日本と海外の人気犬種の違い
日本と海外では人気が高い犬種が全く異なるのをご存知でしょうか?日本だと日頃、お散歩をしているワンちゃんで多く見かけるのは、おそらく小型犬や中型犬がほとんどかと思いますが、欧米では圧倒的に大型犬のほうが人気が高いよう。まずは各国、どんな犬種が人気が高いのか調べてみました。
日本で人気の高い犬種
日本で人気が高いのは小型犬がメイン。少し体が大きくても室内飼育しやすい中型犬までが多く飼われているようです。
- 1位→チワワ
- 2位→トイプードル
- 3位→柴犬
- 4位→フレンチブルドッグ
- 5位→ポメラリアン
チワワやトイ・プードルは根強い人気ですね。実は10位以内は柴犬とフレンチ・ブルドッグを除くと全て小型犬でした。大型犬の最上位は14位のゴールデン・レトリバーとなっています。
アメリカで人気の高い犬種
アメリカで一番人気が高い犬種はラブラドール・レトリバー。なんと29年間、連続1位だそうです。
- 1位→ラブラドールレトリバー
- 2位→ジャーマンシェパード
- 3位→ゴールデンレトリバー
- 4位→フレンチブルドッグ
- 5位→ブルドッグ
やはり大型犬~中型犬が人気のようですね。7位にプードルがランキングされていますが、日本で人気のトイ・プードルに限っているわけではないよう。小型犬最上位は10位のヨークシャー・テリアでした。
イギリスで人気の高い犬種
ペット先進国のひとつでもあるイギリス。イギリスの人口は日本の半分程度ですが、犬の飼育頭数は日本とほとんど変わらないよう。愛犬家が非常に多い国となっています。
- 1位→ラブラドールレトリバー
- 2位→フレンチブルドッグ
- 3位→コッカースパニエル
- 4位→パグ
- 5位→イングリッシュスプリンガースパニエル
大型犬のラブラドール・レトリバーが1位ではありますが、中型犬や小型犬も上位にランキングされていますね。しかし、日本と比較すると、やはり小型犬の人気は低いようですね…。
ドイツで人気の高い犬種
世界一のペット先進国と言われるドイツ。上記に書いたイギリスもそうですが、ヨーロッパ諸国では犬は家族の一員であることはもちろんで、社会の一員でもあると認識されているよう。特にドイツはヨーロッパの中でも犬に対する意識が高い国となっています。
- 1位→ジャーマンシェパードドッグ
- 2位→ダックスフント
- 3位→ジャーマンワイアーヘアードポインター
- 4位→ラブラドールレトリバー
- 5位→ゴールデンレトリバー
ドイツで一番人気が高い犬種はドイツが原産国のジャーマン・シェパード・ドッグ。警察犬としても活躍するジャーマン・シェパード・ドッグは、非常に賢いため根強い人気があるようです。ドイツでも2位のダックスフント以外は大型犬が上位にランキングされています。
海外で大きな犬が人気が高い理由
住宅事情によるもの
日本と海外とでは犬種の好みも分かれるようですね。好みの傾向が分かれる理由のひとつに、住宅事情があると思います。日本ではマンション住まいで犬を飼われてる方も多いですよね。犬を飼えるペット可のマンションは、意外と大型犬を受け入れてくれないマンションも多いはず。それゆえ体の小さな小型犬が人気犬種の上位にランキングされるよう。
いっぽう欧米では広い敷地の戸建てで、大きなお庭がある住宅が一般的。必然的に大型犬が人気になるようです。
愛犬に対しての気持ちの差
日本でも欧米でも愛犬を「家族の一員」として暮らしているのは違いはないようです。しかし、愛犬への気持ちは少し差があるよう。日本人は愛犬を「子供」のような存在として飼われている方が多いのではないでしょうか?「守る」「愛でる」「癒される」など、愛犬の親になったような気持ちを抱くため、小さく愛らしい「愛玩犬」が人気が高いようです。
欧米の場合も犬は家族ではあるものの、愛犬は友人や仲間として存在しているようです。時には自分や家族を守ってくれる、頼れる存在として愛犬を見ているよなので、体の大きいしっかりとした犬が好まれるかもしれません。
まとめ
日本と海外では犬に対する気持ちが少し違うようですね。人気の高い犬種が異なるのは、国ごとの環境や文化、経済状況なども関係しているよう。特に「犬は社会の一員」と認めている国は、犬のしつけも徹底したうえで、犬が住みやすい社会も整っています。「家が狭くて大型犬は飼えない」「大型犬はしつけが大変そう」という感覚が欧米には一切ないようです。