室内犬が喧嘩をしてしまう理由4つ!正しい対処法や『じゃれあい』との違いまで

室内犬が喧嘩をしてしまう理由4つ!正しい対処法や『じゃれあい』との違いまで

室内で多頭飼いをしていると、「さっきまでまったり仲良くしていたのに急に喧嘩をしだした!どうして?」という経験をされている飼い主さんも多いのではないでしょうか。また、「じゃれあい」と「喧嘩」はどうやって見分けるのでしょうか?今回は、室内犬同士がけんかをしてしまう理由や正しい対処法、「じゃれあい」と「喧嘩」の見分け方についてご紹介したいと思います!

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室内犬が喧嘩をしてしまう理由4つ

三匹の犬

1.嫉妬

犬は、知能が高く、集団生活を送れる社会性の高い動物です。その習性があるために愛情を与えることが出来、また逆に家族や仲間からの愛情を欲しがるのです。
また、自分に与えられる愛情の量から、家族の中での自分の重要度や位置を測っているとも考えられます。

まるで、江戸時代の大奥の女性や、中国王朝の後宮のように、犬は、自分に対して与えられる愛情の深さで自分の立場が変化することを本能で知っているのです。
つまり、「いっぱい愛されている方がこの家族の中では大切にされているから、立場が上」という思考です。

愛犬達は飼い主さんが大好きだからこそ、自分が一番愛されていたい、といういじらしい思いを抱いています。さらに家族間で自分の置かれた立場を確定し、感情的に穏やかで過ごしたいのです。ところが、自分に与えられるべき愛情を仲間に奪われたとしたらどうでしょう。

俗に「嫉妬に狂って」と言う言葉がありますが、まさにその言葉通り、愛情を奪った相手に対して、腹立ちをぶつけ、攻撃します。そして、ぶつけられた相手が「売られた喧嘩を買う」形で受けて立ちます。「愛情」の価値を知っている動物だからこそ、同じ家族として過ごしながらも「嫉妬」という愛情の争奪戦で喧嘩に発展してしまうのです。

2.発情、母性本能

去勢していないオス数匹とメスが同居していたら、メスをめぐってオス同士が喧嘩をすることがあります。また、子犬を出産したばかりのメス犬は母性本能が働き、例え、その子犬の父犬であっても子犬から引き離そうと攻撃的になることがあります。

3.攻撃行動の発動

犬同士が喧嘩をする時は、なにか相手に対して「腹が立つこと」が起こった時です。言い換えると、なにか原因があって相手に対して怒っているワケです。人間をはじめ社会性のある動物には、身体的、あるいは精神的危害を避けようとしている相手に対して攻撃を加えようとする習性があります。これを「攻撃行動」と言います。

人に飼育されている犬の「攻撃行動」を例に挙げると、飼主さんから与えられるおやつや食事を独占しようとして、他者を攻撃することを「食物関連性攻撃行動」と言い、それに対しておもちゃや自分がふだん気に入っている毛布やクッションなどの所有物、あるいはお気に入りの場所を独占しようとし、そこから他者を排除するために攻撃することを「所有性攻撃行動」と言います。

4.力関係を確定するため

犬の祖先である狼には、持って生まれた気質によってアルファ、ベータ、シグマ、オメガ、というランク分けがなされていると言われています。リーダーとなるべき気質を持つアルファ、それを補佐するベータと言う風にその気質によって与えられる役割を振り分け、群れの安全を確保し、食べ物を得るために狩をします。

犬にも、リーダー要素を持っている犬と、そうでない犬がいて、もしも、リーダー要素を持っている犬同士が同じ家の中に暮らすような状況になると、その犬たちの関係性が犬達によって決められるまでは、小競り合いが絶えないかも知れません。

けれども、リーダー気質を持っている犬はとても利口なので、飼い主さんが介在しない方が犬同士の関係性を上手に築くことが出来るはずです。

犬には、狼のような明確な「アルファ、ベータ」という気質の区分は出来ませんが、社会性の高い動物であることは間違いありません。ですから、家の中で自分の立場を明確にするために喧嘩をすることがあるようです。

室内犬同士が喧嘩をしないようにする正しい対処法

ブルドッグ二匹

食事、就寝場所を離す

食事を与える場所を離すのは食事に対する「「食物関連性攻撃行動」を和らげるため、就寝場所を離すのは、縄張り意識に対する「所有性攻撃行動」を和らげるためです。

「愛情を平等に」を心がける

先住犬を優先することも必要ですが、あまりに露骨すぎると一方の子にストレスが溜まります。先住犬の目に届かないところで、「十分に愛されている」と心が満たされるようなコミュニケーションを心がけましょう。例えば、先住犬だけの散歩を済ませた後、一方の子だけを連れて散歩に行き、たくさん声をかけ、たっぷりと遊んであげるなどの工夫をしてあげましょう。

「喧嘩」はいけないこと、と教える

喧嘩をしたら、飼い主さんに怒られる、ということをしっかりと教えます。犬は、人間が思っているよりもずっと人間の表情を見、感情を理解します。「犬に言葉を話してもわからない」とは思わずに、どちらも等しく愛していることを伝え、喧嘩をしたら飼い主さんの言葉一つで止められるように、しっかりとトレーニングを行いましょう。

室内犬同士が喧嘩をしてしまった時の正しい対処法

くつろいでいる柴犬

安易に止めない

犬が本気で相手を攻撃している時は、すさまじい破壊力があります。小型犬なら手袋をはめたり、バスタオルをかけたりして制止できますが、中型犬以上だと、止めに入った飼い主さんが大怪我をしてしまいます。

喧嘩の原因を解明、把握し、改善、解決する

なぜ、喧嘩になったのかその原因を解明し、現状を把握しましょう。そして、その喧嘩が繰り返されないように、なにか問題があるなら改善、解決するように努めましょう。

犬同士の喧嘩とじゃれあいの見分け方

怒った顔の柴犬

本気の喧嘩の時の様子

  • 相手の体に咬みついてから首を振る
  • 襲い掛かる前に制止する
  • 背中の毛が逆立つ
  • 唸り声が低く、長い
  • 鼻先に皺が寄り、犬歯をむき出しにする

じゃれあいの時の様子

  • 唸っているが口角が上がっている
  • 跳ねるように攻撃する
  • 攻撃、防御の間も絶え間なく尻尾をあげ、振っている

まとめ

ペットと生活

言葉でコミュニケーションが出来ない犬と人間では、本当の気持ちまでは理解出来ませんが、縁あって、家族となった犬同士生涯仲良く過ごして欲しいと思うのは飼い主として当然のことです。出来るだけ、犬達の様子や現状をしっかり観察し、喧嘩の回数を減らすように努力しましょう。犬同士の関係性の構築は、犬同士に任せたとしても、それがこじれた時こそ、飼い主さんの存在価値が発揮されることでしょう。

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