犬が柿の種を食べた!柿ピーによる体へのリスクや誤食時の対処法

犬が柿の種を食べた!柿ピーによる体へのリスクや誤食時の対処法

柿の種(柿ピー)は、手軽に食べられる人用の米菓(お菓子)です。犬に柿の種を大量に与えてはダメな理由、体へのリスクをご紹介をします!

犬に柿の種(柿ピー)を与えてはダメ!

犬に柿の種(柿ピー)を与えてはダメ

柿の種(柿ピー)は、人用の食べ物です。柿の種は、もち米やうるち米を細かい形状にし、醤油で表面を加工し、唐辛子の辛味を利かせた食べ物で、かき餅やあられの一種の米菓(お菓子)です。

柿ピーには「6:4」などの比率でピーナッツも入っており、「柿の種ではなくピーナッツなら大丈夫そう」と自己判断し、つい犬にもお裾分けしてしまいがちですが、人の食べ物にはたくさん塩分や香辛料が含まれます。

犬に柿ピーのピーナッツを食べさせる事も、ピーナッツ自体消化がし難い食べ物な上に、塩と辛みも付着するので大量に犬が食べてしまえば消化不良や下痢、アレルギーも起こす可能性があり、犬に柿ピーは絶対に与えてはいけません。

犬に柿の種を与えることで起こる体へのリスク

犬に柿の種を与えることで起こる体へのリスク

柿の種は人用に味付け加工がされている、ピーナッツ入りのスナック(特に少量でも楽しめるおつまみ)です。人がツンとする辛味を楽しむための醤油の味付けと唐辛子・わさびなど様々な香辛料を使用します。

人も辛いものを食べ過ぎると腹痛やピーナッツのアレルギーがある様に、犬に柿の種を与え過ぎるリスクは大きく、唐辛子・わさび・胡椒などの刺激物は与えてはダメです。

香辛料が消化管の粘膜に刺激を与えて炎症を起こす

犬に柿の種を与えることで起こる体へのリスクの1つ目は「香辛料が消化管の粘膜に刺激を与えて炎症を起こす」です。

本来、唐辛子・わさび・胡椒など刺激物の味付けは、味覚が発達していない犬に必要がなく、体質的に汗で排出できない犬は塩分と香辛料への耐性自体低いです。

香辛料は、犬の発達した嗅覚を刺激し、咳やくしゃみ、よだれ、泡を吹く、涙が出て顔をこする、嘔吐、下痢など中毒症状を起こします。

また、犬には唐辛子のカプサイシンの刺激が強過ぎ、食道器官や消化器への負担が大きく、呼吸器官に炎症を起こします。辛い食べ物は胃粘膜を刺激し、嘔吐・胃炎・肝臓障害の可能性もあります。

ピーナッツの消化不良による嘔吐・下痢が起きる

犬に柿の種を与えることで起こる体へのリスクの2つ目は「ピーナッツの消化不良による嘔吐・下痢が起きる」です。

ピーナッツは、木の実のナッツ類でなく落花生マメ科です。100グラムあたりに585kcalがあり脂質が多く、犬には高カロリーな上に消化に悪い食べ物です。

基本的にピーナッツは中毒性はないので食べても問題はなく、ビタミンEの摂取ができるメリットはありますが、消化しにくい特性で大量に食べると嘔吐や下痢をします。

子犬や老犬には、特におすすめが出来ませんし、塩味付きや加工品は絶対にやめましょう。

人に比べて消化力が強くない犬には、柿ピーのピーナッツの様な塩分の強い、消化しにくい食べ物が負担ですし、犬が食べるときに丸のまま飲み込んでしまったりします。

丸ごと誤飲すると、喉や食喉に詰まる可能性もあり、犬によりピーナッツのアレルギーもあるので注意が必要です。

塩分を過剰に摂取してしまう

犬に柿の種を与えることで起こる体へのリスクの3つ目は「塩分を過剰に摂取してしまう」です。

成犬の1日分のナトリウムの摂取推奨値は、体重1kgあたり50mgです。犬の体重kg×ナトリウム推奨値の50mg=1日分のナトリウム量mgで食塩相当量が導けます。

1日分ナトリウム量mg×2.54÷1000=食塩相当量(g)という式で、1日の食塩量の目安を計算できます。

体重3kgの犬の場合、3kg×50mg=150mgの1日分のナトリウム量mgであり、150mg×2.54÷1000=0.381mgが食塩相当量となります。

メーカーで異なりますが、柿の種のわさび味1袋(65g)の食塩相当量は1.32 gです。小袋半分で0. 66gです。少しのお裾分けもすぐ塩分過多になります。

塩分は水分の過剰摂取に繋がり、水中毒の危険、腎臓・心臓に負担です。体重1kgに対し4gの塩分を摂ると命の危険です。

犬が柿の種を食べてしまった時の対処法

犬が柿の種を食べてしまった時の対処法

犬が柿の種などのお菓子や刺激物を誤食してしまった場合、犬が食べた量がごく少量なら問題なかったりします。

犬が食べたらいけないお菓子や食べ物を誤食した時は、まず慌てずに経過観察しましょう。何を・いつ・どれくらい食べたのかをメモすると良いです。

下痢・嘔吐・食欲不振など、いつもと違う様子が見られ、麻痺、泡を吹く、意識を失う様な中毒症状がある場合は、速やかに動物病院にいきましょう。

万が一の場合、慌てない様に対処法をご紹介していきます。

自己判断で吐かせようとはしない

犬が柿の種を食べてしまった時の対処法の1つ目は「自己判断で吐かせようとはしない」です。

緊急時に獣医師の指示で、犬が誤食した物を吐かせる場合もありますが、自己判断からネットでの「食塩を使っての催吐の仕方」などを真似して吐かせるなどはやめておきましょう。

例えば、食塩自体過剰摂取が危険ではあるし、誤食した食べ物が逆流し嘔吐が悪化したり、柿の種のピーナッツなど消化し難い物が食道から胃の手前の部位で詰まって食道閉塞になったりします。

まずは、動物病院に注意点・指示を確認しておきましょう。

状況を観察して判断してから水分補給する

犬が柿の種を食べてしまった時の対処法の2つ目は「状況を観察して判断してから水分補給する」です。

塩分の高いお菓子や刺激物を犬が食べた時も、急激に大量の水を飲むと水中毒などの危険があったり、心臓・腎臓への負担もあるので注意はしてください。

しかし、犬が食べたらいけないものを誤食した後に嘔吐や下痢を起こす場合、脱水症状になる可能性もあります。「食欲がない・息が荒い・鼻が乾いている・皮膚の弾力がない・尿が濃くて少ない」などのサインがある場合、水分補給しましょう。様子を観察し判断するのが大切です。

ぬるま湯で口腔内の刺激物を洗浄をする

犬が柿の種を食べてしまった時の対処法の3つ目は「ぬるま湯で口腔内の刺激物を洗浄をする」です。

柿の種のような塩分を多く含むお菓子や、唐辛子・わさびなどの刺激物を犬が食べた場合、誤食してしまったものをすすぎ、口の中から取り去ってあげるのは良いです。

一度、飲み込んだものを吐かせるのは負担ですが、口腔内に残るお菓子の塩分、誤食した唐辛子やわさびなどの辛味を洗浄してあげる対処は有効です。

すすぎ方は、飼い主さんの膝にタオルをかけて、犬の顔を横向きにして膝の上に寝かせます。

犬の歯茎が見える様に上唇を片手で持ち上げ、もう一方の手からスポイトの様な容器に入れたぬるま湯を、横向きになった犬の口に流し込んでかけてあげると、反対側に流し出せます。

すすいだものを、もう一度飲み込んでしまわない様に注意しましょう。

獣医師の指示がある場合に牛乳は飲ませる

犬が柿の種を食べてしまった時の対処法の4つ目は「獣医師の指示がある場合に牛乳は飲ませる」です。

犬が唐辛子やわさびなど刺激物を誤食した時には「胃粘膜を保護して刺激を和らげるために、牛乳を飲ませましょう」という対処法もネットにあります。

しかし、牛乳を犬に飲ませる時の注意点は、人用の牛乳には乳糖(ラクトース)が豊富に含まれます。犬はこの乳糖の分解しづらい体質で、消化不良からの下痢を起こし、脱水症状になる事もあるので推奨されてはいないです。

牛乳を与える事じたい、人用でなく犬用が良い、ヤギミルク、粉ミルク等が好ましいなど、犬の体に合うものを確認する必要があります。

基本的に、獣医師の指示のもとで与えたほうが良いものです。自己判断をせず、先に確認してからで与えましょう。

まとめ

柿の種(柿ピー)は、人には美味しいからとつい犬にもお裾分けしたい気持ちはわかります。しかし、人用の食べ物、お菓子は犬の体の害になるので、グッとこらえるのも愛情です。

柿の種のピーナッツはごく少量なら大丈夫でも、柿ピーというお菓子として人用に加工した大量の塩分・唐辛子やわさびなど刺激物を含む食べ物は、犬が食べたら危険です。

美味しそうなものは食べたい犬の目の前にリスクのあるお菓子、唐辛子・わさびなどの刺激物を置かないことが最も大事で、誤食して症状が出たら速やかに動物病院に相談しましょう。

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