1.ケージや寝床を置く場所、間違っていませんか?
窓際に置いている
窓から外を眺めることができて退屈しないかも。外からの音や声を聞くことができて寂しくないかも。なんて気遣いから、窓の近くにケージや寝床を置いていませんか?そのケージや寝床を愛犬は使っていますか?
もし使いたがらないのであれば、不快に感じているからかもしれません。窓際は、夏は暑く、冬は寒いです。外からの音や声は、敏感な犬にとっては、不安やストレスの原因になります。そうでない犬であっても、くつろぐときや身体を休めるときは、静かで落ち着ける場所を選びます。
テレビの横に置いている
テレビの横は、スピーカーから流れてくる音をうるさく感じます。飼い主さんや家族の視線が集まる場所でもあるため、犬が落ち着いて過ごしにくい場所です。犬がテレビを観て楽しむことはありませんが、音を聞いてリラックスすることもありません。
2.トイレを置く場所、間違っていませんか?
くつろぐ場所や寝床とトイレが近すぎる
犬は、自分のテリトリーでは、排泄をしたがらない動物です。犬の本能として、敵に自分の居場所を知らせてはいけない、と考えているからです。
また、自分のテリトリーを汚したくない、という気持ちもあります。そのため、くつろぐ場所や寝床の近くにトイレを置いていると、トイレを使いたがらないことがあります。粗相をしやすい原因になっているかもしれません。くつろぐ場所や寝床とトイレを離して置いてみましょう。
3.空気清浄の仕方、間違っていませんか?
強すぎる香りの芳香剤
お部屋の空気や香りを良い状態に保つため、強い香りを放つ芳香剤など置いていませんか?犬にとっては刺激が強く、不快な香りである可能性が高いです。犬の目や鼻や喉の粘膜を刺激し、炎症や病気の原因になってしまうことがあるかもしれません。
- 空気清浄機を使用する
- こまめに窓を開けて空気を入れ替える
- 無臭の消臭剤や脱臭剤を使用する
- 犬用の消臭剤や脱臭剤や芳香剤を使用する
などの対策が有効です。空気清浄機を使用するときは、コードを噛み、愛犬が感電してしまうことがないよう、しっかり対策を行った上で使用しましょう。
4.観葉植物の置き方、間違っていませんか?
観葉植物やお花の中には、犬が触れることで皮膚に炎症を引き起こしたり、誤飲してしまうことで中毒症状を引き起こすなど、危険な植物があります。
愛犬が、ほんの少しでもかじってしまったり、食べてしまったことがあるのであれば、すぐに別の部屋に移動させるようにしましょう。他に置く部屋がないのであれば、処分してしまった方が安全です。
5.部屋を自由にさせること、間違っていませんか?
ケージに閉じ込めておくのは可哀想だという思いから、部屋を自由にさせている、という飼い主さんも多いはず。愛犬が安全に快適に過ごすための対策は万全でしょうか。
高い場所への上り下りを自由にさせてはダメ
階段を器用に上り下りすることができる犬も多くいますが、滑ってしまい、転倒や転落の恐れがあります。それは、いつ起こるかわかりません。階段の前にガード用の柵を置くなどし、立ち入れないようにすると良いです。
ソファーやベッド、イスなども同じです。ソファーをくつろぐ場所として使うことを許すのであれば、犬用の階段やスロープを用意してあげると良いでしょう。
キッチンへの立ち入りは禁止
飼い主さんが気づかない場所に食べ物が落ちていることがあります。傷んだり、腐っているかもしれません。残飯が置いてあることもあるでしょう。犬が誤食してしまってはなりません。食べ物が入った袋を噛みちぎり、食べてしまうこともあります。刃物などの危険なものも置かれています。
キッチンへの立ち入りは、基本的にはNGにしておきましょう。
まとめ
室内で犬を飼う時に絶対やってはいけない部屋づくりについて、
- ケージや寝床を置く場所
- トイレを置く場所
- 空気清浄の仕方
- 観葉植物の置き方
- 部屋を自由にさせること
この5つをテーマにご紹介しました。あなたと愛犬が暮らすお部屋は、愛犬に安全で快適なお部屋でしょうか。ぜひ、見直してみましょう。