ごはんを横取りするのは秩序がないから?
多頭飼いはご飯の横取りに注意
多頭飼いされているご家庭は、1頭の愛犬と暮らしていて、あまりの可愛らしさから「もう1頭迎えたい!」また「愛犬に仲良しのお友達が欲しい!」などの気持ちから多頭飼いをスタートさせることかと思います。
大の犬好きであれば、複数頭の犬に囲まれての生活は、楽しさや幸せが増えるとともに、その反面、出費もかさみますし、ケアするための時間やお散歩量、ちょっとしたトラブルが増すのも事実。多頭飼いの場合、「犬同士のごはんの横取り」という問題点も出てきます。
ごはんに関するしつけは大切
愛犬同士のご飯のときの関係性は、その後のしつけに影響を与えるものでもあります。ご飯の横取りはもちろん、犬同士でケンカをするのは、群れの仲間である家族全員を含めた関係性の秩序が出来上がっていない可能性も。
新しい家族として、もう1頭犬を迎え入れたのであれば、先住犬との上下関係をはっきりさせておくことが大切です。あとから迎えた犬を可愛がり、先住犬を「先輩」として扱うことなく過ごしたり、仲良くなってもらいたいあまり、同等に扱ったりしてしまうと、犬同士の仲が悪くなってしまうこともありえます。
本気のケンカに発展してしまうと、体格差があった場合には大怪我に繋がる可能性も。愛犬同士をそんな危険性から遠ざけるためにも、食事に関するしつけは大切なものになってきます。
他の犬のごはんを横取りする犬をしつける方法
ハウストレーニングをする
ケージやサークルなど「ハウス」となる物は、犬にとって「自分だけの安心できる場所」になります。多頭飼いであれば、頭数分用意して、個々の安心できる場所を与えてあげましょう。そして、その「ハウス」が犬にとってリラックスして過ごせる大好きな場所になるように、ハウストレーニングをすることをお勧めします。
それぞれの犬が「自分のハウス」でご飯を食べることができれば、落ち着いてゆっくりと食べることができますし、横取りされる心配もありません。
愛犬にハウススレーニングを行うことは、ご飯の横取りを防げるだけでなく、旅行や災害時の非難にも活躍するものになります。ハウスに少し苦手意識がある子でも、ご飯を食べる場所として認識してもらうことで、しつけがスムーズに行えることが多いです。
上下関係をはっきりさせる
多頭飼いされているご家庭では、数頭の犬のご飯を用意して、その後飼い主さんがその場を離れると、どちらかの犬が他の犬のご飯を横取りしてしまうことがあると思います。
あとから迎え入れた犬が、先住犬を上位の者と理解できていないケースや、体格のいい身体の大きな犬が、小さな犬のご飯を横取りするなどが考えられます。家族内で愛犬との信頼関係が出来上がってないうちや、しっかりしつけがされていない時期に、口で叱って教えてもなかなか止めてくれないでしょう。
食事は先住犬から
新しい犬を迎え入れたばかりの頃は、先住犬から先に食事を与えるようにしましょう。先住犬の食事が済んだら、新しい犬にご飯を与えてください。食事の順番を決めることで、新しい犬に「先住犬は自分より上の立場」と認識してもらうためです。
犬はもともと野生動物で、群れで生活をしていた歴史があります。群れでの生活は、立場が上の犬から食事をしていくものです。もし新入りの犬が、先住犬のごはんを横取りしようとするのであれば、「自分の方が上位である」と感じているはず。
飼い主さんがご飯の順番を守らせることで、犬同士の間に序列が出来上がり、互いの立場を認識し、きちんとご飯が食べられるようになるはずです。
多頭飼いの食事で注意したいこと
愛犬ごとに専用のフードボウルを用意する
先住犬から順番にご飯を与えるのであれば、「食器はひとつでも…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、犬は意外と神経質な個体もいるので、1頭につき1個ずつ、専用のフードボウルを用意してあげましょう。ひとつのフードボウルを使い回ししていると、敏感な子はご飯を食べられなくなってしまうことがあります。
まとめ
ご飯を横取りしてしまう犬には、つい口で叱って止めさせたくなりますが、基本的には他の犬との関係性をしっかりと教えてあげることが重要なようです。多頭飼いの場合、個体ごとの性格や個性、年齢や健康状態などでご飯に対して気を配ることも多くなると思います。食事の際は1頭ずつ見守ってあげてください。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
40代 女性 來琉未來未
普段は2人共 仲良しだし、後輩わん仔の悪戯を お仕置きして暫くケージに入れたら いつも先輩わん仔は、後輩わん仔を心配そうにケージ前に寄り添って、後輩わん仔が出て来るのを ずっと待ってたり、後輩わん仔を玄関内に放り出してドアを閉めた時も同じ様に、後輩わん仔か気になる様でドア前で「クンクン」鳴きながら私の顔を観る仕草したりと凄く後輩わん仔に優しいんですが、今回ばかりは余っ程自分の豚の鼻を盗られた事が悔しかったかの鳴き方をしたのは、昔から何頭も犬を育てて来た私に したら、こんな思いを犬でも するんだと始めて知り、また勉強に なりました。笑
本当に人間と同じ様に犬にも感情が在って、全く人間の子供と同じ様なモノなんですね。笑
犬は本当に本当に愛しいです。笑