犬が不幸になってしまう飼い主のNG行動5つ

犬が不幸になってしまう飼い主のNG行動5つ

犬は幸せに暮らせるかどうかは、飼い主さんにかかっています。「かわいくてつい…」「面倒くさくてつい…」という飼い主さんの行動が、愛犬を不幸にしてしまうこともあるので注意が必要です。この記事では、犬が不幸になってしまう飼い主のNG行動についてご紹介します。

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愛犬が不幸になる行動を取っていませんか?

悲しそうな表情のパグ

愛犬には飼い主さんが全てです。それは、愛犬が幸せになるのも不幸になるのも、飼い主さん次第ということ。飼い主さんの行動によって、愛犬が不幸になってしまうこともあるのです。

愛犬の幸せを願わない飼い主さんはいないでしょう。でも無意識に、愛犬が不幸になってしまう行動を取っていませんか?今回は、犬が不幸になってしまう飼い主のNG行動をご紹介しますので、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。

NG行動①社会化をしない

ソファの下に隠れる犬

犬が生きていく上で出会うであろう、社会の刺激に慣らすことを「社会化」と言います。飼い主さんが社会化をしてあげないと、犬は怖いと感じるものが多くなり、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまい、ストレスを抱えながら生きていくことになるかもしれません。それは犬にとって、幸せとは言えないでしょう。

できれば、警戒心や恐怖心よりも好奇心が勝る生後3週~12週頃の子犬の社会化期に、さまざまなタイプの人や犬、物、音、においなど多種多様な刺激に慣らしてあげることが大切です。成犬であっても、子犬の社会化期より時間はかかりますが、社会化は可能です。

NG行動②散歩をしない

リードをくわえるラブラドール・レトリーバー

犬は散歩中、いろいろなものに触れたり、においを嗅いだり、景色を見たり、音を聞いたりと、さまざまな刺激に出会えます。犬にとって散歩は、単なる運動ではなく、気分転換や好奇心を満たしてくれる貴重な時間なのです。

ですからできる限り、散歩は毎日欠かさないようにしましょう。散歩の役割は運動だけではないことを考えると、運動量の少ない小型犬であっても、毎日の散歩は必要です。

飼い主さんが忙しかったり、面倒くさがったりして、あまり散歩に連れて行ってもらえない犬は、運動不足によって肥満のリスクが高まるだけでなく、退屈でストレスもたまります。その結果、吠えや噛みつきなどといった問題行動に発展し、犬も飼い主さんも不幸になってしまうかもしれません。

NG行動③おやつや食事を与え過ぎる

おやつを差し出される秋田犬

かわいい愛犬におねだりされると、ついついおやつや食事をたくさん与えてしまいがちですが、犬の肥満の原因のほとんどは食べ過ぎです。つまり、飼い主さんが愛犬を肥満にしてしまうのです。

肥満は、糖尿病、膵炎、心臓病、椎間板ヘルニア、関節炎など、さまざまな病気を引き起こす原因となり、寿命も縮めます。飼い主さんがおやつや食事を与え過ぎてしまうせいで病気になったり、寿命が短くなったりするのは、犬にとって不幸なことです。

犬が健康で幸せに長生きするためには、適度な運動をさせてあげると共に、おやつや食事の与え過ぎに注意しなくてはいけません。おやつは、愛犬に必要な1日のエネルギー量の10%以内にとどめ、その分だけ食事の量を減らしましょう。

NG行動④しつけをしない

いたずらをするジャック・ラッセル・テリア

「愛犬には自由に、のびのびと暮らさせてあげたい」と思う飼い主さんは、愛犬にしつけは必要ないと考えるかもしれません。

でも、人間社会での適切な振る舞い方を知らない犬は、周囲の人たちにとって迷惑な存在になりかねません。どんなに飼い主さんに愛されていても、周囲の人たちには白い目で見られ、迷惑者扱いされてしまったら、その犬は幸せとは言えないでしょう。

ですから、どの犬にも最低限のしつけは必要です。決めた場所で排泄できることはもちろん、飼い主さんの「オスワリ」「フセ」「マテ」「オイデ」のコマンドに、いつでもどんな状況でも従えるようにしましょう。

犬は賢い動物ですが、しつけを覚えるまでそれなりの時間がかかります。「面倒くさい」と投げ出さずに、根気よく教えることが重要です。長い目で見て教えてあげれば、犬はきっと覚えます。

NG行動⑤間違った叱り方をする

叱られるミニチュア・ピンシャー

犬を大声で怒鳴ったり、叩いたりするのは間違った叱り方です。怒鳴ったり叩いたりして叱っても、何でそうされているのか、犬には分かりません。

そして、飼い主さんのことを「怖い人」「痛いことをする人」と考え、信頼関係が崩れてしまう可能性があります。本来なら一番信頼し、安心できる存在であるはずの飼い主さんが、恐怖の対象になってしまうなんて、犬には不幸なことです。

犬には、ほめて正しい行動を教えるのが基本です。どうしても叱らなくてはいけない場面では、怒鳴らずに「イケナイ」「ダメ」「ノー」などの一言を低い声できっぱりと言って叱りましょう。犬は数分前、数時間前のことを叱られても、何を叱られているのか分からないので、望ましくない行動をしたときにすぐに叱らないと効果はありません。

また、飛びつきや要求吠えなど、飼い主さんの気を引こうとする行動に対しては、叱るのではなく無視で対応を。

まとめ

笑顔のゴールデン・レトリーバー

今回は、犬が不幸になってしまう飼い主のNG行動を5つご紹介しましたが、思い当たるものはありませんでしたか?もしあった場合は、今からでも行動を改めて、愛犬の幸せにつなげていきましょう。

ご紹介した以外にも、犬が不幸になってしまう飼い主さんのNG行動はあります。ご紹介した中には思い当たるものはなかったという人も安心せずに、本当の愛情とは何か、愛犬にとっての幸せとは何かを考えて行動するように心掛けましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 匿名

    社会化についてはブリーダーの問題もあります。
    繁殖に夢中にはなっても社会化を考えずに個々の檻に入れ、散歩も全くさせず、エサと水を与えてホームページに優良ブリーダーと言い放ち、高額で売る方から我が家の愛犬はやってきました。
    その段階で生後半年は過ぎていて、ライターさんのおっしゃる社会化を教える時期は過ぎていました。
    他にも保護犬なども含め、飼い主の元に生後わずかだったり、親犬などと過ごして社会化を学んだ犬ばかりではないので、NGと断言されても致し方ない場合もあることは理解し言葉を選んでほしいです
  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    この記事にかかれた事は全て犬にとって不幸にすることです。そしてほとんどの飼い主は最後の間違った叱り方をしていると思います、私自身そうなので。何故なら人は感情的に生きるためどうしても感情的になってしまうので最後の間違った叱り方をしてしまうのです。犬を幸せにしたければ人を捨てる覚悟を決めると言っても過言ではないでしょう。
    私も貴女方も今からでも遅くありません。犬を幸せにするために共に努力しましょう!
  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    この記事の先頭に記載された通り犬は飼い主が全てです。生かすも殺すも幸も不幸も全て飼い主によって決められるのです。犬を飼うなら生半可な覚悟で飼わないで下さい。犬が不幸になるだけです。また経済的余裕と時間の余裕も考えて下さい、生活が一変します。買う前にどのくらい出費がかかるか躾法は何が良いかなど調べてから買うと良いでしょう。犬が好きで買うのは構いませんが生物なのでもの扱い、擬人化扱いはしないで下さい、犬は犬と言う生命体なので
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