらを歩かせる
散歩のルートに草むらがある場合、飼い主さんの中には「自然と触れ合わせよう」という理由から、愛犬を草むらに行かせ、歩かせている飼い主さんも多いでしょう。
しかし、できるだけ犬の散歩中は草むらを避けることが望ましいです。なぜならば、草むらには、犬の天敵となるダニやノミ、蚊などが発生しているからです。
これらに刺されたり、侵入されたりしてしまうことで、死に至る危険性あるため、愛犬の健康を考えるならば、なるべく草むらは避けるべきです。
2.花壇などに咲く花を嗅がせる
犬は視界に入る物すべてに目を光らせています。中でも興味を持った物は、匂いを嗅ぐことで、その物の情報を得ようとする習性があります。
散歩の途中に花壇があったり、道端に花が咲いている場合は、要注意です。他人様の家の花壇に植えられた花を誤食してしまうのは、マナーとしてもNGですが、同時に恐ろしい症状を引き起こし、死に至る危険性もあります。
花の中には、下痢や嘔吐を促すものや、最悪の場合、昏睡状態に陥ったり、死に至る危険性をもたらす花も存在します。これらを食べてしまうと、大事に至るため、花壇などに咲く花を積極的に嗅がせる行為は、できるだけ控えましょう。
3.ノーリード
田舎町で見かけることの多い危険な散歩の方法です。今ではマナー違反として広く知れ渡るようになったノーリード散歩ですが、それでも未だにノーリードで散歩させてしまう飼い主が後を絶ちません。
ノーリードは、さまざまな危険をはらんでいます。驚くような出来事があった場合、愛犬が興奮状態となってしまい、脱走してしまう恐れもありますし、突然他人に飛びかかり、危害を加えるケースもあります。
4.スマホを見ながら散歩
歩きスマホをしている時点でNGですが、それが愛犬の散歩中であれば、尚更危険です。スマホを見ていると、どうしても愛犬への注意が欠けてしまいがちです。その最中、他の人に突然飛びかかったり、道路に飛び出したりしてしまうと、瞬時に落ち着かせることは難しいです。
飼い主として、散歩中は常に気を張り、愛犬に危険が及ばないか、または愛犬が危険な行動を引き起こさないか、隣できちんと見ていてあげることが大切です。
「私の家の周りは、人が少ないから大丈夫」と思っている飼い主さんもいるかと思います。しかし、人に襲いかかる危険性がなくとも、ノーリードでは脱走されてしまう危険性が高いです。普段人が少ない場所であっても、犬の散歩には必ずリードを着けましょう。
5.自転車のかごに乗せる
自転車のかごは高さがあるため、愛犬を入れて連れ歩くには不向きです。もしもかごから飛び下りてしまうと、高さもあるため、犬によっては骨折に繋がる恐れもあります。
また、自転車のかごに乗せた状態で散歩してしまうと、慌てて籠の中から抜け出そうと試みて、より危険な状況を生み出してしまう恐れがあります。
また、自転車にリードを繋いで歩かせる行為も危険です。自転車側が思った以上にスピードが出ており、愛犬が体力的にも着いて来られなくなってしまう可能性があります。すると、怪我に繋がる恐れもあるため、自転車を押したり乗りながら散歩をするのはやめましょう。
監修ドッグトレーナーによる補足
自転車で怖いことのひとつに、もらい事故があります。自分がいくら気を付けて安全運転をしていても他者から受けてしまう交通事故を完全に防ぐことは不可能です。体の小さい小型犬は高い場所から落下してケガをすると、後遺症を負いかねません。大切な愛犬を守るためには時間や状況に合わせ、自転車に乗らなくても済むような工夫をしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の散歩は、飼い主の仕方によって、安全度が大きく左右されます。せっかくの楽しい散歩なので、最後まで安全に歩きたいですよね。ぜひ今回紹介した危険な犬のお散歩の仕方を参考に、自分の行動を振り返ってみてください。
ユーザーのコメント
女性 匿名
リードは愛犬を守る命綱で大切な物。人が居ないから、うちの犬は大丈夫だからなど思わないで欲しいですね
女性 匿名
ノーリードのこがうちのこを追いかけて、私の周りを高速で2匹でぐるぐる回ってしまい、うちのこを抱っこして助ける事も難しくて、危うくノーリードのこに噛まれそうになったところ、通りがかりの方が、2匹の間に自転車のタイヤを入れて下さって、何とかうちのこを救い出す事ができました。
ノーリードのこは突然襲ってくるパターンが多く、あの事態を1人で解決するのは難しいと思います。
4回のうち2回は通りがかりの人に助けて頂きましたが、あとの2回はノーリードを悪いとも感じていない飼い主でした。
怪我がなかったから良かったじゃない。ではなく、相手の犬の立場になって考えて欲しいです。その出来事がトラウマになったり、酷い怪我をするかもしれません。そういう事が起こらないためにも、リードはお互いにとって大切な命綱です。軽く考えないでリードをきちんと着用して欲しいです。
30代 男性 匿名