犬にとっての散歩の重要性
犬はお散歩に行けないどうなる?
犬にとってお散歩は1日の中でとても大切な時間。愛犬自身が「お散歩大好き!」という理由はもちろん、運動不足やストレスの解消、そして外の様々な刺激を受けることで好奇心を満たすことも出来ます。またお散歩は愛犬と飼い主さんとの絆や信頼関係を深めるためにも、重要なコミュニケーショのひとつ。犬はお散歩に行けない日が続くと、ストレスを感じてしまうなどのリスクがあります。
- ストレス
- 運動不足
犬はお散歩中に外の刺激に触れることで、とても気分転換になっているのです。お散歩中には、ただ、もくもくと歩くだけでなく草や花、また他のワンちゃんのおしっこのニオイを嗅いでいますよね。ニオイを嗅ぐことも犬にとっては大きな楽しみのひとつ。風を感じながら空を飛ぶ鳥を見る、車の音や子供たちの遊ぶ声を聞くだけでも好奇心を刺激されるのです。
お散歩に行けない日が続くと、このような新たな刺激に出会うことが出来ず、ストレスが溜まってしまう傾向に。ストレスは溜まってしまうと、噛む、吠えるなどの問題行動に繋がる危険性もあるので、お家で上手にストレス発散してあげたいですね。
また、運動不足もストレスに繋がる要因ですが、ストレスだけでなく肥満や、筋力の低下にも繋がる可能性があります。犬にとってお散歩は心身の健康を保つため重要なのです。
犬の散歩に行けないとき、家でもできる代わりになること5つ
お散歩に行けない日は、ご自宅で愛犬と過ごす時間を少し長く作ってあげましょう。運動不足の解消とストレス発散、また退屈を感じないよう、脳を刺激する遊びがお勧めです。
1.持って来い遊び
すでに、ご自宅で愛犬と「持って来い遊び」をされている飼い主さんも多いと思いますが、お散歩に行けない日は、いつもより長い時間をかけて、何度も「持って来い遊び」をしてあげましょう。使用する物はオモチャでもボールでも安全な物であればなんでも構いません。飼い主さんがオモチャなどを投げて、愛犬に取って来てもらいましょう。いつもより長い時間をかけることで運動不足の解消に繋がります。
2.引っ張り子遊び
引っ張りっこ遊びはロープのオモチャなどを使用して、愛犬と飼い主さんで引っ張り合う遊び。こちらも体を動かす遊びになるので、運動不足の解消に繋がり、思いっきり引っ張ることでストレスの発散も期待できます。テンションが上がり、力いっぱい引っ張る子もいると思うので、周囲の家具などにぶつからないよう注意して遊びましょう。
また小さすぎるオモチャだと愛犬が誤って飼い主さんを噛んでしまうこともあるので、それなりの大きさの物を選んでください。
3.宝探しゲーム
宝探しゲームは脳を刺激する遊び。大好物のオヤツをお部屋のどこかに隠して、愛犬に探してもらいましょう。愛犬が見ていないタイミングでどこかに隠しておくと、ニオイに気づいた愛犬がお鼻をクンクンさせながら探し始めるはずです。犬の五感の中でもっとも優れた嗅覚を刺激することで、脳に良い刺激を与えることが出来ると言われています。
4.知育玩具で遊ばせる
知育玩具とは中に愛犬のオヤツを入れることが出来るオモチャのこと。中にオヤツを入れて与えることで、「どうやったら出てくるかな?」と愛犬自身が一生懸命に考え、オヤツを出そうとします。頭を使って考えることで、ストレス解消にも繋がりますし、自身の力で食べ物を得るという行動で、狩猟本能を満たすことができると言われています。
5.芸を教えてみる
お散歩に行けない日には、簡単な芸を教えてみるのもオススメ。愛犬とのコミュニケーションにもなりますし、犬は新しいことを学ぶことで脳への程よい刺激にもなります。
ちなみに「芸」と「しつけ」は異なります。「しつけ」は愛犬自身を守るため、また周囲の方へ迷惑をかけないためにも愛犬に必ず覚えてもらうこと。「芸」は特に日常生活で出来なくても支障のないもの。代表的なのが「オテ」になります。
「オテ」は比較的、簡単に教えることが出来る芸のひとつ。まだ教えていない飼い主さんはお散歩に行けない日に教えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
お散歩が大好きなワンちゃんには少し可哀想なことですが、どうしてもお散歩に行けない日がたまにあるのはしょうがないと思います。しかし飼い主さんの工夫や接し方で、お散歩に行けないストレスを解消してあげることは出来ます。愛犬と一緒に「お家遊び」を思いっきり楽しみましょう。飼い主さん自身も心から楽しむことが、愛犬のストレス解消に一番効くかもしれません。