すぐに威嚇してしまう犬をしつけるにはどうしたらいい?方法は?

すぐに威嚇してしまう犬をしつけるにはどうしたらいい?方法は?

犬がすぐに威嚇をしてしまうと飼い主さん自身もこわいと感じることがあると思いますし、他の人や犬もこわがらせてしまいます。威嚇してしまう犬をしつけるにはどうすればいいのでしょうか?すぐに威嚇してしまう犬のしつけ方法や対処法を解説したいと思います。

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犬が威嚇する理由や原因を把握する

歯をむいて威嚇している犬

すぐに威嚇してしまう犬のしつけをしたいと悩んでいる飼い主さんも多いと思いますが、そのためにまず大切なのは、犬がなぜ威嚇しているのかという理由や原因を正確に把握することです。

犬が威嚇する理由や原因は非常に多岐にわたるため、その対処法もそれぞれに合わせたものでなければなりません。対処法を誤ることで、威嚇行動がより強化されてしまったり、威嚇でおさまらず吠えや噛みつきなどの行動に移ってしまったりすることもあるのです。

犬が威嚇するシーンとその心理

吠える犬と拒絶する人

おもちゃを取ろうとすると威嚇する

犬が唸るなどの威嚇行動をする場面として多く見られるのが、持っているおもちゃなど、お気に入りのものを取ろうとしたときです。これが所有欲による威嚇で「自分のものを取られたくない」という気持ちから、唸るなどして相手を遠ざけようとするものです。また、自分のものを守るという意味では、母犬が子犬を守るために子犬に近づく相手に対して、母性によって威嚇するということもあります。

食事中や寝ているときに近づくと威嚇する

食事中や寝ているときなどに近づくと、威嚇するということもあります。食事中の威嚇は「食べものを取られたくない」という所有欲による威嚇の場合もありますが、大事な時間や心地よく過ごしている時間を「邪魔しないでほしい」「近づかないで」という気持ちもあるようです。

体を触ろうとすると威嚇する

体を撫でたりブラッシングなど、お手入れをしようとしたりしたときに威嚇をする場合、その部分に痛みや不快感を抱いていることがあります。特にこれまでは嫌がったり威嚇したりすることはなかったのに、突然威嚇行動が見られたら、傷やできものなどができている可能性があります。決して無理やり触ろうとせず、まずは体のチェックをしてあげるようにしましょう。

他の犬や人に向かって威嚇する

おもちゃを持っているときや、食事中以外に他の犬や人に対して威嚇をする場合に考えられるのが、縄張り意識や恐怖心によるものです。自分の縄張りだと感じている場所や、いわゆるパーソナルスペースに他者が入ってきたときなどに「出ていけ」という気持ちで威嚇をしたり、過去に怖い思いをさせられた相手に対して「これ以上近づかないで」という気持ちで威嚇したりすることがあります。

また、他の犬と喧嘩をしているときなどには「自分の方が強い」という優位性を示すために、唸って威嚇することなどもあります。

威嚇する原因の根本的解決を目指す

おもちゃをくわえる犬

犬が威嚇することに対してしつけをする場合、はじめに言った通り、その理由や原因を把握することが大切です。

所有欲への対処法

所有欲による威嚇行動をやめさせる場合には「飼い主がそれらに触っても後で返してもらえる」ということを教えてあげるようにしましょう。例えば、おもちゃを持っているときに威嚇をしてしまうのであれば、まずは「ちょうだい」という指示を教えて“持っているものを渡してもずっと奪われるわけではない”ということを教えます。

そうすることで、物を取られることに対して過度に警戒する必要はないということを教えるのです。

縄張り意識や不安への対処法

縄張り意識や他の犬が近づいてくることに対して不安を感じて威嚇をする場合には、少しずつ慣らしてあげる必要があります。そういった場面で犬の威嚇行動を叱ってしまうと、犬は「他の犬が近くにいたせいで叱られた」などと思考を転換してしまうことがあり、余計にその犬に対して嫌なイメージを持ってしまうことがあるので注意しましょう。

他の犬と少しでも近づいたときにおやつをあげたり褒めたりして、少しずつその距離を縮めていきましょう。そうすることで「他の犬が近くにいるといいことがある」と思うようになり、威嚇をする必要がないと学んでいくことができるのです。

まとめ

女性に撫でられる犬

犬がすぐに威嚇して困っているときは、まずその理由や犬の心理をしっかりと考えてみましょう。威嚇行動を減らすためには、その原因を理解しなければ根本的な解決にはなりません。一般家庭で飼われている犬の威嚇行動の多くは、所有欲や邪魔されたくないという気持ち、また恐怖心から起こるものだとされています。

そのため、犬がおもちゃを持っているときや食事中に人が近づいてきても心配する必要はないことなどを教えてあげることで威嚇行動も起こらなくなる可能性が高いのです。犬の気持ちを理解した上で適切な対応を取り、むやみに威嚇をする必要はないということを教えてあげましょう。

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