犬の里親になるために絶対必要な『5つの条件』

犬の里親になるために絶対必要な『5つの条件』

「犬をペットショップで買う前に里親になろう」という意識が向上してきたと感じます。しかし、犬の里親になるには保護団体による審査があることがほとんどで、実際には里親になるのを断念する方も多いです。この審査の条件はそもそも犬の飼い主になるために必要なもので、不幸な思いをした保護犬たちの不幸の連鎖を断つことにも大切なものです。今回は、犬の里親になるために必要最低限の条件を5つご紹介します。

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1.犬を飼える住居環境であること

デスクとソファーとレトリーバー

集合住宅はペット可の物件であることが必須

集合住宅にお住まいの方の場合は、ペット可の住宅であることが最低必須条件となります。私も集合住宅に住んでいますが、ペット可のフロアーに住んでいます。私が保護犬を迎え入れた時には、マンション側からペット許可書類を発行してもらって保護団体に提出する必要がありました。

住居環境が犬の飼育に適しているかを確認しておこう

集合住宅であっても一軒家の持ち家であっても、犬を迎え入れる際にはご近所に迷惑をかけない工夫ができるかを見直しておく必要があります。そして、中型犬以上の大きな犬を迎え入れるにはそれなりの広さのある家が必要でしょう。このように、住居環境が犬を飼うことに適しているかを確認しておく必要があります。

2.もしもの時にも後継人がいること

シニアカップルとレトリーバー

高齢の方が里親になる場合

保護団体の規定によっては、60歳以上の方でも里親を許可しているところもあります。しかし、お一人で生活されている方の場合にはご自身のもしもの時に備えて、ご家族や知人などに犬の後継人がいることが条件となるところが多いです。

一人暮らしの場合に問われること

年齢に限らず、もしもの時がいつ来るのかは誰にもわからないものです。若い方の場合でもひとり暮らしの場合、仕事や入院などで家を空けなければいけない事態の時には犬のお世話をしてくれる存在がなくてはいけません。一人暮らしの方が犬を飼う時には、さまざまな事態によって犬を取り残してしまわないように対策ができるかどうかを問われます。

3.根気強く犬と向き合っていけること

ゲージから手を出す犬

保護犬には難しい子も多い

保護犬たちにはそれぞれ様々な過去があります。飼われていたのに捨てられた子、飼い主が亡くなって保健所に来てしまった子、虐待を受けていた子、繁殖犬として過酷な環境にいた子…保護犬の中には、障害があったり心にトラウマを抱えている子もいます。

犬の心と体に根気強く向き合えるかどうか

ペットショップやブリーダーから直接迎え入れる場合には、子犬であることがほとんどでしょう。しかし保護犬に子犬はほとんどおらず、シニア犬も多くいます。問題は、成犬になってからしつけを入れたり、一度閉ざした心を開くのはとても根気のいることだということです。そして、過酷な環境にいた子は体質が弱かったり健康状態が悪い子もいます。保護犬の心と体に根気強く向き合っていけることが里親となる大切な条件の1つです。

4.経済的に余裕があること

医療のマークの積み木

犬を飼うには何かとお金がかかる

もちろんですが、犬を飼うにはお金がかかります。ただ、どこまで愛犬の生活水準を上げるのかは飼い主さんの価値観次第です。ごはんやトイレシートなどの生活に必要な品も、品質や価格帯にはピンからキリまであります。生活に必要な品の費用のほか、毎年の狂犬病予防接種やノミダニ予防、ワクチン接種などの必要な費用も加算されます。そして、清潔さと皮膚の健康を保つためにシャンプーやトリミング代も欠かせません。

いちばん備えておきたいのは医療費

そのような必要費用に加え、突然ドカンと出費があるのが医療費です。私は保護犬を迎え入れた後の約1年間は毎週のように通院が必要な状態でしたので、10万円をゆうに超える出費がありました。愛犬は年齢不明のシニア犬だったこともあり、迎え入れてすぐにペット保険に加入することもできず全額実費でした。お金が幸せの全てではありませんが、お金は幸せを守るために必要だと本当に実感しました。

5.犬を飼えるライフスタイルであること

芝生にいる家族と犬

現在犬のいない生活の方の場合には、犬を飼えるライフスタイルであるかを検討しておきましょう。ご家族がいる場合にはみなさんで話し合っておく必要があります。たとえば、日中は家族が全員不在となり帰りが遅いと、わんちゃんのお留守番時間が長くなってしまいます。毎日お散歩の時間を確保できるかどうか、一定の時間にごはんやトイレのお世話を欠かさずにできるかどうか、犬のいる生活では旅行に気軽に行けなくなるのは問題ないかなどです。ご家族のライフスタイルが犬を飼うのに適したものかどうか、工夫ができるかどうかなどを検討しておきましょう。

まとめ

保護犬と会う家族

犬の里親になるためには

  • 犬が飼える適切な住居
  • 犬を取り残す心配がないこと
  • 根気強くしつけやトラウマと向き合う
  • 経済的に犬を飼う余裕があること
  • 犬が飼えるライフスタイルであること

以上が最低限に必要な条件となります。

犬の里親には審査があり、面談を交えてしっかりと契約を交わします。犬の里親になる条件は結構厳しめに審査され、里親になるのを断念する方も多くいます。私も愛犬を受け入れた時には、保護団体の代表者が実際に自宅を訪問し生活環境のチェックと面談を行いました。

なぜかというと、保護団体としては「不幸の連鎖をさせないこと」が重要であるためです。「里親になったけれどやっぱり飼えなかった」というような不幸の連鎖をさせないため、厳しく審査をする保護団体も多いです。わんちゃんにとって里親さんのおうちが「幸せなずっとのおうち」であることが最重要なのです。

本来ならば、ペットショップなどで犬と出会う時にもこの条件をクリアしていなければいけません。そして販売者側も健全なブリーディングを行うべきです。しかし、それができていないがために里親を待つ犬が信じられないほど多くいるのです。

「かわいそうだから」と安易に里親になる前に、犬を飼うということへの責任やリスクを甘んじてしまわないように、そして不幸の連鎖がないように、今一度里親の条件を考えておくべきだと思います。

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