1.ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ(White Swiss Shepherd Dog)
美しい真っ白な被毛を持つ、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは、20世紀の末に生み出された新犬種です。ジャーマン・シェパード・ドッグの中に、白い被毛を持って生まれてくる個体がおり、殺処分されていた過去がありましたが、白い被毛を持つ個体を集めて生み出されたのが、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグです。
白い被毛を持つ個体を集めて生み出されたのち、スイスにて改良されたため、名前にスイスという言葉が含まれたようです。
飼い方のコツや注意点
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは、美しい真っ白な被毛を維持するため、室内での暮らしが適している犬種です。庭へ出て遊ぶだけで、少しの汚れも目立ってしまうほど、純白なのでしょう。また、皮膚があまり強い犬種ではありません。
そのことからも、衛生面を保つため、室内での暮らしを必要とします。控えめな性格で、何事にも辛抱強く、そのためか、ストレスをためやすい一面があります。そのストレスによって、攻撃的な性格へと変わってしまうことがあります。
ストレスをためてしまわないよう、毎日の十分な運動を必要とします。体力に自信のない方、お散歩や運動のための時間を確保することができない方は、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグとの暮らしに向かないでしょう。
2.アフガン・ハウンド(Afghan Hound)
風になびく美しいロングヘアを持つ、アフガン・ハウンド。これほどにまで高貴さを漂わせた犬種はいない、と思わせるほどのイケメンでエレガンスな犬種です。美しくイケメンな犬種が揃う品評会でも、アフガン・ハウンドの存在は、かなり目立つことでしょう。
華奢なカラダをしていますが、高地にある寒冷な場所でも生き抜くことができるほど、豊な被毛を持っているのが特徴のひとつです。山岳地帯を自由に駆け回ることができる、腰高いカラダもイケメンさを際立たせる要因でしょう。
飼い方のコツや注意点
穏やかで優しく、あまり感情を表現することのない犬種です。他人が見ると、大人しい利口な犬だ、と見えるかもしれません。独立心が強く、束縛されることや強制されることを嫌い、冷めた一面を持つからかもしれません。見た目の美しさやイケメンさからもわかるように、プライドが高い犬種でもあります。
こういった性格をよく理解し、根気強くしつけを行う必要があります。お散歩の途中、小さな犬や猫、小動物などを追いかけまわそうとすることがあります。行動するときは、自分で考え、自分で判断するという性格であるため、飼い主さんに従ってお散歩することができるよう、適切なしつけが必要です。
3.ボルゾイ(Borzoi)
ロシアの貴族階級と暮らしてきた歴史を持つ、ボルゾイ。別名をロシアン・ウルフハウンドと言い、狩猟犬として活躍していたイケメン犬種です。オオカミ狩りにも参加していたようです。
あまりの美しさと高貴さによって、世界中どのドッグショーや品評会を見ても、必ず圧倒的な存在感を見せつける犬種です。狩猟犬として活躍していたことを活かし、ドッグレースでも活躍しています。美しい被毛には、ゴールド・シルバー・ブラック・レモン・レッドなどがありますが、日本ではホワイトが圧倒的人気です。
飼い方のコツや注意点
他の犬や動物を獲物と判断し、狩猟犬であった頃の血が騒いでしまうことがあります。興奮し、制御することができなくなってしまうことがないよう、適切なしつけを行わなければなりません。
基本的には穏やかで性格であるため、小さな子供や高齢者とも上手く付き合うことができます。しかし、遊び好きであることや興奮しやすいことから、小さな子供や高齢者と接するときは、制御することができる大人や飼い主さんが見守る必要があります。
まとめ
イケメン犬種の飼い方のコツや注意点について、
- ホワイトスイスシェパードドッグ
- アフガンハウンド
- ボルゾイ
この3犬種についてご紹介しました。イケメンであることはもちろん、美女が多い犬種でもありますよね。オスとメスでは、顔つきや表情が全く違い、オスらしさ、メスらしさが感じられるのも魅力のひとつでしょう。