犬に運動させてはいけない『NGタイミング』4選

【獣医師監修】犬に運動させてはいけない『NGタイミング』4選

犬にとって運動はとても重要です。肥満予防やストレス解消など、様々なメリットがあるからです。しかし、運動をするタイミングによっては、運動効果が低くなってしまったり、最悪の場合、死に至る危険性のあるタイミングもあります。今回は犬に運動させてはいけないNGタイミングをご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬に運動させてはいけないNGタイミング

道を散歩する女性と犬

犬にとって、散歩を含めた運動はとても大切です。運動をすることで、肥満やストレス解消など、様々なメリットが生まれるからです。しかし、そんな運動もタイミングによっては運動効果を低下させてしまったり、健康に悪影響を及ぼしたりする恐れがあります。

1.嘔吐や下痢をしているとき

嘔吐や下痢をしているときは、犬の体調が悪いときです。そのため、このタイミングで激しい運動をさせることは避けましょう。症状が悪化してしまう恐れがあります。

様子を見て元気があるようであれば、軽い散歩くらいならば連れて行っても大丈夫でしょう。しかし、散歩中も注意深く様子を見て、異変が生じたらすぐに家に帰るようにしましょう。そのため、あまり遠くまで散歩に行かない方が安心です。

2.食事の直後

ごはんを差し出されている犬

気を付けたいのが食事の直後の運動です。食事を摂って、体力を付けてから散歩に行こうと考える飼い主さんもいるかもしれませんが、実は食事直後の運動が最も危険です。

大型犬の場合、食事をすることで胃が拡張し、その状態のまま運動をしてしまうことで胃が捻れてしまう『胃拡張捻転症候群』、通称『胃捻転』を引き起こす恐れがあります。胃捻転に関しては、後ほど詳しくご紹介します。

また、大型犬でなくても、食事直後に運動することで胃に負担がかかりやすくなってしまうので、食事直後は避けるべきでしょう。

3.空腹時

食事の後に行ってはいけないのであれば、食事の前に行けばいいのかといえば、必ずしもそうとは限りません。やはり、空腹時に散歩に行ってしまうと、エネルギーが消耗された状態であるため、過剰に疲れやすくなります。

また、ダイエット中の犬の場合は特に避けるべきです。なぜならば、空腹時に運動しても、体が「あまりエネルギーを消耗しないようにしよう」と判断し、運動効果が低下してしまうからです。

では、どのタイミングで散歩に行くべきなのでしょうか。理想は食事をした後、1時間以上経ってからです。1時間ほど経つと、胃の中の食物も消化され、胃捻転のリスクが低下するからです。

4.ぐったりとして呼吸が荒いとき

ぐったりと横になっている柴犬

これは夏場に気を付けたいタイミングです。普段よりもぐったりとした様子を見せたり、常に「ハァハァ」と呼吸が荒くなっていたりする場合は、散歩を控えましょう。

このような症状が夏場に見られたならば、熱中症になっている恐れがあります。熱中症は意識が朦朧としてしまったり、最悪の場合、死に至ったりする危険性もあります。

無理に運動させようとはせず、まずはその異変に対して適切な対応を取りましょう。かかり付けの動物病院へ電話をし、判断を仰ぐのも1つの方法です。

特に食事直後の胃捻転には要注意!

一緒に散歩する二匹のラブラドールレトリーバー

先ほど『胃捻転』という言葉が出ました。この胃捻転とは、胃が拡張した状態で、胃が捻れてしまう症状を指します。この胃捻転が引き起こされると、お腹が膨らんだり、お腹を触られることを嫌がったりするなど、普段とは明らかに異なる様子を見せます。

この胃捻転は、胸の深い大型犬に多い症状として知られていますが、大型犬以外にもダックスフンドやペキニーズなど、中型犬や小型犬でも見られることがあります。すべての犬種が気を付けたい症状です。

症状を放置してしまうと、24時間以内に症状が急変し、最悪の場合、急死してしまう恐れがあるので、少しでも疑いがある場合はすぐに病院へ連れて行きましょう。

まとめ

犬と一緒に走る男性

いかがでしたでしょうか。散歩などの運動は、いつ行っても良いというわけではありません。特に、食事を摂った直後は避けるべきです。朝も食事前に散歩へ連れて行ったり、夜は夕飯を食べて1時間以上経ってから連れていったりするなど、タイミングを考えるようにしましょう。

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