『吠えやすい』と言われる小型犬は?
一般的に、小型犬は体も小さく、飼いやすいと言われています。しかし、犬種によっては無駄吠えが多いなど、集合住宅には不向きな犬種もいます。では、小型犬の中でも「吠えやすい」と言われているのはどのような犬種なのでしょうか。ここでは、習性的に吠えやすい傾向が強いとされている小型犬をご紹介していきます。
1.ジャック・ラッセル・テリア
まずはジャック・ラッセル・テリアです。ジャック・ラッセル・テリアは、さまざまな面で小型犬の中でも特殊な犬種と言えます。
通常、小型犬の散歩は1日1~2回、1回15~30分程度が目安と言われていますが、ジャック・ラッセル・テリアは多くの運動量が必要なため、1回1時間程度の散歩が必要と言われているほどです。
そんなジャック・ラッセル・テリアは、元々猟犬であることから、吠える習性を持つ犬種です。吠えることで仲間にさまざまな情報を知らせようとする習性があるため、現代では『吠えやすい犬種』と言われることがあります。
2.チワワ
小型犬の中でも特に小さな体を持つチワワは、日本国内でも人気が高い犬種です。しかし、実は小型犬の中でも吠えやすい犬種として知られていることをご存知でしょうか。
これはチワワという犬種が持つ、性格的傾向が関係しています。チワワは警戒心強い犬が多い傾向にあり、その警戒心から、ちょっとした変化や知らない人に対して、強く吠えて威嚇したり、飼い主に知らせようとする行動が目立ちます。
3.ポメラニアン
ふわふわの毛が可愛らしいと人気のポメラニアン。ぴょんぴょんと可愛らしい動きを見せてくれる犬種のため、どうしても甘やかしてしまう飼い主さんが多い犬種でもあります。
現在では小型犬の姿が主流となったポメラニアンは、元々牧羊犬として活躍していた大型犬だったのです。そのため、吠えることで羊を誘導していた歴史があり、その習性が今でも残っていると言われています。
今では品種改良により小さな体になりましたが、それでも昔の習性や本能が残っており、相手が自分より大きい相手であっても吠えかかることがあります。
4.ミニチュア・ダックス・フンド
胴長短足の愛らしい犬種として知られているミニチュア・ダックス・フンドですが、ダックスフンド犬種も元々は猟犬です。そのため、習性として『吠える』という行動が備わっています。
飼い主さんに何らかの情報を伝える手段として、反射的に吠えてしまう傾向があるため、「吠えやすい犬種」として名前が挙がることがあります。また、ジャック・ラッセル・テリアと同じく、小型犬の中では必要な運動量が多い犬種です。
「吠えやすい犬種」と言われていますが、比較的温厚な性格の犬が多い傾向にもあるため、しつけを行うことで吠え癖が改善しやすい犬種でもあります。
吠え癖をやめさせたい…改善方法は?
今回、ジャック・ラッセル・テリアをはじめ、チワワやポメラニアン、ミニチュア・ダックス・フンドなど、日本でも人気の高い小型犬が「吠えやすい犬種」として挙げられました。しかし、飼い主のしつけや環境によっては、もちろん吠え癖を改善することは可能です。
元々猟犬だったジャック・ラッセル・テリアやミニチュア・ダックス・フンドは、日中にたくさん体を動かし、運動不足やストレスを解消してあげることが重要です。
また、伝えたいことは吠えることで飼い主に伝える癖があるため、吠えたら無視をし、吠えることをやめたら褒めるなど、「吠えたらかまってもらえない」「聞いてもらえない」と学習させましょう。
ポメラニアンやチワワの場合、警戒心から吠えることが多いです。そのため、臆病な性格や威嚇行動を減らす努力をしましょう。そのためには、散歩中に他の犬や人と触れ合うなど、社交性を身につける方法が適しています。
さまざまな人や犬と触れ合ったり、経験をさせたりすることで、臆病な性格や警戒心の強さを改善することができます。すると、徐々に吠え癖が改善していきます。
吠え癖を改善するのは、簡単ではありません。しかし、根気強く、少しずつ確実に行っていくことで、吠えやすい犬種であっても改善することは可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。小型犬であっても、吠え癖のある犬はご近所トラブルに発展する可能性があります。しかし、改善できないことはありません。これらを踏まえた上で、家族として迎えることを検討しましょう。
ユーザーのコメント
50代以上 男性 匿名
ダックスはドイツ語の「穴熊の猟犬」が名前になっていて、フントは英語ではハウンドになるのでフンドは変ですよね。
どうでも良い事かも知れないですが、専門的な内容を載せている所が名前を正確に載せる事もしないのは気になりますね。