老犬の咳について。 深刻な病気の可能性も…

35637view

老犬の咳について。 深刻な病気の可能性も…

老犬の咳は、部屋が乾燥していたり、軽い風邪をひいた場合などにも起こることがありますが、中には、深刻な病気が原因となっていることもあります。咳が続くような場合には、病院へ行くことをおすすめします。

人間と同じように、咳は気道から異物や細菌を取り除く働きをするものです。老犬が咳をするには様々な原因が考えられますが、中には深刻な病気の場合もあるのです。

もし、風邪だったとしても、老犬の場合は病院に行くことをおすすめします。

犬の横顔

老犬の咳の原因となる病気

老犬に咳の症状が出る病気には、主に以下のものが挙げられます。

ケンネルコフ

細菌やウィルスの感染が原因で起こる病気です。免疫力の弱い老犬が感染すると、肺炎になり、命の危険があるほど重症化する可能性があります。

気管虚脱

気管虚脱は、ガー、ガーという独特の咳が出ます。気管の変形によって、気道が狭くなることが原因です。

老犬に多く見られる病気でもあります。

早期に気付くことができれば、薬や運動の制限などで症状を抑えることも可能ですが、放置すると気管が炎症を起こし、ますます気道が狭くなり、呼吸が十分にできなくなってしまいます。

場合によっては、失神してしまうこともあります。

アレルギー

気道に入り込んだ花粉やたばこの煙などのアレルゲンを取り除くために、咳が起こることがあります。

寄生虫

フィラリアなどの寄生虫が原因で咳が起こることがあります。

肺腫瘍

乾いた咳がずっと続くような場合、肺腫瘍の症状である可能性もあります。

ジステンパー

空咳が続いて、発熱もある場合は、ジステンパーの可能性もあります。しかし、定期的にジステンパーの予防接種を行っている場合は、感染する可能性は低いといえます。

インフルエンザ

咳やくしゃみ、発熱などの症状が現れますが、 人間の場合と同じように、免疫力の低い老犬は症状が重くなることがあります。

肺炎

肺炎は感染して発症する場合や、他の疾患によって起きる場合があります。肺と気管支の合併症が起こると肺炎が起こります。

咽頭炎

口や鼻の内側で起こった炎症が、喉にまで広がることで起きます。重症になると痛みのために、食欲がなくなったり、よだれの量が増えたりします。

気管支炎

気管支の炎症によって、咳や呼吸困難が起こります。

老犬に特に多い、心臓病が原因の咳について

寝ているシーズー

老犬の場合、ひどい咳の原因が心臓にあることが多いようです。

心臓の機能が低下して起こる、心不全や、心臓を構成している筋肉である心筋が正しく働かなくなることによって起こる、心筋症といった病気が原因である場合があります。

心不全の場合、初期の症状としては、夜中から朝方に咳が出ることが多いようです。その時間は飼い主も寝ていることが多いため、なかなか気づくことが遅れてしまいがちです。

心筋症の場合は、初期の段階では、症状が出ないこともあり、気が付いた時には手遅れとなってしまう可能性もあるのです。

咳や呼吸困難、失神などの症状が次第に現れるようになり、不整脈が起こるようになります。特に老犬の場合は、体力面でも衰えているので、異常を感じたら、一刻も早く、受診すべきです。

老犬の咳の対処法

老犬の咳が続くようであれば、薬による治療が必要な場合もありますが、家庭でできる対策としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 室内が乾燥していると、咳が悪化するので、換気や加湿を心がけましょう。
  • 老犬は興奮するだけでも疲れてしまいます。また暑い場所に長時間居ないようにしましょう。
  • 老犬の咳がひどい場合には、咳によって体温が上昇し、体温が上がることで、さらに咳が出るという悪循環に陥ってしまいます。タオルを濡らして、全身を包んだりして、体温を下げるようにしましょう。

老犬のこんな咳は、すぐ病院へ

ヨークシャーテリア

老犬に以下のような病状がある場合は、すぐに病院へ行くことをおすすめします。

  • 呼吸が苦しそう。
  • 横になることができない。
  • 歯茎はピンク色をしていない。
  • 咳が数分以上続く。
  • 粘液、血液や膿を吐く。

リードの引っ張り癖に注意

散歩中の犬

さまざまな病気が潜んでいる可能性も高い、老犬の咳ですが、普段の行動が咳の原因になっている場合もあります。

若いころから、お散歩時にリードを引っ張って歩く習慣のあったワンちゃんは、老犬になっても、その調子でお散歩しているかもしれません。

しかし、リードの引っ張り癖は、気管に強い力が加わって、気管虚脱を起こす危険性もあります。最近では、首に負担がかかりにくい、ハーネスのようなタイプもありますので、老犬の体に無理のないものを選びたいものです。

▼老犬を飼うときに知っておきたい基本的な知識についてもっと知りたい方はこちら
老犬を飼うときに知っておきたい基本的な知識一覧

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

あなたの体験談やハウツー・解決方法など、他の飼い主さんやその愛犬の為にもなる情報をみんなで書き込んで、犬と人の共同生活をより豊かにしていきましょう。

この記事をシェアする

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除処理、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。
「過度と捉えられる批判的な書き込み」「誹謗中傷にあたる過度な書き込み」「荒らし行為」「宣伝行為」「その他悪質と捉えられる全ての行為」
※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。