犬の運動は『散歩』だけで大丈夫なの?

【獣医師監修】犬の運動は『散歩』だけで大丈夫なの?

みなさんの愛犬は普段どの程度運動をしていますか?犬の運動は散歩だけで十分なのか?どのような運動が必要なのか?犬の健康を守るためにぜひ知っておいてください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬にとっての運動の必要性

斜め上を見るコッカースパニエルの子犬

適度な運動は、犬の心身の健康を守るものとして欠かすことのできないとても大切なものです。運動不足になると筋力が低下して、関節に負担がかかって足腰が弱ってしまいます。

また、筋力低下によって基礎代謝が減り、太りやすい体質にもなってしまうと考えられます。肥満傾向になると食事量を抑えてもなかなか痩せにくくなってしまうので、肥満解消のためには運動を継続して筋力をつけることも必要となるのです。

さらに肥満は様々な病気の原因にもなります。糖尿病や肝臓・心臓・呼吸器系疾患など、全身に影響を与えますし、ストレスも与えると言われています。運動は筋力・体力的なことだけでなく精神面にも関係するので、犬の心身の健康を維持するために散歩は必要不可欠だとされているのです。

犬の運動として最適な散歩時間

リードをくわえているジャックラッセルテリア

小型犬

チワワやトイプードル、マルチーズなどの小型犬は1日1回または2回、30分程度の散歩が目安だとされています。小型犬の中でも活動的でもっと運動したいというタイプもいると思いますが、小型犬の場合は足の骨が細いので、激しい運動や長時間の運動を繰り返すことで足腰に負担がかかる可能性があるので注意が必要です。

長時間のお散歩になる場合は、途中で休憩を挟んだり、激しく走ったりジャンプすることは控えさせるなどして、コントロールしてあげましょう。

中型犬(活動量の多い小型犬)

ボーダーコリーや柴犬、ビーグルなどの中型犬は1日2回、30分~1時間程度の散歩がおすすめ。また、小型犬の中でもジャックラッセルテリアなどのように、タフなタイプの犬種の場合もこれくらいの運動量が必要です。

特に活動量の多いボーダーコリーなどの場合は思い切り走らせることができるようにドッグランを利用したり、アジリティなどのドッグスポーツをさせたりするのもいいでしょう。

大型犬

ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバー、ドーベルマンなど、大型犬は1日2回1時間程度のお散歩をするといいでしょう。大型犬は体重が重いので足腰の関節に負担をかけないように、ゆっくりのんびり歩くのがおすすめです。

子犬・老犬

自力で歩ける老犬や、散歩を始めたばかりの子犬は1回を約10分を目安にして、1日に複数回外に出してあげるといいでしょう。この場合のお散歩は体力を使うためというよりも、足腰を鍛えたり、ストレス発散だったり・脳の活性化などにも効果的です。

散歩以外にもある!犬の運動や遊び

アジリティ中のボーダーコリー

アジリティ

アジリティはハードルやトンネルなどが組み込まれた犬の障害物走。様々な障害を効率よく素早くクリアしていくためには、犬と飼い主が一体となる必要があります。

指示を出す飼い主は犬のその日の健康状態や精神状態などをしっかりと把握し、呼吸を合わせなければなりません。アジリティに取り組むことでより多くのコミュニケーションを取るようになり、信頼関係を育むことができるとも言われています。

フリスビー

“フライングディスク”“ディスクドッグ”などとも言われるドッグスポーツ。投げたディスクをキャッチする距離を競うものや、決められた時間内にどれだけできるか回数を競うもの、音楽に合わせて様々な技を組み込みながら演技を行うものなどがあります。

トレッキング

山登り、トレッキングはどのようなタイプの犬でもできるスポーツのひとつ。体の大きさや体力に合わせて山や歩くコースを調整することで、体に負担をかけることなくしっかりと運動をすることができます。無理なく足腰を鍛えることができ、ゆったりとした長時間のお散歩にもなるので健康管理に最適です。

まとめ

散歩中の男性とエアデールテリア

犬の運動量に合わせた散歩時間目安を紹介しましたが、必要な散歩時間や運動量というのはとても個体差がありますし、その犬にとっても年齢や体調、季節によって異なるものです。そのため、自分の愛犬に適切な散歩時間はどれくらいかということをきちんと把握することが大切。

散歩中に何度も立ち止まってしまったり、散歩から帰ってきて呼吸がいつまでも整わなかったり、ぐったりした様子が見られる場合は運動量が多すぎる可能性がありますし、家で走り回ったりいたずらばかりを繰り返しているようであれば、運動不足なのかもしれません。そうした普段の様子から適切な運動量を見極めて、上手に散歩を調整してあげるようにしましょう。

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