犬の耳掃除「自宅ではやらない」が主流?

犬の耳掃除「自宅ではやらない」が主流?

愛犬の耳掃除はご自宅でされていますか?多くの犬が苦手と感じる耳掃除。なかなか上手くいかず動物病院やサロンにお世話になっている飼い主さんも少なくないと思います。最近では、犬の耳掃除は自宅ではやらない方がいいという話も耳にしますが、犬の耳掃除を自宅でやらない方がいい理由とは何なんでしょうか?

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犬の耳掃除は必要?

獣医さんに耳を診てもらっている犬

犬は耳トラブルが多い?

犬の耳の構造は、外耳、外耳道、鼓膜、中耳、内耳の5つの部分に分けられています。人間の耳の構造と違う部分が外耳道。外耳道は鼓膜まで続いている耳の穴のことです。人間の場合は鼓膜まで真っすぐですが、犬の外耳道はL字に曲がっています。

そのため、水が入ってしまうと抜けづらく、また湿度の高い時期には非常に蒸れやすいためトラブルが多いと言われています。

耳トラブルが多い犬の特徴は?

垂れ耳の犬種は耳の中が蒸れやすく、どうしても耳トラブルが起きやすくなってしまいます。レトリバー系、コッカー・スパニエル、ビーグルなどは、湿度が高い時期には特に注意が必要です。その他、外耳道に毛が生えているトイプードルやミニチュア・シュナウザーも通気性の悪さから耳トラブルが起こりやすい犬種。また、皮膚が弱くアレルギー体質の個体が多い、フレンチブルドッグも要注意です。

犬の耳掃除は必要?

犬の耳の中はその構造から細菌が増えやすいため、定期的なお掃除が必要になる個体が多いでしょう。基本的には耳垢が溜まっていないか、ニオイはしていないかなど、愛犬の耳の中を小まめにチェックして、必要に応じてその都度掃除をするのがベストです。汚れていないのに必要以上にお掃除をすると、逆にトラブルに繋がってしまいます。梅雨時期など高温多湿な季節のときは怠らずにチェックしましょう。

犬の耳の汚れ具合は、耳トラブルを起こしやすい犬種は耳垢が溜まりやすいですし、季節の変化やお散歩の頻度やコースでも汚れ具合が違ってきます。トラブルに繋がる前に、しっかりケアをしたいところですが、ご自宅で本格的な耳掃除をするのはリスクもあるようです。

自宅で犬の耳掃除をするリスク

耳を拭いてもらっているダックスフンド

外耳炎を起こすリスク

ご自宅で耳の洗浄液を使用して耳掃掃除を行っている場合、飼い主さんが気づかないうちに外耳炎を発症させてしまう恐れがあります。

市販されている洗浄液は、アルコールや刺激の強い成分が含まれている物もあるため、耳垢がたまっていない健康な状態の耳を定期的に洗浄液で掃除したり、液体が耳の中に残ってしまったりすることで、慢性的な炎症を起こす引き金になってしまいます。

耳の粘膜はとても弱いので、炎症が起こりやすい場所でもあります。

耳の中を傷つけてしまう

人間が耳掃除をする際によく使用されるのが綿棒ですよね。犬の耳掃除にも、綿棒を使ってスッキリ綺麗に清潔を保ってあげたいと考える方もいらっしゃるかもしれませんね。綿棒を使用した犬の耳掃除は、耳の中を傷つけてしまいかねないので、リスクが伴います。

愛犬が嫌がって急に動いてしまう危険性はもちろん、見えない奥の方までグイグイと綿棒を入れてしまうと非常に危険です。そもそも、見える範囲の耳垢が取れたとしても、見えない奥の部分の耳垢は、綿棒で奥まで押し込んでしまうこともあります。そうなると、常に汚れが溜まったままで、慢性外耳炎になってしまう可能性もあります。

自宅で犬の耳掃除をする方法は?

飛ぶように走る耳の大きな犬

実際に、私自身も獣医さんから洗浄液を使用しての耳掃除や、綿棒を使用しての耳掃除は行わないようにと指示されたことがあります。

自宅で耳の奥まで掃除するのは難しい

洗浄液を使用しての耳掃除は、耳の中に洗浄液を注ぎ込み洗浄液が溜まった状態で耳の付け根をマッサージして汚れを浮かせ、犬が頭を振って液体を耳から出した後に汚れを拭き取るという方法になります。力加減が難しく、耳掃除自体を嫌がる犬が多いため危険ということで止められました。また、綿棒も上記に書いた理由と同じく、傷をつけてしまう危険性が高いためです。

自宅での耳掃除は「見える範囲だけ」

獣医さんによると、自宅で行う犬の耳掃除は「見える範囲で構わない」とのことでした。コットンや柔らかいガーゼなどの布、また市販の耳を掃除するシートを指に巻き、見える範囲、また指が入る部分まで優しく拭いて、汚れや溜まった耳垢を取り除きます。耳介の部分も綺麗に拭いてあげると良いでしょう。

基本的に犬の耳には自浄作用が備わっているといわれ、耳が健康な状態であれば、頻繁な掃除は必要ないようです。耳垢が溜まりやすく、定期的な耳掃除が必要になる子がいることや、湿度が高い季節になることによって耳垢が溜まりやすくなるのも事実ですが、いずれにしても自宅で耳の奥までは掃除しない方が無難です。

飼い主さんは、小まめに愛犬の耳の中をチェックして、いつもと違う様子があれば獣医さんに相談するのが一番だと思います。耳垢が溜まりやすくなった、また耳の中で何らかの炎症が起こると日頃とは違うニオイがしてきますので、そんな症状がみられたら動物病院で診てもらいましょう。

まとめ

ボストンテリアの鼻から上のアップ

我が家の愛犬は4歳のフレンチブルドッグですが、1歳の頃から、たまに耳を痒がります。我が家の場合は、湿気よりもアレルギー体質のため出ている症状のようですが、寒い季節に痒がることが多いようです。痒がりだすと、やはり耳垢も溜まりやすくなりますが、自宅では耳の奥まで掃除することはありません。2週に1度、サロンで耳掃除をしてもらい、痒みが強そうなときだけは点耳薬を使用します。

獣医さんとサロンのスタッフさんと相談した結果、この対応をとっていますが、少しずつ痒がる頻度や耳垢が減ってきているように思います。ご自宅で行う耳掃除は危険が伴うものでもあります。自己流で行わず、獣医さんやプロの方に相談してくださいね。

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