犬を飼いたいと思ったらやるべきこと

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犬を飼うという気持ちになったのはペットショップで可愛い子犬と目が合って一目惚れしちゃったから!それはとてもよく分かります。でも、あなたの家にほんとにその犬は合っていますか?どんな犬種なのか、どんな性格なのか、どのくらい大きくなるのか知っていますか? 私の経験を例にしながら、犬を飼うということについて書いてみました。

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どうしても犬が飼いたい

私は、もの心ついた頃から犬と暮らしていました。
実家では代変わりはしたものの、何匹かの犬とずっと一緒だったのです。
結婚して共働きの毎日、犬が欲しい、犬を飼いたという思いはだんだん募り、主人に相談したとき、こう言われました。
「毎日12時間以上お留守番させるんだよ。そんなの犬が可哀想でしょ?!」
その一言、今も胸に残っています。

実家は一戸建てで、犬は庭で自由にしていられましたが、我が家はマンション住まい。
朝早く家を出て、帰宅も夜の7時過ぎ。お散歩に行く暇もありません。
確かに主人の言うことはもっともだと思い、その時は犬を飼うのは諦めました。

そして何年か経ち、私はフルタイムの仕事を辞めました。
ようやく犬を飼うことのできる時間的、精神的余裕ができました。
今がチャンス!「ね、犬飼ってもいいでしょ?」
今度は主人も反対はしませんでした。

そこから、我が家のワンコ選びが始まったのです。

寝ている子犬

犬を飼いたいと思ったときの準備

どんな犬種にするの?

犬を飼うと決めたら、次にどんな犬にするかを主人と二人で相談することから始まりました。

まず、当然マンションの規定で飼える小型犬の中から、外見的好みで長頭種に絞りました。
実家で飼ったことのある犬種は、雑種、柴犬、シェルティでしたので、どちらかというと、愛玩犬よりは一緒に遊びまわれる活発な犬をイメージしていました。

次に、どんな犬種があるのか、まずペットショップへ見に行きました。そこで出会ったのがミニチュアダックスでした。実はそれまでは、あまりよくは知らない犬種でした。

犬種の特徴は?

そこでペットショップの店員さんに、ミニチュアダックスの特徴などを一通り聞いて、「ミニチュアダックスの本」を購入してその日は家に戻りました。
本を読んでみて、ほぼ私たちの希望通りの犬であることが分かりました。

  • 長頭犬であること
  • トリミング(カット)が不要であること
  • 活発で遊び好きであること
  • 成犬でも5kg程度の抱きかかえられる大きさであること
  • 表情が豊かで、人間の言葉をよく理解できる犬であること

もうこれで犬種はダックスに決定!
ただ、

  • マイナス面としては、ヘルニアに注意。よく吠える。

というのはありましたが、そこはあまり気になりませんでした。

購入する先は?

さあ、そこからが主人の出番です。
ネットで「ダックス」「ブリーダー」を片端から検索していき、関東近辺、我が家からそれほど遠くない場所のブリーダーを2,3か所ピックアップしてくれました。

そして電話で2か所のブリーダーに見学予約を取り、まず1か所に見学に行きました。
我が家は、初めからペットショップで購入する気はありませんでした。ペットショップに並ぶ子犬たちの多くは、1か月前後で親兄弟から離されてショーウインドーに並びます。
子犬にとって大切な「社会性」を学ぶ前に一人ぼっちにされてしまうのです。
また、「親」がどんな環境で飼育されているか、それを確かめたくて直接ブリーダーのところへ足を運ぶことにしました。

最近でこそ、よくニュースにもなりますが、劣悪な環境で飼育された親犬から生まれた子犬を飼うのは絶対に嫌でした。
その子犬が嫌なのではなく、一生ゲージに閉じ込められてただ子犬を産まされるだけの環境で「命」を飼育する、それを商売にするようなブリーダーからは購入したくないと思っていました。

我が家が最初に訪ねて行ったブリーダーは、「え?ここ?」と思うようなごく普通の一軒家でした。1犬種のみ、ダックス専門のブリーダーです。
自分のペットのような感じで家の中で放し飼いをしているということでした。
この家の中に十数匹、わしゃわしゃとダックスがいるの?と最初は面食らいました。

まず会わせてくれたのは、母犬。かなり華奢で小ぶりのブラックアンドタン(ブラタン)でした。そして次に連れてきてくれたのが生後1か月くらいの4匹兄弟姉妹でした。

子犬たち

ブリーダーの見分け方

ダックスには様々なカラーがあります。ただ、一番オーソドックスなのがブラタンかレッドです。珍しいカラーは高値で取引されますが、珍しいカラーであればあるほど、劣性遺伝子を持つことが多く、特別な病気には要注意です。
決して交配させてはいけないカラー同士というものがあります。知識をもたずに、または知っていても利益優先で交配させて、病弱な子犬を産ませるようなブリーダーもいます。
きちんとしたブリーダーは、何代も血統を遡って、知識を持ったうえで交配をさせています。

私はある程度調べた上ではありましたが、しょせん素人です。
犬のことはよく分かりません。見ただけで、この犬に問題があるかどうかなんて判るはずがありません。

ただ! 人を見ることはできます。

初めて話をしたのに、親犬と子犬を見せてもらって、受け渡し前までの躾やアフターフォローのことを聞いて、このブリーダーなら信用できる!そう思ったのです。

なにより、売りっぱなしではない、というのが一番の安心点でした。ブリーダー主催のファミリー会というのがあり、巣立った犬たちとその飼い主さんとの集まりで、みんなダックスを通じてお友達になれるのです。
もし粗悪な犬をブリーディングしているようなブリーダーだったら、十数年も飼い主と付き合うことができる訳がありません。
本当は、他の犬舎も見学予約していたのですが、もう十分でした。
この人から買いたい、いや、この人が育てたダックスを譲ってもらいたい、と思ったのです。
そして子犬の可愛いこと、可愛いこと。このまま連れて帰りたい!と思いました。

じゃあ、すぐ連れ帰ったかって?
いやいや!
愛犬保護法では2か月に満たない子犬を販売してはいけない、となっています。
群れで暮らす犬たちは、子犬の頃に親兄弟と一緒に過ごすことで社会性を身につけます。噛んだらどれくらい痛いか、などと身をもって知ることになるのです。
まだこの子は生後1か月半にも満たない子犬。しっかり親犬に躾をしてもらわねば!

そうして、お迎えまでの2週間、親犬からの躾と、ブリーダーさんのトイレトレーニングやクレートトレーニングをしてもらうこととなったのです。

迎える準備~必要なもの

2週間の間にしっかりお迎えの準備をすることにしました。
事前に本を読んではいましたが、加えてブリーダーさんからメールでアドバイスをもらい大変助かりました。

まず、子犬のうちは、絶対に家の中で放し飼いにしてはいけません。広すぎる場所は犬自身不安になるし、なんといっても家中のあちこちで粗相されるのを避けられます。

トイレシーン

まず居場所であるサークルを用意。その中にトイレと寝床を設置します。
(犬舎で)食べなれているフードや、給水器。キャリーバッグにリードや首輪も購入しました。
そして滑らないようにフローリングにはラグやカーペットを敷きました。
ハードタイプのクレートも必要です。
これは、小さい頃からクレートに入る習慣をつけておくことで、災害時の避難所などでも大人しくしていることができるためです。

犬を飼いたい時に注意したい10つのこと

ダックスのような小型犬は、15年くらいが寿命です。15年間毎日「命」のお世話をすることになります。我が家でのお世話とは以下のようなことです。

  • 毎日の食事(手作り食)
  • 毎日の散歩
  • 毎日トイレの始末
  • 毎日ブラッシングと歯磨き
  • 2週間に1度、家でのシャンプー
  • 2か月に1度、トリミング

子犬を飼うということは「育てる」ということです。当然、時間もお金もかかります。

1.お金のこと

生きている限り、食費も医療費もかかります。予防薬の薬代もかかります。
予期せぬ病気や怪我で、多額の医療費がかかることもあります。
老犬になって痴呆になることもあります。

2.散歩のこと

運動量の多い犬種は、散歩や一緒に遊ぶ時間を沢山とる必要があります。

3.そのわんちゃんについて

想像以上に大きく育ってしまったり、性格が飼い主の生活ペースと合わない、ということがないよう、犬種の特徴を事前によく調べる必要があります。

4.吠えについて

犬なので吠えます。吠えても近所迷惑にならない躾と工夫が必要です。

5.子犬のイタズラ

子犬のうちは、大切な家具を傷つけたり、壁や電気コードを齧ったりなどの被害が起きることもあります。

6.人を噛む心配

(訓練された犬は別として)犬に「絶対大丈夫」はありません。
噛むかもしれない、という前提のもと人と接する必要があります。

7.温度管理

室内犬のお留守番の際、夏場はクーラーをつけっぱなしにするため電気代がかさみます。

8.長期間留守にする時のこと

長期旅行の時など、ペットホテルに預けることになると費用がかかります。
預かってくれる犬友を作るとなにかと安心です。

9.災害時

万が一、災害が起きた時、避難所で迷惑のかからないような躾が必要です。
また、避難所に入れない場合のことも考慮する必要があります。

10.飼い主の健康

自分の健康が損なわれ、犬の世話ができなくなる可能性もあります。

まとめ

老犬

子犬から飼い始める時は、10年なり15年後、飼い主自身の生活や年齢のことなど、自分の生活ペースに合っているかを考える必要があります。
また、上に挙げたように、「世話をする」時間と費用がかかる、ということをしっかりと頭にいれておく必要があるのです。
ワンコたちは、一人で勝手に散歩に行くことも、コンビニでおにぎり買って食事を済ますこともできません。
そして、具合が悪くても、言葉で伝えてくれるわけでもありません。普段と様子が違うかどうかは、飼い主にしか分かりません。
1年365日、いつも飼い主が見てあげる必要があるのです。

15年間、責任を持って世話をし、そして最期まで看取ってあげる覚悟をもつことが「犬を飼う」ということなのだと思います。
あなたとその犬の幸せの為にも、是非一度冷静に考える時間を持ってください。それでも飼いたい、と思えたら、愛犬との素晴らしい生活が始まるはずです。

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