犬に絶対NGなおやつの食べさせ方とは?
愛犬にしつけのご褒美として、ちょっとした栄養補給としておやつを与える飼い主さんは多いでしょう。しかし、食べさせ方を間違えてしまうと、愛犬の健康状態に悪影響が及んだり、わがままになってしまったりします。
そんな悪影響を引き起こす犬に絶対NGなおやつの食べさせ方とは、どのような与え方が当てはまるのでしょうか。
1.おやつを与え過ぎてしまう
多くの飼い主がやりがちなNG行為として、おやつをたくさん与えてしまう行為が当てはまります。当たり前ですが、おやつはカロリーが高いものが多いため、食べ過ぎてしまうと栄養過多となり、肥満の原因になります。
「おやつ」と言うだけで喜ぶ犬も多いほど、おやつが好きな犬は多いです。「可愛い愛犬のために…」とたくさんおやつを与えたくなってしまうのも理解できないわけではありません。
しかし、肥満になってしまうと、後々さまざまな病気や怪我を引き起こす恐れがあります。例えば、体の重さに足腰が耐えられず、ヘルニアを引き起こすと言うこともあるでしょう。また、脂肪により、臓器が圧迫されてしまい悪影響を引き起こす恐れもあるのです。
愛犬に喜んでもらいたいという気持ちだけでなく、愛犬の今後の健康状態も考えて、おやつは適切な量与えるようにしましょう。
2.要求されたら食べさせてしまう
「おやつは美味しい物」と認識した犬の中には、「もっとちょうだい」「ドッグフードじゃなくて、おやつが食べたい」と、まるで人間の子どものようにわがままを言う(仕草で表す)ことがあります。
「仕方ないなぁ」と飼い主が根負けして、その度におやつを与えてしまう…ということもありますが、これは愛犬のわがまま度を上げてしまうNG行為です。今後のしつけにも影響するため、控えるべきです。
何度かわがままを受け入れ、おやつを与えてしまうと、犬は「要求すればもらえる」と学習してしまいます。そのため、徐々に要求の強さがエスカレートし、「くれないと怒るぞ」と攻撃的な態度を見せるようになる犬もいます。
また、「わがままを言えば受け入れてもらえる」という認識から、悪知恵が働く犬の場合、おやつだけでなく、他の面でもわがままな態度をとるようになることもあり、被害が広がります。
しつけの面においても、要求されたらすべて受け入れるという飼い主の姿勢はNGです。しっかり与えるタイミングと与えないタイミングの区別を付けるようにしましょう。
3.おやつを食べ終えるところを見ていない
たまに、外出する際に愛犬の気を逸らすため、おやつを与えて出掛けるという飼い主がいます。しかし、それでは愛犬がおやつを口に入れて、無事に食べ終えるところまでを見届けていません。
基本的に犬は食べ物を噛まずに飲み込む習性があります。そのため、与えたおやつの形状や大きさによっては、そのまま飲み込み、喉に詰まらせてしまう危険性があるのです。
ドッグフードも同じ事が言えますが、愛犬に食べ物を与えたときは、必ず食べ終えるまでしっかり観察していてあげることが大切です。もしも「グェッ」と喉に詰まりそうな仕草を見せたら、背中をさすってあげたり、頭を下げるなど態勢を替えてあげたりと、補助が必要です。
4.犬が食べてはいけない物を与えてしまう
最近ではあまり耳にすることがなくなりましたが、犬が食べてはいけない食べ物をおやつとして与えてしまうのは、絶対にNGです。
一昔前であれば、おせんべいなどの人間のお菓子を与えている人も意外と多かったです。しかし、人間のお菓子には添加物が多く含まれている上、カロリーが非常に高いです。中には、犬にとって中毒症状を引き起こす危険な食材が使われている恐れもあります。
そのため、犬のおやつとして販売されている物や、生野菜、ささみなどの犬にとって問題の無い食材以外は与えないようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬のおやつの適正量は、1日の食事量のうち10%ほどと言われています。愛犬に合った適正カロリー摂取量を元に、そこから計算し、1日に食べて良いおやつの量を決め、予め専用のおやつケースなどに入れておくと、食べ過ぎを防ぐことができますよ。
今回ご紹介したようなNG行為をやめ、愛犬の健康に気を遣ってあげてくださいね!
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20代 男性 匿名