1.幸せだなぁ!
犬は心が穏やかで幸せを感じているとき、穏やかに目を細めることがあります。このときに口角が上がり口を開けることもあるため、まるでニッコリと笑顔になっているように見えるのです。
犬は笑顔になるのか
犬は笑顔のような表情になることがありますが、幸せなときに笑顔を作る動物は限られているので、犬の場合は正確に言うと人間の笑顔とは違います。古代から人間と共生してきた犬は人間と意思疎通ができた方が有利だったため、長い時間の中で表情筋が豊かになり人間と似たような表情ができるようになったと言われています。
2.怒らないで…
相手の目を凝視することは、犬にとって敵意を表すボディランゲージです。犬は自分に敵意がないことを伝えるために、相手が興奮していたり自分よりも強そうだと感じたりしたときには、目を細めて「怒らないで」「落ち着いて」とアピールします。飼い主さんに叱られてしまったときに目を細めることも多いですね。
3.緊張するなぁ…
犬は知らない人や犬がいたときや恐怖を感じたときなど、緊張したときに目を細めることがあります。これは「怒らないで」のときと似たような心持ちなのですが、緊張しているときは身体もこわばり気味でどこか不安そうな表情になります。また、緊張しているときは目をショボショボさせたり息がハァハァと荒くなったりすることもあります。
4.何て言ってるの?
犬はたくさんの単語を覚えることができますが、長い文章を深く理解することはできません。しかし、飼い主さんが何か話しかけてきたときには一生懸命理解しようとします。飼い主さんは犬の目を見ながら話しかけることが多いので、「とりあえず自分には敵意はないよ」という表現として目を細めて話を聞くことがあります。首をかしげながら一生懸命話を聞いている姿はとても可愛いですね。
5.満足してウットリ
犬の睡眠は浅い
犬は1日の中で浅い睡眠を繰り返します。成犬の睡眠時間が12時間~15時間ほどと長いのは、人間と違って深い眠りの時間が短いためです。
居眠りしてしまうことも
犬はごはんや散歩の後など、満足したときには目を細めてウットリとまどろむことも多いです。知らないうちにまぶたが閉じていき、時にはガクッと寝落ちしてしまうことも。犬が目を細めてウトウトしているということは、それだけ安心しているということですね。
まとめ
犬が目を細めているときの気持ちは、
- 幸せを感じている
- 自分に敵意はないと伝えている
- 緊張している
- 言葉を聞き取っている
- 満足してウットリしている
などが考えられます。
犬の表情はとても豊かで、人間と似通った表情をします。特に犬の目には感情がよく表れるので、目の様子を観察すると犬の気持ちを読み取るヒントとなるでしょう。
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50代以上 男性 匿名