犬をベランダに出すことの危険性
転落してしまう
犬をベランダに出すことには、転落の危険性があります。ベランダの隙間から顔を出したり、身を乗り出したり、外を眺めることが好きな犬は多いです。愛犬がベランダから外を眺めることが好きだからと、部屋とベランダを行き来することができるよう、ペットドアを設置したり、ベランダの隙間を埋めずにいたりする飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
近所迷惑になる
アパートやマンションで犬と暮らす方に多い問題として、犬のニオイや、犬の鳴き声に関するトラブルがあります。ベランダを自由に行き来することができることで、マーキングをしたり、排泄をしたりすることで、隣に住む方への迷惑になってしまうことがあります。隣のベランダにまでニオイが届いてしまったり、窓を開けていたことで部屋にまでニオイが入ってきてしまったりなどします。
また、ベランダから外を眺めているとき、他の犬や人に吠えることがあります。その鳴き声を迷惑とする人もいます。飼い主さんが外出しているときであれば、いつも以上に吠え続けているかもしれません。飼い主さんとご近所さんとのトラブルになってしまう可能性や、愛犬が危害を加えられてしまう危険性もあります。
犬がベランダに出てしまわないための対策
ベランダのある部屋へ立ち入らせないこと
飼い主さんがベランダに洗濯物を干そうと窓を開けた瞬間、ベランダへ飛び出してしまうことがあります。ベランダのある部屋へ立ち入らせないようにすることで防ぐことができます。洗濯物を干すとき、一緒についてこようとする愛犬の姿が可愛いのはよくわかります。
しかし、転落防止などの対策を行っていないのであれば、やはりベランダへは出さないべきです。洗濯物を干すことに集中していると、愛犬から目を離してしまいますよね。
窓を開けっ放しにしない
空気を入れ替えるため、網戸にし、窓を開けっ放しにすることがあると思います。網戸を突き破ってベランダに出てしまう犬もいます。空気を入れ替えるときは、愛犬から目を離さないようにしましょう。窓を開けっ放しにしたいときは、その部屋に犬が立ち入ることができないようにすると良いでしょう。
ベランダに出てしまったときのための対策
開いている窓から網戸を突き破るなどし、愛犬がベランダに出てしまうことがあるかもしれません。もしものときのために、事前にできる対策をいくつかご紹介します。
転落防止ネット
ベランダの隙間は、転落防止ネットで塞いでおくことができます。犬が噛みちぎってしまうことができないよう、強度の高いものを選ぶことがポイントです。紐で結びつけるだけでは簡単に外れてしまうことがありますので、結束バンドを使って外れにくくしておくと良いです。
踏み台になるような物を置かない
犬がベランダから外を眺めようとして、置かれている物を踏み台にしてしまうことがあります。より身を乗り出すことができてしまい、転落の可能性が高くなります。踏み台になるような物を置かないようにし、必要なときに持ってくるようにすると良いです。特に、イスやテーブルは転落の危険性が高いです。
まとめ
ベランダから外を眺めている犬を見かけることがありますが、本当に大丈夫なのだろうか、対策はされているのだろうかと、ヒヤヒヤしてしまうことがあります。
- 犬をベランダに出すことの危険性
- 犬がベランダに出てしまわないための対策
- ベランダに出てしまったときのための対策
この3つについてご紹介しましたが、転落防止などの対策はお済みでしょうか。愛犬にとって危険な隙間などがある場合には、すぐに対策を考えなければならないかもしれません。ぜひご検討くださいね。