こんなはずじゃなかった!のパターン
どんな犬種であっても子犬はとてもかわいいものです。しかしその外見に一目ぼれして衝動買い(または衝動譲渡?)してしまう前に、ちょっと一呼吸考えてみましょう。
犬は当然のことながら生き物です。食事もしますし排泄もします。しかも個体として意志を持ち、自己主張もします。知能も高いので自分の意志でいたずらもしますし、反抗もします。また、生き物であるため健康なときもあれば体調を崩すときもあります。このように、子犬はただかわいいだけのぬいぐるみではないのです。
かわいい!という一時の興奮のままその犬のことを何も知らずに飼い始めると、上記のような犬が生き物であるということを忘れてしまっていることもあり、自分が考えていた犬との生活とのギャップが生じてしまい「こんなはずじゃなかった」という後悔が生まれてしまうのです。
代表的な「こんなはずじゃなかった」のパターンを見てみましょう。
1.思ったより大きくなった
犬は犬種によって体の大きさがかなり異なる動物です。その割に産まれたて~2か月頃までの子犬のサイズに大きな差が無いため、犬種のサイズを知らずに飼い始めると半年程でぐんぐんと成長してしまい「思ったより大きくなって困る」となってしまうことがあるのです。
特にミックス犬の場合は大きさの予測が立てにくい傾向があるので注意が必要です。
2.思ったより声が大きい(無駄吠えが多い)
これは小型犬に多い「こんなはずじゃなかった」のパターンです。体が小さい犬の吠え声が小さい、というのはありません。むしろ体が小さく外敵を威嚇する目的で吠え声を大きく出す犬もいます。
とかく、小型犬はぬいぐるみのようなかわいらしさから彼らを赤ちゃん扱いして甘やかすパターンも多くなりますが、小さくかわいいからといって無駄吠をやめさせるしつけを適当にやってはいけません。
3.思ったより活動量が多い
こちらも小型犬に多い「こんなはずでは」パターンでしょうか。体が小さな犬は外に散歩に行かなくても家での運動で十分という方もいるようですが、これは大きな間違いです。
犬にとって屋外へ散歩に行くのは運動をする以外にも五感に刺激を与えたり気分をリフレッシュしたりといった重要な意味があります。メンタルの健康のためにも、一日に一回はお外へ出してあげてほしいものです。
また小型犬だから運動量は少なくてよいということもありません。犬種によっては大型犬と変わらない運動量が必要な犬もいます。ジャックラッセルテリアなどは体が小さくかわいいため近年人気がありますが、彼らは無限の体力といってもいいほどの体力自慢で、必要運動量も大型犬以上といわれています。
4.思ったより抜け毛が多い
日本において抜け毛や体臭が少ない犬は人気があります。住宅事情やきれい好きな人が多いからでしょうか。しかし犬は生き物ですから、どうしても新陳代謝の問題でにおいが出ますし、犬種によっては膨大な抜け毛が発生することもあります。
ロングヘアの子は抜け毛対策が大変だからスムースの子で、といってもスムースヘアの犬に抜け毛がないわけではありません。むしろ硬めの毛があちこちに散らばったりカーペットの奥に入り込んだりと、お掃除が大変なこともあるのです。
まとめ(飼ってから後悔しないために)
犬を迎えるということは、その後10年以上の間その子の家族として責任をもって飼育しなければいけません。
飼育してからのミスマッチを防ぐためにも、衝動買いをしてしまいそうになったらちょっと深呼吸をしてみましょう。そしてその犬種についてスマホでもパソコンでも同じ犬種を飼っている人でもよいので犬に対する情報を集めてみましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
40代 女性 今はくうちゃんのママ
シェルティなのに、体重が24キロあり、それは太り過ぎでも何でもなく、ちゃんと筋肉があり、むしろ、スマートな姫だと獣医さんからも言われていました。
ペットショップの紙には、13キロなどと書いてあり、それをまにうけて飼っていたら、それこそ飼育放棄せざるを得なくなる方もいたと思えるくらいでした。
でも、我が家では、オリーブちゃんの為に、押入の下段をゲージのかわりにして、快適に過ごせるよう…そしてまた、みんなで可愛がり、最期は眠るようにして静かに天国へ行きました。
大きくなって、どれだけ変貌しても、最後まで面倒を見てあげる事が、その子を迎え入れた人間の役目だと思って飼ってあげる人が増える事をいつも願っています。