高齢犬の痴呆症介護事例
老犬になってからも目も見えて家の中で静かに過ごせるワンちゃんであれば良いのですが知り合いのワンちゃんの場合には白内障が進んで痴呆症のほうも発症しています。
昼夜問わず、家の中を徘徊するときに一番困ると聴きました。
出来る限り自由に部屋と部屋に行き来をさせているようですが見えていないので机の角や足元に散乱しているものに足を取られてしまう事には気を配っていると聴きました。
食欲の方も止めどなくあり、いくらでも欲しがるようになったそうです。
でも決まった量をコンスタントに与えることが健康のためにも良いことなので、試行錯誤をしながらやり過ごしているそうです。
認知症の症状は機能面の事に留まらずに食欲など、メンタルの面にまで影響を及ぼすようです。
飼い主としても根気が必要な介護生活なのです。
認知症の症状が一番深刻だという事を聴きました。
実際に同じ場所をクルクルと歩いてしまうことや足腰が衰えているにも関わらずどんどんと前に進んでしまい危ない場所に間違って入り込むことも多いようです。
そういう意味でもある程度、部屋の中だけで動けるように仕切りをしているそうです。
そして危険防止のためにクッション素材のものを部屋のコーナーに配置することも飼い主さんの配慮で行っているようでした。
排泄についても尿意や便意を感じづらくなる場合もあるのでパンツやおむつ類も早めに準備をしておくと良いのではないでしょうか。
認知症を回避する方法
どうしても老犬になってしまうと、家の中だけで過ごすことが多くなります。
でも、認知症の症状を回避するためにも、毎日の散歩や抱っこでの日光浴などの刺激が脳には必要だということです。飼い主が積極的に話しかけるなどのコミュニケーションも大切です。
退屈で単調な生活時間を過ごすことで認知症状は進んでしまいます。
だからこそ、家族と同じ時間を過ごすためにも足腰がしっかりとしている間は散歩に連れ出したり車で遠出をしたりと、ワンちゃんにとっての日常にプラスした非日常の時間も必要なのではないでしょうか。
友人の話を聴きながらやはり、認知症状が出てしまうのはワンちゃんにとっても辛いことなので出来るだけ早期から刺激のある生活を送って体の酸化を防ぐことが重要だと思いました。
サプリメントなども獣医さんに相談をして早くから始めるなど、シニア世代への準備というのはシニアに入る前の段階から徐々に始めるべきだと考えました。
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